周囲に一本だけしかなかった母樹は既に根元から刈り払われて消えてしまったものの、その前に刺し穂で作った苗木がここ数年、開花するようになっている。今期も立ち寄ってみたら蕾を付けていたけれど、草地に定植した株は寒さと言うか霜に当たって葉が委縮している。灌木の中に定植した苗木の葉は傷んではいない。ミツマタは常緑樹ではない落葉樹だったと思うが未だ落葉もせず緑のままである。
ミツマタを植えても和紙の原料にする訳でも無く開花しても早春の蜜源や花粉源になるかどうかも知らない小生ではあるが花の少ない季節に野生の草本や木本の花が増えるのは環境にとっては好ましい事だろうと植え付けたミツマタなのである。でも大変残念なことに、世間では「残念な生き物」なんて流行があるようなのだが小生、孤爺、ミツマタどころかフタマタも経験がない。今からでは時すでに「遅かりし由良之助・・・」なのである。だからこそ金運も無かった訳で高年齢低年金、貯蓄は金二つだけで生きておる。