記事はこのまま残しますが神楽坂ピエトロさんは地元の皆さんに惜しまれつつ2012年に閉店されました
神楽坂にはかつて夏目漱石などの文豪も通ったという老舗の洋食屋「田原屋」さんという店がありました。
毘沙門様のすぐ隣で相馬屋さんの前、今の「玄品ふぐ」さんの辺りです。
1階には高級フルーツが並び店の中の階段を上ると2階がレストラン
ハヤシライスやクリームコロッケ等、元祖洋食屋さんらしいメニューがあり
新宿「高野」の神楽坂版?という感じだったかもしれません。
小学生の頃、下校途中に田原屋さんの店の看板を見ては
ロゴの”田”の字が”図”に見え、友達と”図原屋”と言ったりしていました
洋食屋さんというのはどこかノスタルジックな感じがありますね。
前置きが長くなりましたが6丁目にある「ピエトロ」さん
イタリアンやフレンチなど新しいお店が次々とできる中
昔ながらの洋食屋の雰囲気を残しているお店です。
特にランチメニューやランチタイムというものはなく
お昼を食べ損ね3時頃行っても普通にご飯が食べられるという店で
神楽坂周辺は出版関係の会社が多いのでそういう意味で便利なのかもしれません。
お店の中には素敵な絵が飾ってあります。
時々入れ替わっていますがこの絵は
神楽坂建築塾の建築家、鈴木喜一さんの作品なのだそうです。
さて、お料理はというと・・・昔からメニューは全く変わりません
ピラフも炊き込んだタイプの洋食屋さんらしい味
ペスカとーレも”パスタ”というよりは太麺で
”スパゲッティ”ペスカとーレ”という感じです
ポークソテーマデラソースは骨付きの豚肉
付け合せの人参が、とにかくグラッセーです(笑)
ビーフシチューブルゴーニュ風
カニコロッケ、付け合せのサラダがたっぷりです。
ピザも洋食屋さんらしい味
コーヒーゼリー、以前は上にソフトクリームがのっていましたが
アイスに変わっていました。
アイスココアはメニューにはありませんが
裏メニューで注文すると応じてくれます。
一番上の写真のクリームソーダ同様飲み物もどこか昔風?
珈琲もまろやか
ピエトロさんに入ると何だか落ち着きます。
店の人の対応などは変わってしまったところもありますが
昔からあるお店というのは何処か心が安らぐのかもしれません