トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

断った元でも愛おしい

2015-07-10 | 感じるままの回り道
 6日に発熱して4日間、抗生剤、鎮痛剤を処方され服用していたにもかかわらず37度台で推移してきた。すでに原因は歯茎にある事は理解できたが発熱と降雨のため家で安静の日々。今日、ようやく雨も上がり平熱になったので歯科受診をする。
 診察結果は「歯が裂けている」との事で温存は不可能、抜歯になった。抜かれてプレートにある血にまみれた歯、割り箸を割ったように綺麗に割れている。止血のガーゼを噛み締めながらしばし眺めていたのだが「愛おしい」思いが湧いてきた。長年、酷使され満身創痍だったに違いない。その自分の一部だったものが目の前に廃棄物としてある。老いていくと言う事は「自分の一部を失っていくこと」に他ならないのだと痛みを忘れて愛おしい思いでの別れだった。
この記事についてブログを書く
« 雨降って形固まる 2 | トップ | **除染は踊る »
最新の画像もっと見る

感じるままの回り道」カテゴリの最新記事