局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

今日は着付け師

2011-08-07 21:03:31 | 着る
のこ一週間ほど前のこと、娘から私の携帯に写真付きのメールが来た。



「これに合うバッグある?」

んま! 美少女の浴衣姿。 娘のダンス友達のMちゃんである。ムスメは一緒にル★ネで彼女の浴衣選びを手伝った模様。

「まあ 何かしらあるよ」 手持ちの籠バッグや巾着などを思い浮かべながら返信。

「じゃ 貸してあげてくれる? それから今度の神宮の花火の日、着付けしてあげてよ」

6日の土曜日の午後は空く時間もあったので「いいよ」と返信。

そして昨日の午後のこと Mちゃんはこの時買った浴衣と帯とお土産のロールケーキを持って我が家に現れた。

「すみません お世話になります」

「今日デートなんだって」 と娘

「そうなんです 今日は勝負の日なんです」 とMちゃん

「じゃ、可愛くしようね~」と私

帯結びの種類を見せてそれにするか相談した。



「これが貝の口 オトコ結びだけど女の子が結んでもキリっとして粋だよ」



「あと これが文庫 これで羽を出せば蝶々結び まあ一般的で可愛いよね」

「私の普段の趣味だったら絶対貝の口なんです。でも今日は勝負の日ですからここは一般受けを狙って可愛い方でお願いします」←きっぱり。
(なんてわかりやすい)

で、着付けしましたよ。一度着せて帯もちょうど良い長さに結べたが、浴衣の衿の所に変な皺があったのがどうしても気に入らなくて、いったん脱いでもらってアイロンをかけて再度着付け。二度目は10分もかからず着付けできたのでMちゃんと娘に褒められた。

(聞くところによると 成人の日とかこういう花火の日って着物や浴衣を脱いじゃって着られないオジョーサンたちがなぜかホテルに出没してそのお助けをする着付け師ってのが準備されるらしいですね。いざとなったらその手のバイトができそうであるw)

と話を戻して

 着付け前

 着付け後

私はそれからちょっと出る用があって、娘が髪をセットしてバッグと下駄をコーディネートしたというできあがりまで見届けられなかったのだけど、娘によると非常に完成度の高い浴衣乙女ができあがったらしい。

このMちゃん 可愛いだけじゃなくてとても頭が良くておもしろい子である。ムスメのメールに返事もいちいちおもしろい。
例えば 「了解」って書くところが「了解すること山のごとし」などと返ってくるのである。くだらないっちゃくだらないがこういうセンスは好きである。
そしてMちゃん、実は大変な才媛。このほどめでたく国★に合格しているのである。霞が関に新風を起こしてもらいたい。

ホントに今の子って何もかも持ってる子はすべからく持ってるのね。ちなみにこの日ムスメはダンスイベントにダンサーの恰好で出かけていきましたとさ。 色気がないこと山のごとし・・・





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たまにはTV見て考えた

2011-08-06 23:27:10 | 様々な思い
66回目の広島の原爆の日だそうだ。

毎年この時期になるとメディアで特集が組まれるけど、やはり時間がたって、その経験者が亡くなっていくにつれだんだんと風化されてしまうのかなと思っていたけど、今年は違うような気がする。

それは3月の震災と福島の原発事故が及ぼした影響だと思う。天災とは言えあれだけの災害と、未だ収束の見えない放射能の恐怖。
戦争や原爆が過去のことと能天気に平和ボケしてた私たちにつきつけられた現実。 ここへきてまた過去を顧みて学ぶことがあるんじゃないかって考えるきっかけになるんじゃないかって思う人も多いと思う。

今日のNHKスペシャルは興味深かったですよ。
「原爆投下・いかされなかった極秘情報」日本陸軍は知っていた 迫るB29・警報鳴らず 勤労女学生に悲劇が・・・

陸軍の参謀本部が今までとらえたことのない特殊な信号コードをテニアン島のアメリカ軍の部隊でとらえて、それが秘密部隊ではないかとの情報を大本営の上部まで伝えていたこと、そしてそのコードの部隊が広島に原爆を落としたB29だったこと。そして実際に原爆を積んで飛んできた戦闘機以前に偵察機として先行機をとらえていたにも関わらず、それを知っていた軍上層部はなぜか空襲警報すら出さなかったこと。
そして広島に落とされた爆弾も陸軍上部は原子爆弾によるものと認めず、その三日後に長崎に同じコードを持つ戦闘機が日本上空に近づいてくるのを5時間前からとらえていたにもかかわらず 近くの基地があったにもかかわらず迎撃命令も出されなかったと。

軍上層部が知っていた記録も発見され、その事実を突き止めて上層部に伝えたという方たちの証言もあった。
広島の軍の施設で当時女学生で動員されていたのか?働いていた女性が 警報さえ出ていればもっと助かった人たちがたくさんいただろうにと語っていたのが印象的だった。

なぜ知らされなかったのか? そしてそれがなぜ隠ぺいされたのか? もっと知りたいところである。
しかし、震災後の政府の対応(その場限りの思いつき、現場の人の使い捨て)や原発事故の隠ぺい体質を考えると同情ばっかりしてられない。今の私たちだって同じような危機にさらされてるんじゃないかしらと思ってしまう。

その番組の最後のナレーション 「為政者の責任は重い」って言う一言が今の政府に対して言っているとしか思えなかった。(実際、結構皮肉っぽく作っている感じがしたのは私だけ? たまにはやるわね、NHKって思ったもの)
あんな人をトップに置く政党がこの時代に為政者であるってのが今の私たちの悲劇だと思うな。

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夜の蝉

2011-08-04 22:44:55 | 記憶の箱
オットは土曜日も終日仕事の代わりに 木曜の午後と金曜の午前中は休みをとるようにしている。
とは言うもののきっちり半日ずつはとれなくてふと気づくと3時くらいまで仕事をしてしまっているなんてこともありがちみたいだけど、いつもよりは早く帰ってくるのである。

週の半ばをちょっと超えて身体の疲れもたまってきた頃にちょっと空く時間にほっとするようだ。

今日は私が帰るより早く帰ってきていたのであわてて夕飯を作り 夕食後ゆっくりしてから9時頃に一緒に犬の散歩にでかけた。

近くには私立高校のグランドがあり、ちょっと低めのコンクリートの塀で囲まれている。
その塀の上にオットが蝉の幼虫を見つけた。

 わかりにくいですね。

今年は7月の半ばを過ぎてもなかなか蝉の声が聞かれず、どうしたのかな?と思っていたが、8月になってつい最近鳴き声を聞いた。
ウルサイと感じるくらいの夏もあるけど、なければないとなると、いよいよ東京の夏は蝉も住まなくなったのかと不安になることもあるもんだ。

この蝉も長い間地面の下で過ごして、健気に這い出して来たのだろうけど、この長い塀を伝ってちょうど良い木にたどりついて羽化できるのだろうか?
連れて帰って庭の木にでも放してやろうかとも思ったけど、無理な力がかかって死んじゃっても嫌だから放っておいたけど・・・


小学校時代 あの頃の夏休みってたんと宿題が出たもんだけど、お決まりは理科の自由研究ってのがあった。

それが結構大変で浮草の観察って郊外の田んぼに浮草を取りに行ったり、ぼうふらを取ってきて蚊になるのを待ったり、パンにカビを生やしてみたり 色々したもんだった。

ある夏 3年か4年くらいの時だったが、祖父が庭で今日見たような蝉の幼虫を拾ってきたことがあった。
茶の間の下で家族が集まってそれを羽化するのを見届けた夏の夜を思い出した。
結構教育ママだった母が 「ちょうどいいから観察してノートに書きなさいよ、自由研究になるわよ」と提案し(母もカビの生えたパンを部屋のあちこちにおかれるよりは良いと考えたのであろう)私と弟は蝉の変化を観察しながら、それをノートに写生したのであった。
今の子ならデジカメか携帯でとってすぐさまプリントして貼ればいいのだろうが、ムカシの小学生と言うのは今思うと何をやるにも手間暇がかかったものでありますね。

羽化するまで何時間かかったののだろうか?祖父母は寝てしまい、弟と私たちに付き合う母と三人で眠さをこらえながら変化があるたびにスケッチした。庭に開け放した縁側から入ってくる夜の風の涼しさと蚊取り線香の匂いが今でもよみがえる。

茶色の背中が割れてそこから透き通った羽がのぞき、たたまれていたそれがだんだんと伸びて今思うと初々しい蝉がその中から現れた瞬間。
子供なりに感激した瞬間だった。
夏の記憶っていうのはなぜか懐かしくてまぶたの奥を熱くさせる。






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壁に耳あり

2011-08-02 01:37:43 | 日々の生活
ムスメとバーゲンに行った。
サ★エーイン★ーナ★ョナルというアパレルグループのところ おおむね若い子向きだけど選べば着られます。

服は70% 靴やバッグなどの雑貨は80%オフである。 今季ものなのに安いわ~と喜ぶべきかと言えばそうでもなくて、だいたい元のプロパー値段が高すぎる気がするのよね。made in chinaって縫製で素材もそう良いわけでもないブラウスやパンツが20000円近いってどういうこと?と内心私は疑問なのである。 最初から70%オフとは言わないまでも半額くらいで売るのを想定しているとしか思えないのである。
スーパーの冷凍食品みたいなもんですね。

とは言うものの 夏物って消耗が激しいし、たまには今季もののアイテムを投入して去年までの手持ちを活性化させるのも必要なんですよね。

ってことでベージュのマーメイドスカートとベージュのシフォンに黒レースのくっついたブラウス 麻のショール一枚 大き目籠バッグ(やはり黒レースで囲ってあるやつ)を買った。
ムスメは次に予定があるから 悪いけど入金しといてとちゃっかり会場をあとにして 残された私はふと気づいたら会計する列が気の遠くなるほど連なっているのを発見したのであった。

あ~あとため息をつきつつその列に並んで長丁場になるのを覚悟で読書しようと手持ちの文庫本を取り出した。

が、集中できないのである。後ろのOL二人組がうるさくて・・・

ちら見したところ推定around30くらいの二人連れであった。それがあたりをはばからない声でずっと会社の同僚の噂 TVやタレントの話 オトコの好みなど話しているのである。
だいたい人のうわさってのは悪口となりがちだが この二人のもそのパターンであった。毒舌、しかしキレがなくしかも独りよがり(じゃ、聞くなよ だけど
そしてTV番組やタレントの話 私はお笑い系はほとんどわからないのだが、やはり通りいっぺんの解説と2chあたりで仕入れてきたらしき知識をさも事情通のように高らかに語っていた。
だいたい二人で並んでしゃべっているのだからあたりに聞こえるような声で話さなくても聞こえるだろうにあそこまで大きな声で話すのは 周りに自分をアピールしようとしている意図も感じられた。
別にあんたたちのしゃべりを聞いて誰も面白がったり興味をひかれないだろうに(と言いながら聞いてた私

二人とも一人暮らしらしいけどアナログTVの対応をしたのが放送終了当日なんだったらしい。あれだけ前からアナウンスされてたのにどうしてそこまで引き延ばすかね? だいたいアナログ放送終了時にあっこにおまかせを見ていた独身OLってのもなかなかその生活の大半が想像できるではないだろうか。一人暮らしの所に電気屋を呼ぶのがちょっと怖いとか言ってたけど、あなたたちなら大丈夫そんな心配ないよと肩をたたいて言ってあげたかったワタシ。

そして一人が 自分がいかに50歳くらいのおじさんに人気があるか を語り始めた。
「家の会社のおじさんたちって私と飲みに行きたくてしょうがないのよね~」「はっきり誘えばいいのに 00さんが飲みたいって言ってたよって××さんが言うと ××さんは○○さんが飲みたいって言ってたよって言うのよ」「自分じゃ思い切って誘えないのかな~?」「おじさんってそんなに若い子と飲みたいのかな~~?」

50歳くらいのおじさんと言えば家のオットもそうだけどさ。
オットの職場もこの二人くらいの女性はたくさんいる。節目節目で飲み会もしばしば。
しかしオットとその他のおじさんの代弁をして言いたかった。
おじさん(オット)は別にあんたたちと飲みたかないんだよ。職場の潤滑のために仕方なく飲み会ってものに参加してるってことの方が多いんじゃないだろうか? オットは最近飲み会というと最初の乾杯だけしてお金だけ多めに置いてさっさと帰ってくることにしているらしい。
「家に帰って身体休めてのんびりしたほうがよっぽどいい」そうな。

よっぽど魅力的で話してて面白い若い子だったら話は別だろうけどさ。おじさんだったらあまねく若い子が好きってわけじゃなく、自分が気に入られていると思いこむのは傲慢である。

読書はできなかったし、この二人(特にうるさかったのはデカい方)の無神経な会話にいらついた待ち時間であった。
別れ際にしっかり後ろを向いて二人を観察したが、デカい方は漫才の阪神巨人の巨人にボブのかつらを乗っけたような子であった。

毒吐きごめんあそべ 








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