
故郷は豪雪地帯で、既に11月に初雪積雪をみた。周囲の山並や里山の彩りは俗に言う「三段染め」で晩秋の頃に帰省すると懐かしさの極致だ。
遠くの山腹に炭焼きの煙がたなびいているさまは今でも懐かしい。
フイールドはここ数日、落葉が盛んになった。林床の落葉掻きをしても翌日には落葉掻きの痕跡も無い。葉の落ちる事しきりで雨脚の様に耳に届く。曇天だと「雨か?」とばかり手のひらを差し出し天を見上げるのだ。
子どもの頃の記憶にある合唱曲の一節「水は天からもらい水」とか「母こそは命の泉」などの題名は何だったのだろう。既に一節しか記憶になくなって、ヴォーチェ・アンジェリカのコーラスだったかどうか。青春期、おおいに癒されたコーラスだった。
この頃は情感を溢れさせ聴かせてくれる歌い手はいなくなってしまった。「大ヒット曲」と大騒ぎしていても屁もでない。浅く広く商業化の賜物か知らぬが、正直なところアーチストなどと持ち上げてほしくない。小生的には「違うだろー!」だが、世間様はこんな意見に屁も出ないか。まあ、「年寄り」に間違いは無いので、偏屈かつ屁理屈の極致でいいのだ…。