
カエルの種類も異なるし「いつもとは異なる産卵場所」を両種が選んだ理由は分かるはずも無いけれど、奇妙な一致としか思えなかった。
たまたまボーイスカウトの一団が活動に来ており開始前の短時間、団員を借りて卵塊を見せ触らせた。どの児童も積極的に触れようとはせず「気持ち悪い」と言うのが大方の意見だった。それでも最終的には全員が触れることが出来たのだった。それを見て、まだ山に帰らず塩ビ管の中にいた一匹を水流で押し流し捕獲、それとアカハライモリも一緒に一同諸君に触らせてみた。全員が初めて見たし触ったしと、まあ、目出度しの結果であったのだ。
紹介した個体は腹部がげっそりとしていたからメスに間違いが無い。まだ周囲に鳴き声がするから産卵する個体がいるのかどうか。昨晩から今朝にかけ産卵した量は例年より少ないから期待しよう。
さて、いつもの事ながら「気持ち悪い!」と言う感覚の子どもたちが増えているのは情けないというより社会の将来が危ぶまれる感覚になる。
