トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

健闘でも従来通り…

2017-07-15 | 小人閑居して憮然
 前回、三日月池で捕獲しそこなったウシガエルの片割れ、今日こそはと「捲土重来」立ち入ってみたのだが、結果は無様な連敗。「二匹目のドジョウ」ならぬ「二匹目のウシガエル」は到着時に大きな波紋を生じさせていたから、まだ間違いなく居ついているのだが健闘しても従来通りの敗退。

 最終ミッションの心算で準備万端、翌日は降雨の予報を確認し、また腹をもくくって作業したのにウシガエルの腹さえ見る事は出来なかった。本当に本当に首を括って完了する予定だったのに…。
 排水に1時間費やし、特製の鬼熊手でウシガエルのお肉まで突き刺す勢いで1時間、泥を搔き曳いてみたものの発見が出来なかったのだ。
 泥中では呼吸もそうは続くまいと踏んだのだが、結局は小生の方が息切れし、踏んだり蹴ったりの目に遭わされてしまった。たかだかウシガエルと思っていたが、実態はヌシガエルに近づきつつある。

 今回の水抜きでオタマジャクシが多数いる事が分かった。頭部が爪の大きさなのでヌマガエルやモリアオガエルとは思えない。これがウシガエルのオタマジャクシなら池を干し上げるしかないが、その前に成体だけは捕獲しておかなくてはならぬ。干し上げる途中で移動などされたら更に厄介だ。

 作業に先立ち、放置したままの置き竿を回収したところ、一本だけ釣り針が無くなっている。テグスの先端はカールしているから強い力が加わったと推測した。次の作戦は、新たな置き竿とカニ籠にバッタを放ち、生き餌で誘惑する心算である。まあ、誘惑など苦手な田舎育ちなものでガールハントなど無経験、カエルハントが成功するかどうか分からない。
 よって今夜から、コニーフランシスの「ボーイハント」を子守唄代わりイメージトレーニングしつつアドレナリンを蓄積する…。
 
 まあ、世間は高齢者の恋愛花盛りと聞くが、小生の居場所は姥さえおらぬ「姥捨て山」で世間とは遠く、三途の河原の隣地だから、方向はだいぶ違って「捲土重来」適う訳もなし・・・。悔しいのは度重なる失敗に「ウシシ、ウシシ」とほくそ笑んでいるウシガエルがいる事だ。

              水抜き完了   ➡    ひっかけ具の鬼熊手