京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




京都世界遺産の中で寺社以外唯一指定されている「二条城」です(正式名称=元離宮二条城)
徳川家康が上洛した折の宿泊所として、また御所の守護として建てられたお城。

三代将軍家光が伏見城の遺構を移し完成されたものとされています。

十五代将軍、徳川慶喜が大政奉還を発表した場所としても有名



こちらは現在の出入口になっている東大手門(重要文化財)

門を入って左手に紅色の花が咲いていました。
手前はまだ蕾のようですが桜の一種かもしれません(寒緋桜だそうです)
豪華絢爛~唐門

国宝、二の丸御殿は中を見ることができます。
各部屋には狩野派による障壁画等が施され見事です。

大政奉還により朝廷の物となった二条城は
屋根やいたる所に菊の御紋章がついています。

所々に徳川の葵家紋も残されていて
屋根の一部や、障子の引き手や天井部分等々に見ることができ
(御殿内は撮影できませんが)見つけるとちょっと楽しいです

余談ですが明治時代、二の丸御殿には京都府庁が置かれていたこともあるそうです。
北側の清流園の辺りにはテニスコートもあったとか・・・

二の丸庭園

庭園を抜けると内堀になっていて東橋がかかっています。

昭和初期までは2階建ての渡り廊下になっていたそうです。

橋を渡り門をくぐり本丸御殿へ・・・

本丸御殿は桂宮家の屋敷の一部を移築したもの(重要文化財)
今年は春と秋の特別拝観はないようです(耐震等の理由により)

本丸御殿の奥に天守閣跡が残っています。
階段は「かんき」といい敵が攻めて来た時に何処からでも上れるようになっています。

天守閣跡に上ると比叡山の方まで見る事ができ眺めが良いです。
枝垂れ桜もまだもう少しのようです。

梅園の梅はさすがに終わりかけでした。

1本に白とピンクの花をつける『源平咲き分け』というもの

白い花にもほんのりピンクが混ざっています。
枝垂れ梅もあり色々な種類が楽しめます。

梅園の東側には「桜の園」がありサトザクラ等が多く植樹されています。
蕾はまだちょっと固いようでした。

二条城はとても広く一般的な順路を一回りするだけでも約1時間程かかります。
今回は南側の「梅園」の方に行き北側にある「清流園」や東側にある「収蔵庫」は回っていませんが
築城400年記念展示の収蔵庫には二の丸御殿の障壁画などが飾られています。
またお隣の売店には限定品もありますよ。

因みに明日3月25日(火)~4月19日(土)まで「ライトアップ」が行われます。

最後にこちらも余談ですが観光で京都市内を回るには
一日乗車券がお得です~市バス&地下鉄に乗り放題で1200円
(二日乗車券は2000円これも更にお得)
また、一日バス乗車券は500円で市バスが載り放題です。
どちらもプリペイド式のカードになっています。



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