トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**吹雪の大和堆

2017-12-15 | 合混で闘作すれば
腐った舟板一枚外は
         冬の荒海大和堆 ハアコリャコリャ             李船長

将軍様の指令であれば
         黄泉の果てでも出にゃならぬ ハアコリャコリャ     金漁民兵

如何と思えど消耗品は
         木っ端微塵も知ってゆく ハアコリャコリャ        奏301号室員

難破しようが助けは不要
         大漁成果だけ欲しい ハアコリャコリャ          崔漁民兵長

救命胴衣吹雪の海に
         浮いたところで生も無い ハアコリャコリャ        姜飢餓孤児

生殺与権白ブタ様に
         生きれる場所はあの世だけ ハアコリャコリャ      趙ご老体

イカを集めた推進力で
         怒りの鉄槌吐乱夫へ ハアコリャコリャ           張工作員

海の藻屑か漂着するか
         どっちも構わぬ飄々と ハアコリャコリャ          林特攻員

漁の板船チョイ浪オジャン
         火星14ワシントン ハアコリャコリャ            高麗姐さん

ロケット水爆最新エンジン
         民は苦力みな猿人 ハアコリャコリャ            弾沫魔


-0.9℃は今期最低

2017-12-14 | 感じるままの回り道
 氷柱は珍しい     氷盤厚は1㎝

 今季最低気温を記録した。氷点下の記録は3日目となり氷盤は1㎝程だった。水見回りで珍しく思ったのは氷柱が出来ていたという事である。最低気温が今日より低くても氷柱を見たという記憶がないのだ。
 それより何も手足の指が冷たくてまいった。夏と同じ靴下や豚皮の手袋では寒さを防げない。すでに膝には保温サポーターを装着してフイールドに行く。冷やすと傷むようになった。まあ、ご老体と言う事であろう…。
 

「始末」と言う事 

2017-12-14 | 今日は真面目に
 「始末」の二日目。午前午後と作業を行えば1日で済んだ始末だけれど、始末は好きでないから長くはやりたくない。
 この日は残りの一段で、事前に進入路の刈り払いを施したから入りやすい棚になっている。ここも縦横無尽無造作に散乱している竹や若木を拾い集め、小さいサイズは造林鎌で掻き集め抱えて浸食溝に集積する。

 今までの刈り払い作業で、風倒木を処理した切り株が出過ぎていて刈り刃に当たりストレスが高かったのだが優先度は低いエリアなので放置状態だった。何時までもこのままで置けないから集積後に切断した。

 エリア法面の一部は細い竹の除伐がされていたが、地際から切断せず中途半端な高さで切ってある。作業者からは作業しやすい高さなのであるものの、これが後々の作業の邪魔になるし危険な処理でもある。太い孟宗竹の除伐では衰退を早めるため地上部を長く残す手法をとるが、横着や危険な処理とは全く異なる。

 小生の実体験で、20㎝の竹切り残しでスリップ転倒した際に背部肋骨乖離骨折の受傷がある。こんな大怪我でなくとも前かがみになった時や尻もちをついた時、刈り払い時に隠れた株でキックバックなど、とても「処理してありがとう」とは全くもって言えない竹槍処理の仕方なのである。 ここは鋸で地際から切断した。これで刈り払いや進入・転倒時などでも安心だ。

 始末の仕方もさまざまであるけれど「保全としての作業」か「一過性思いつきの作業」かで関わる時間軸の長さが全く異なるから、処理・後始末の実態も大いに異なるという事になる。こんな理屈より「後先を考えて」で済ませばそれでよいのだが、せめて部分最適程度の作業品質は欲しい…。

  ➡  運び出し処理終了

              ➡  切り残し処理終了

*秋津終い

2017-12-13 | 小父のお隣さん
        結氷も小春日和の池の端
                アカネ日溜り今際のひと日

        自由に、尽き八日に絶えしアカトンボ
                秋津の水辺冬となりける

        泥水池水見回りかトンボ守
                いずれも消えし氷結の谷地

        捕食してまた日向ぼこマユタテの
                今日は在りとて明日なき師走

小筍を豆板醤で食べる

2017-12-12 | 何よりの楽しみ
 会友のYさんから小筍を頂いた。これは地表近くを走る地下茎から出たタケノコで春先に出るタケノコの様に大きくはならない。育っても細い稈でひこばえみたいなものである。

 それでも掘り取りにくる人はいるのだが、小生は掘らないからお裾分けとなったのである。見るからに小さいから「みるい」と思うかもしれないが、なかなかの頑固者で尻に包丁は入り難い。結果として廃棄率の高い食材となる。
 写真の大物は20㎝近くあるけれど、開いてみれば食べるところはライターの長さあれば良品だ。今回は圧力鍋で煮て豆板醤で食べた。再度煮付ければえぐみも少なくなるのだが、量も少ないし手っ取り早い食べ方を選択する。

 初物を重宝するのも構わないけれど、小生は筍、いいえ旬の物が良い。

           小筍頂く  ➡   茹で上がり

今日のとんぼ「今期は終了だ…」

2017-12-11 | 小父のお隣さん
 8日に初結氷降霜したが数匹は飛翔していた。10日も降霜結氷し曇天で気温も13℃ほど。今季終了だろうと思いつつ気温が少しでも上昇する昼頃にトンボ池に寄ってみる。

 トンボ池の日陰の部分は薄い氷が残り日差しも弱いから寒々しい限りだ。それでもと、暖かそうな場所を丹念に探したが一匹も見つからなかった。9日は「昼頃から雨」の予報だったので出かけなかった。出かけたとしても視認できなかっただろう。
 今季の生息確認最終日は12月8日でよいだろう。まあ、例年通りの終息日である。次のトンボは4月の中旬ダビドサナエなのだが、フイールドの環境が変わって飛翔を確認するのは難しくなってきた。この件、老化に起因するとは断じて想起しない…。 

大樹の一葉、カビルンルン

2017-12-11 | 何よりの楽しみ
 おチビちゃん達に大人気のアンパンマンシリーズ。出てくるキャラクターの数も膨大で、さながら大樹の一葉にも思える。屁理屈を付けてみたが要はクリスマス用なのである。

 すべてを承知する事などないものの「カビルンルン」は好きなキャラクターである。何時もは主役を作っているのだけれど、何時も主役では飽きがくるので今回はそのカビルンルンを作ってみた。
 数年前には三体を動かすメカニズムを組み込み作った事があるがおチビちゃんには難しい。そこで今回はガラガラ風、あるいはデンデンダイコ風に制作してみた。

 本体は軽く作りたいから桐材、厚材が無いから二枚合わせで削り出した。正直のところ、木目を活かしたかったのだが接着面が無粋で厚化粧してしまった。立てて置けるようにスタンドも用意して完成した。
 両手の間でグルグルさせたり片手で振ったりすれば目玉と菌糸が揺れる。喜んでもらえるのかどうかテストをせねばお爺には判らない…。それはともかくバネによる振動が長く続き、これは予想外で「お爺ルンルン」である…。

  成形 ➡  部品を揃えた ➡  完成体

林床に陽光をお届けします…

2017-12-10 | 今日は真面目に
 竹全伐斜面から萌芽した様々な樹種、萌芽するまで刈り払いを続けてきたが本数が多くなり刈り払いが出来なくなった。そこで伸長させたうえで選択的除伐を行うべき我慢してきたのだが、遅まきながらようやく機会が訪れた。本来なら春の芽吹きに合わせ樹種確認もし除伐したかったけれど、そうは出来なかったのである。
 全て落葉すると樹種確認が出来なく今期の最終機会でもある。ここで実施しなければ半年待たねばならぬ。

 密生状態の急な斜面ではオオスズメバチの襲撃には逃げる術がない。夏から秋は作業不適になる。ようやく着手出来たが、既に集積してあった竹は腐食が進み容易に形が崩れる。切り残しの立っている稈も手を掛ければ地際から折れてくる。「よいしょ!」なんて手掛かりになどしようものならえらい事になりかねない。
 この斜面の孟宗竹除伐作業中に肋骨骨折しているのだ。

 チェーンソーと鋸を用いて下部から間引きを開始、地際から切って下の溝に集積する。これを繰り返し作業を進めていると程なく汗が噴き出てきた。三枚の着衣の上着を脱ぎ二枚にしたが、これほど発汗するとは予想してなかったから綿の下着だった。汗を吸って気持ちが悪いし一服すると冷えて不快だった。作業に合わせ下着から構成を考えて用いない失敗である。
 まあ、これが小生なりのお洒落なのだが、今回は甘く見た…。

            見通し効かない  ➡   林床も奥も見通せる

今日のトンボ「初結氷の日」

2017-12-09 | 小父のお隣さん
 みんな枯葉に止まる     腹部末端が太いのは何故?
 泥水池周辺が降霜で白くなった。池は結氷していた。氷の結晶は当地の初霜観測日に見ているが、ここフイールドでは両方いっぺんに来てしまった。

 12月も9日となり初霜初結氷の条件では、さすがにトンボの出現は無理だろうと思いつつトンボ池の一角に行く。ところが探す間もなく飛翔し足元に降りたのである。その先にはもう一匹いた。
 そのトンボの腹部先端はやや太めになっている。少々不細工にも見えるが理由は分からない。それよりも小生でさえ首をすくめている日にも元気だとは恐れ入谷の鬼子母神、いいえ、恐れ入いりますマユタテ明神というところ…。

                 初霜である     初結氷となった

キッチンの改修

2017-12-09 | 今日は真面目に
 拠点のキッチンセット、諸々が傷んできた。特に作業台の脚が腐食し倒れる寸前になっている。半割丸太の台も脚部の丸太が腐食し猪にひっくり返されて落ち着く場所も無い。

 小春日和のこの日、山の作業を取りやめて改修に一日を費やす、作業台の脚は除伐した小径木を杭にして設置する。設置場所も90度移動させ釜戸と平行にした。これで子ども達が直接火の傍に来るのを防げるはずだ。作業台にあった場所にままごと遊びのキッチンを移動させ据える。
 今までの場所は冬場日陰になる場所だったから今回からは日向になり陽光を浴びられる。

 これでキッチンの改修は終了。一日費やすと想定したが思いのほか早く済み、遅い昼食になったが終了した。これで例会日の汁物の準備や遊びに来るおチビちゃん達に少しばかり快適な場所になっただろう。

              準備作業  ➡   改修完了


クローンで出来ていない…

2017-12-08 | 今日は真面目に
 段々畑跡の下段部、一夏手入れが出来ず竹を伸長させてしまった部分である。「何時かは植樹する」として刈り払いを続けている部分でもあったが今期の適期作業を行えなかった。結果として竹の伸長を許し3m程に達してしまった稈もある。
 これを刈り払ってあったものの捨て置きだったので足の踏み場もない。このまま放置すれば来期は蔓草が覆い茂り、更に侵入を阻むし刈り払いさえ出来なくなる。

 そこで、何をさておき片づけ集積に入ったのだが竹や幼樹の切断高さもまちまちで倒れた方向も七転八倒の有様だったから、手間と時間だけがかかる。
 造林鎌と枝打ち鋸を駆使し、集めた物は浸食溝へ集積する。これなら今後の作業の邪魔にならず浸食溝の深さも減少し、水流の緩和にも役立つだろう。
 このような後始末は全く持って楽しくない。山の手入れに限らず「作業、先を観ず」では無駄な作業の二度手間、三度手間を要する事になる。

 そのうえガックリ来たのは、フイールドに3本自生していた「ミツマタ」2本が刈り払われていた事で「ここでは希少樹だったのに」と思いつつも「後の祭り」であった。「刈り払う」だけの視点では選択的刈り払いなどは思考の外になる。「塵は塵に」に同じく「平のところは平らに」が考えやすい。
 それはさておき適期作業を行わなかった小生が原因を作ったのであるけれど、全体最適化や部分最適化を駆使し森づくりや里山保全を行う難しさも垣間見れた。

 それで思い出したのが「植樹イベント」で、手シャベルでちょこっと植穴を掘りボッと苗を置きペットボトルの水500㏄を掛けお終い。これで夏までに大半が枯れてしまう。「植え付けでは枯れ死させない」と腹をくくる小生には何ともやるせない場面ではあるが、「植樹イベント実施」した事実や「植樹した体験」?、等は得られるか。
 まあ、それぞれの立場や考え方で多種多様な展開がある、と言う事に尽きるのだろう…。

  足の踏み場もない ➡   林内片付け終了

                   ミツマタ伐採、十年が無駄になった

今日のトンボ「いまわの際まで持ちし箙に…」

2017-12-07 | 今日は真面目に
 大寒前日の6日、拠点で作業していたら目前の水槽にマユタテアカネが下りた。この時期でなくとも拠点はピークなのでマユタテアカネ自体の飛翔は珍しい。
 とりあえず一枚撮影したけれどコントラストが強すぎる。写角を変えようと動いたら舞い上がってしまった。それも急上昇で杉の大木の上部に止まった。盛期でもここまで急上昇するのは珍しいのだが、それはともかく生存は確認できたのでトンボ池までは足を延ばさなかった。

 今季のトンボ出現期間は既に秒読みで「いまわの際」にある。普段見る事もない急上昇は象徴的で、歌謡「青葉の笛」の一節「更くる夜半に門を叩き わが師に残せし言の葉哀れ」を思い出した。
 世間は角道やら武士道、議事堂・・・とかまびすしいが右も左もトンボにも劣るので、お寒い訳である

八丁味噌ソミュール液仕立ての猪肉燻製

2017-12-07 | 何よりの楽しみ
 すぐ上の兄から猪肉2500gを頂いた。どう食べようかと思案したものの、これと言った料理が浮かばない。そこで新しいチャレンジ、八丁味噌を漬け液にして燻製にしてみる事にする。

 八丁味噌、日本酒、ニンニク、黒コショウ、オールスパイス、ネギなどを用意し漬け液を作り漬け込む。一日一回ほど揉み込んで4日ほど漬ける。後は洗い落とし風乾し熱燻である。
 猪肉   材料揃えて  ➡   漬け込み4日

 漬け込みが終わり塩抜きを始める前に小片をレンジで加熱し味見をする。味噌の重さで大まかな塩分量を案分したつもりだったが誤っていたようで塩味が薄い。これでは「塩抜き」不要と判断し、水気を拭きとり脱水シートで包み一晩冷蔵庫に置く。
 拠点で炉の準備をし炉内温度と煙が安定するまで1時間以上は必要なので、この間「風乾」だ。
 水洗後 ➡  風乾 ➡  炉の準備加温

 燻煙100℃1時間を目安に燻煙開始。準備加温中は炉内温度の上昇は好調で、桜チップを燻煙材に燻煙開始した。ところが発煙は良好だったが100℃を維持するのが難しく理由が判明しない。それでも80℃以上は維持出来たのだが、90分の燻煙を終え肉厚の部位を切ってみたら生肉ではないものの80℃5分程度の安全条件を維持できたかどうか判明しない。
 取りだしたブロックの色艶は合格点と言って良い出来栄えだったのだが、不安があるからスライスし焼肉風で会友と食する。
 Mさんが冬瓜汁を用意してくれたから美味しく食べられたけれど、燻製は招集してふるまった割には不出来でガッカリである。Yさん自製のコンニャクは水分量が多く、これはふるまう事は出来なく夕食の煮付けにまわした。

 炉の温度上昇が悪かったのは燃料の木炭が原因で、クズ炭を先に使い切ってしまおうとした事が酸素の通りを悪くしてしまったようだ。「もったいない」もほどほどにしなければならない。
 振り返ってみれば、八丁味噌を使おうとした事が失敗の入り口で、塩分不足を招き味を落とした。そのうえ、炭の使い方をケチッた事で必要な温度帯を維持できなかった。
 結果、今回は大失敗と言って良いだろう。慰めは「弘法も筆の誤り」に尽きる。いえいえ「猿も木から落ちる」か…。まあ、これでも爺我自賛色満載だが「それで良いのだ」とバカボンパパは言っている。
 ともかくも、お爺達の血となり肉となって冬日の一日を楽しましてくれた猪の魂に合掌。
 燻煙終了 ➡  色艶良好 ➡  結局再加熱


落葉が盛んだ

2017-12-06 | 感じるままの回り道
 師走に入り周囲の山体の紅葉が一段と進んだ。惜しむらくは北国でもなく標高も低いフイールドなので紅葉も色褪せた感がある。
 故郷は豪雪地帯で、既に11月に初雪積雪をみた。周囲の山並や里山の彩りは俗に言う「三段染め」で晩秋の頃に帰省すると懐かしさの極致だ。
 遠くの山腹に炭焼きの煙がたなびいているさまは今でも懐かしい。

 フイールドはここ数日、落葉が盛んになった。林床の落葉掻きをしても翌日には落葉掻きの痕跡も無い。葉の落ちる事しきりで雨脚の様に耳に届く。曇天だと「雨か?」とばかり手のひらを差し出し天を見上げるのだ。
 子どもの頃の記憶にある合唱曲の一節「水は天からもらい水」とか「母こそは命の泉」などの題名は何だったのだろう。既に一節しか記憶になくなって、ヴォーチェ・アンジェリカのコーラスだったかどうか。青春期、おおいに癒されたコーラスだった。

 この頃は情感を溢れさせ聴かせてくれる歌い手はいなくなってしまった。「大ヒット曲」と大騒ぎしていても屁もでない。浅く広く商業化の賜物か知らぬが、正直なところアーチストなどと持ち上げてほしくない。小生的には「違うだろー!」だが、世間様はこんな意見に屁も出ないか。まあ、「年寄り」に間違いは無いので、偏屈かつ屁理屈の極致でいいのだ…。

季節外れの刈り払い

2017-12-06 | 今日は真面目に
 季節も「小雪」から「大雪」目前にになってしまった。この期間でも、まだ刈り残したところがあり手入れ不足をまざまざと見せつける。昔々には、切り開いた段々畑で耕作放棄する時に植樹した平坦地なのだが、手入れもせず樹木も育たず孟宗竹林になっていた地区である。
 孟宗竹を全伐し、残した針葉樹や落葉樹を下草刈りをしながら見守っている。ゆくゆくは落葉広葉樹を導入するための維持管理なのだけれど辺境で足の運びが悪いから十分な手入れが不足勝ちでもある。それでも今期は2回ほど刈り払いしたので草本の伸長は酷くないものの、下段の棚は竹の伸長を許してしまった。

 今回も含め3回程度の刈り払いで片付くと見積もっているけれど、段々の法面に成長した木本の選択除伐も必要なので目移りしなければ、この範囲だけでも年内は要するだろう。

 最上段 ➡          二段目、竹が伸長