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そこで待ち時間を活用し隣り沢の吐水口まで歩き吐水の実際を見る事にした。今まで強制排砂は多く行ってはいても吐水口での確認はしたことが無く、電話で吐水口の様子を頼んで知らせてもらった事はあるものの、これは吐水口近くで会友が所在ない時間を過ごしている時に限られる。
だからこそ強制排砂の終了は吐水口の水色で決めたのでは無く「強制送水時間」で区切りをつけていた。ケータイのカウントダウンタイマーを使って45分あるいは30分程度ポンプで圧送水する事で排砂を完了した事にしていたのだ。今回、吐水口の様子を観察するのは初めてで、強制送水を始めてから20分後に到着、まだ泥水が出ている。40分後も泥水の濁りは薄くならず50分後にようやく濁りが薄くなったのを感じて取水地へ戻った。そんなかやで1時間以上の強制送水は久しぶりなのだった。
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思い返せば前回の強制送水は昨年の10月で5カ月を経過している。これだけ長期間、強制送水を実施しなくて済んだのは二重透水壁を設置した結果であるのは間違いないけれど、その結果長期にわたり排砂作業を行わずに済んだ事が微粒子の沈殿固着を招いてしまったであろう事は間違いないだろう。1時間もポンプ圧送してようやく水が澄み始めたという事がその証左である。
大概、エンジンポンプによる圧送を終えた直後から、何の加減なのか一旦は水が止まり回復は翌日になることが多いのだけれど、今回は順調に吐水していて流量も戻っている。念のため15ℓのバケツ満杯になる時間を計ったら40秒だった。補正すると毎分22ℓ程度の吐水量となる。最大吐水量は26ℓなのでやや不足だけれど翌日の吐水量が回復時の基本データ値なので翌日も測定するが22ℓあれば底を露わにした二つ池も一晩で潤うだろう。
この時期、ニホンアカガエルとヒキガエルはオタマジャクシだし、シュレーゲルアオガエルは繁殖期に入った。カワセミも番いで姿を見せ始めたから水切れは何としても防ぎたい。つらつら考えると自発的に活動している様に見えても、何のことはないカエルやメダカに雇われ水番しているようなもので自転車操業の水商売はコロナ禍でも大繁盛しているわい。
※ 翌日の吐水量測定は25ℓ/分だった。ポンプ圧力を最後だけ5分程度上げて送水すれば26ℓに届いたかもしれないが、既に送水チュープはパンパンだったから破裂させては元も子も無い。欲はかくまい嘆くまい。これが水番の通る道。