トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*辛抱忍房頓坊

2011-08-15 | 小人閑居して憮然

     撫で見ればギプスの中で細る脚ゆびで探れば垢はよじれる

     よろけてもたたらを踏めぬ杖の身は一歩一歩とただ運ぶのみ

     街灯に惑う蛾の影見つめつつ深夜の窓辺眠れぬ我は

     風呂恋しギプスの中をまさぐれば垢は積りてひび割れ剥がる