昨日朝はこの冬一番の厳しい冷え込みでした。上空の寒気は超一級ですが、予想通り平野部では都市化の影響で記録的な低温にはなりませんでした。注目していた山間部では秩父-9.9℃、甲府-8.6℃、自宅の八王子でも-7.6℃、宇都宮-7.5℃を記録。茨城県の中西部では南寄りの弱い風が早朝まで吹いたこともあって笠間では-5.3℃どまり、普通の寒さでした。一方茨城県北部の大子町では-12.5℃まで下がり、隣接する福島県東白川では-15℃を観測。このため昨年に続いて久慈川にはシガが流れ、袋田の滝は8割まで凍結が進みました。大子町では観測史上5番目の低温となっています。山間部では軒並み記録を更新し、栃木県大田原市-16.4℃、群馬県沼田-14.4℃は観測史上1位の低温です。
上空の寒気が抜けたため、昨日日中は平年並みの寒さまで戻りました。仕事も一段落したので午前中休暇を取得して久慈川のシガを見に行こうかとも思ったのですが、真冬日となった水曜日の雪が凍結していそうなので断念。そのため午後休暇に変更して、買い替えたばかりのデジタル一眼カメラの試し撮りにダイヤモンド富士の撮影に行くことにしました。ところが予想以上に早く天気が下り坂となり、アパートに帰宅した15時頃には西から薄雲が広がり始めました。霞ヶ浦のダイヤモンド富士は天王崎付近まで南下してしまい、この周辺では対岸までの距離が短いため富士山の山頂しか見えません。そこで、稲敷市の丘陵を抜けた西側の観察ポイントを地図で探します。グーグルマップや等高線表示地図を見ると、利根川まで平坦な田園地域が広がる稲敷市と龍ヶ崎市との境界付近の上根本が良さそうです。アパートからは高速道路を利用すれば70分程度の距離です。天気が懸念されますが、せっかくの休暇なので行ってみることにしました。
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天気は雲の動きが早く晴れたり薄雲が広がったりです。日没20分前に上根本地区に到着。富士山はばっちり裾野から見えています。しかし厚めの雲が広がり太陽の姿が見えません。駄目かな・・・でも富士山の背後の雲は薄そうです。
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日が陰り暗い中での撮影。薄雲を通しての太陽となると輪郭が出るか心配です。そこは新しいカメラに期待しましょう。
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車を停めた場所は稲敷市(多分)。そして龍ヶ崎市との境界付近です。
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太陽の位置がやや左寄りなので、少し龍ヶ崎市に入って撮影することにします。雲から太陽が出てきましたが、ぼんやりしています。厳しそうだな。。。
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でも高度が下がるにつれて丸い太陽が姿を見せました。
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左肩に着地します。その瞬間、富士山上空を飛行機が横切ります。
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山頂付近を切り取ってみました。多分成田空港へ向かう飛行機でしょう。しかし、ブログにアップすると画像の解像度が悪化してしまうのは、画像処理の仕方がまずいのでしょうか(素人なので)・・・
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飛行機は一瞬で山頂を通過しました。残念。
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山頂にゆっくりと沈んでいきます
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見事真ん中に着地。場所はドンピシャでした。霞ヶ浦から見る姿に比べて若干富士山が大きく感じるのは、気のせいでしょうか。この周辺から富士山までの距離は150km。20kmほど近づいてはいます。
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また右から飛行機がやってきました
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太陽に突入の瞬間! 飛行機のシルエットがぼやけて見えます。やはりブログアップ画像は厳しい・・・
250mmレンズの限界ですね。600mmくらいの望遠レンズが欲しいですね。ダイヤモンド大仏撮影でも痛感しています。手持ちでは厳しいかな。
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次から次へと飛行機が通過します
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キャッツアイにはなりません。
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北斜面に沈んでいきます。
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日没後、また飛行機が山頂を通過します。
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山頂付近を切り取ります。手持ち+250mmレンズの限界ですね。
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日没後の富士山と丹沢の上空が赤く焼けます
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最後はコンデジで1枚。次から次への飛行機がやってきて飽きません。もちろん肉眼には点にしか見えません。
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きっと今回がこの冬最後のダイヤモンド富士となるでしょう。天気は今一つでしたが十分に楽しめ、新しいカメラの操作方法にも慣れてきました。そして、夜には天気も回復して、月と木星が寄り添って輝いていました。