京都西山三山の1つ「善峯寺」は平安中期に創建されたとされ徳川五代将軍綱吉の生母桂昌院ゆかりの寺としても有名です。山の中にある境内は約3万坪あり、かなり広く、全て廻るには更に山に上る感じです桂昌院により再建されたとされる山門、両脇の金剛力士像は源頼朝が寄進されたと伝わっています。観音堂(本堂)、西国二十番札所にもなっています。こちらの”落ちないお守り”は阪神大震災の時に高速道路ぎりぎりに落ちなかったバスの運転手さんが善峯寺のお守りを持っていたことから有名になったようで”落ちない”ということで合格祈願のお守りとしても人気だとか・・・本堂横には大きな百日紅の木があります。花がよく咲く年とそうでない年もあるようで今年はよく咲いている方かもしれません。天然記念物に指定されている「遊龍の松」は樹齢600年の五葉松で横に広がる長さは日本一だそうです。JR東海の「そうだ京都へ行こう」のシーンにも使われた重要文化財の多宝塔経堂横の枝垂れ桜は桂昌院お手植えとされ樹齢300年。緑の中を上る阿弥陀堂までの階段が良い感じです。徳川家代々と善峯寺信者の位牌が安置されている阿弥陀堂釈迦堂年2回、5月と10月には百草の薬湯があるそうです。このピンクのかわいい花は「夏水仙」(ナツズイセン)水仙という名前が付いていますが、彼岸花の仲間だそうです。桂昌院の両親が祈願された出世薬師仏「薬師堂」青蓮院の宮様が代々善峯寺の住職をつとめた場所「蓮華寿院庭」ここまで上がって来るのがかなりハードです春の桜、初夏のあじさいで有名な善峯寺ですが四季折々に花が咲き一年中楽しめるようです。秋明菊が蕾をつけていたのでもうすぐ咲き始めるかもしれません。
善峯寺参拝の後、山道の途中にあるお土産店「よしみねの里」で軽く食事をすることに・・・(お店に横に大きな木彫りの仏像があります)店頭でお漬物などのお土産を売られていてその横が食事処になっています。店内はテーブルとお座敷メニューはお蕎麦やうどんなどの麺類中心ご飯やおにぎりを注文するとお店のお漬物が添えられて出てきますがこれが美味しくてお勧め蕎麦は至って普通かな?春には筍ご飯などもあるようです。この辺りは殆どお店はありませんので、ちょっと寄るには良いかもしれません。