トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

災の河原の砂礫掘りはもう嫌!

2025-01-14 | 小人閑居して憮然

 意を決して臨んだ災の河原の取水堰発掘作業だが一向にらちが明かない。拉致が明かないのは拉致被害者家族も同じだけれど小生の件は人権問題では無いので世間様も行政様も関心は皆無だ。そこで溜息粛々昼砂礫を掘るのだけれど単純重作業はつまらない事おびただしい。結局はちょくちょくと小休みを入れながら続けているけれど、その小休みに気分転換のために上流部の流木ダムに寄ってみた。ダムとは言え水は無く砂礫が満杯になった沢である。先端の狭小部は抜根され倒れた大木に多くの流木が絡まり高さは3mほどに積み上がっている。これは昨年8月末の台風10号による集中豪雨の結果だ。決壊によって被害が出るやもしれないので取水堰の掘り出しも含め行政に流木ダムの撤去をも伝え現場視察まで来たものの音沙汰無しで今に至る。

 上流部に立って貯留された砂礫の河原を眺めると既に林の中に流入せんばかりの高さになってしまった。このまま放置すれば増水時には林内に濁流が流れ込み取水堰の在る河床を直撃する。こうなると流路のコントロール、河床安定化作業など意味をなさなく成ろうから砂礫掘りを中断して流木ダムからの水路を創造しなければならないと思えた。まあ、部分最適化の総体が全体最適化であろうと思えば、たとえ砂礫掘りにウンザリして浮気心を出したとて責められる理由は露ほども無いだろう。つまりは全て我が身で処理せねばならない範疇なのだ。

 そうなるとチェーンソーを整備しなくてはならない。分解整備にエアーコンプレッサーは必需品なのだが拠点の発電機は燃料を抜かず使いっぱなしにされた結果、始動できなくなっているままだ。コンプレサーを拠点まで取りに行けば自宅で整備できるけれど帰路、立ち寄るのも面倒でエアーブラシ抜きで整備する事にした。しかしこれが間違いのもとで細かい部分まで入り込んだ油にまみれた切粉は排除し難い。それでも昼食前で日当たりのある時間だったから何とか根気よく清掃・整備出来たのだった。ソーチェーンを新品に変えようかと思ったけれど新品は立枯れの大径木伐採までお預けとして砂礫混じりの倒木ダムには研磨した古刃で対処する。室内や庭の掃除はやる気が無いけれど、こういう掃除は面白い。故にお化け屋敷と化す我が苫屋なのであった。