ウリパパの日記

自由気ままに・・・

影響が長期化するノロノロ台風10号 2024.8.30

2024-08-30 20:52:29 | 自然

ジョギング並みのスピードで迷走した台風10号は九州北部を横断して瀬戸内海をゆっくり東進中です。台風発生当初は紀伊半島周辺への上陸が予想されていました。ところが南海上の寒冷渦の影響が想定以上に大きく(背負い投げ現象?)台風は西へ向かい、九州の西を発達しながら北上。のろのろスピードで上陸して、まだ今後の進路の予想が難しい状況にあります。

今回の台風の特徴は、①寒冷渦の影響で西向きに進路が変わったこと(これはよくあるそうです)、②九州に近づいてから急発達を続けたこと、③上陸してもノロノロ迷走したこと(そのために急速に衰えました)、④広範囲に集中豪雨をもたらして交通機関に大きな影響を及ぼしたことが挙げられます。

 

③の迷走の理由について、日本気象協会の説明を引用します。太平洋高気圧と西側のチベット高気圧の狭間に入り、偏西風は日本の北を流れているため、台風を動かす原動力が弱く日本付近に停滞してしまったようです。7月の夏台風は太平洋高気圧に押されて西へ進み、8月末から9月に九州の西海上を北上する台風は偏西風に乗って日本海を北上するのが例年のコースなのです。

 

②の九州に近づいてから急発達した理由は、九州の西海上の海水温が30℃以上あることがその一因と考えます。一時は925hPaまで発達する予想となっていたため、史上最強クラスなどとマスコミで表現されていました。

 

平年と比べても2~3℃高い状況が続いているのです(個人的には三陸沖の異常高温のほうが気になりますが・・・)

 

50m深水温も高いため、海水が攪拌されても勢力が衰えません。実際、九州に接近してから980hPaから950hPaに急発達したのです。ただし九州西岸に上陸してからは陸地をノロノロ北上したため、急速に勢力が弱まってきました。また、台風のスピードが10km程度とジョギング並みだったため、台風の東側に入っても最大瞬間風速が60m/sを越えるような壊滅的な暴風にはなりませんでした。ただし強風が長時間吹き続けたことによる影響が心配です。

 

④広範囲に集中豪雨が今回の台風の大きな特徴です。太平洋高気圧の縁に沿って南から湿った空気が入り続け、そこに台風10号の外側の雲が重なったため、山地や半島の南東斜面を中心に線状降水帯が発生しやすく、九州だけでなく、四国、紀伊半島、静岡県から関東山地にかけて記録的な大雨が降りました。九州の大雨のピークが過ぎた昨日13時から今日の13時までの24時間降水量の分布を気象庁HPで調べてみました。静岡県から関東西部の雨量が際立っています(九州南部の記録的豪雨はこの時間帯より前に発生)。

実は、予定を早めて今朝、茨城県から高尾へ車で戻ってきました。昨夜の豪雨の影響で圏央道や中央道の八王子以西は通行止めとなっていたため、常磐道、首都高、中央高速(国立府中で降りました)を利用しました。圏央道や中央道の通行止めは、まだ継続中です。京王高尾線も今朝から運休となっていて、19時頃になってようやく運転再開となっています。

 

昨日13時から今日の13時までの24時間降水量を気象庁HPで調べてみました。八王子では345.5mmと記録的な降水を観測しています。奥さんの話では、昨夜の高尾付近で長く続いた豪雨は凄まじかったそうです。線状降水帯がちょうど八王子付近にかかり続けたようです。

八王子での記録的な豪雨といえば令和元年の東日本台風(台風19号)を思い出します。南浅川が氾濫して橋が流されたり、高尾駅北側の甲州街道が浸水したりして大きな被害が出ました。浅川、多摩川や荒川なども決壊の一歩手前の状況でした。今回、河川の増水はそこまで危機的な状況ではなかったようです。台風本体の雨ではなく南から流れ込む暖かく湿った空気で発生する線状降水帯による雨であることや、山間部の降水量がそこまで多くなかったことが幸いしていているのかもしれません。明日以降も雨が降り続く予想です。まだ油断できません。

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久しぶりの反薄明光線と薄明光線 2024.8.8

2024-08-08 20:27:44 | 自然

昨日までは天気が不安で茨城県では夕方になると雷雨やにわか雨に見舞われました。今日は天気も安定し、雷雲の発生は栃木県方面に限定されています。そのため久しぶりに、夕方に薄明光線と反薄明光線が出現しました。

冒頭の写真は18時40分頃に東の空に現れた反薄明光線です。帰宅前にスーパーマーケットの前で偶然気づきました。これだけ鮮明に見えるのは久しぶりです。

 

同時刻の西の空には薄明光線。南の空ではこれらの二つの光線がつながっていました。

 

こちらは18時20分に友部駅で見た西北西の空。栃木県北部で発達中の積乱雲の先に太陽が沈み、鮮明な薄明光線が見られていました。

 

薄明光線を眺めていると、西の空に三日月が輝いていました。月齢3.7です。

 

 

19時を過ぎると空が少し暗くなり、肉眼でも地球照が確認できました。

 

 

 

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観測史上最も暑かった2024年の7月 2024.8.3

2024-08-03 17:01:00 | 自然

今年の7月の平均気温は、観測史上最も暑くなりました。8月1日に気象庁から発表された資料(7月の記録的な高温と今後の見通しについて)によると、過去30年(1991年~2020年)の平均値に比べて+2.16℃で、昨年の+1.91℃を上回り歴代1位となりました。これは都市温暖化の影響が少なく長期間観測を継続している全国15地点の観測値を用いた統計によります。1900年代前半に比べると3℃以上も高温化が進んでいることが分かります。

 

 

地域別集計を見ると、今年は北日本の高温が顕著です。これは北海道南海上(三陸沖)の海水温が高い海洋熱波が一因になっている可能性があります。さらに海に囲まれて比較的温度が安定している沖縄・奄美方面でも中旬まで海水温が高かった影響で高温で推移しました。一方、東日本、西日本では中旬に一時的に気温が下がった影響で、昨年とほぼ同じ暑さとなっています。

八王子の7月の平均気温を昨年と比較すると、最高気温は0.3℃低め、最低気温は0.9℃高め、平均気温は0.1℃低めとなり、今年は最低気温の高さが目立っています。猛暑日は2023年 15日、2024年 16日、最低気温25℃以上(熱帯夜と定義)は2023年 4日、2024年 5日と今年の方が1日多い結果となっています。

 最高気温34.1℃(2023年)  33.8℃(2024年)、最低気温22.8℃(2023年)  23.7℃(2024年)、 平均気温 28.1℃(2023年) 28.0℃(2024年)

 

こちらは8月2日 日経新聞朝刊記事の抜粋です。気象庁発表資料を引用しています。

 

こちらは朝日新聞の記事。気象庁発表資料に加え、朝日新聞独自の集計データが引用されています。7月の日別の気温推移を1898年以降で比較したもので、ビジュアルで参考になります。対象は気象庁と同じ全国15地点です。

8月も暑い夏が続く予報になっています。昨年同様、記録的な高温となる可能性もありそうです。

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関東地方で記録的猛暑 2024.7.29

2024-07-29 20:00:00 | 自然

今日は関東地方を中心に記録的な猛暑となりました。茨城県では東風が吹いたため、最高気温は水戸で34.7℃、笠間で36.2℃と異常な暑さにはならず、会社がある ひたちなか市では昼休みの気温は33℃前後とこの夏としては普通の暑さでした。一方、筑波山の西側の古河市では西風が吹き、関東山地のフェーン現象が重なったことから40℃を観測。茨城県での40℃越えは観測史上初めてと夕方の「いば6」で報道されていました。

本日40℃を越えたAMEDAS観測地点は全国で6か所。2年前の7月に並ぶタイ記録だそうです。冒頭の記事は日本気象協会の解説から引用させて頂きました。

 

気象庁のHP情報によると、栃木県の佐野市では41.0℃まで上昇し、日本の歴代1位高温記録41.1℃(熊谷)にあと0.1℃と迫る厳しい暑さでした。佐野市と古河市では観測史上1位の高温を記録しています。今日記録的な暑さとなった地域は北関東と静岡県に集中し、関東地方南部では南風が強めに吹いたため、昼過ぎから気温は下降傾向となりました。一方、北関東では西風起因のフェーン現象により14時~15時10分の間に最高気温が観測されています。京都で39.4℃、甲府で39.2℃を記録していますが、この気温でも全国TOP10に入らない状況は明らかに異常です。

 

今日の正午の天気図を見ると、太平洋高気圧は西日本の南海上に停滞して等圧線が縦に走っています。高気圧の北側では西風が関東地方に吹き込む気圧配置です。関東地方では今朝は軒並み熱帯夜を観測して地上の気温が高いところに関東山地越えのフェーン現象が重なったため、記録的な高温を観測したようです。明日も猛暑が予想されていますが、西風が入りにくい気圧配置に変わる予想なので、記録的な高温からは解放されそうです。

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昼休みに猛暑の片倉城跡公園へ 2024.7.26

2024-07-26 21:22:20 | 自然

関東地方では梅雨明け以降、日中は危険な暑さが続いています。八王子では7月19日以降、連続猛暑日を観測。今日も最高気温が37.2℃まで上昇しました。上空には湿った空気が入っているので、関東地方では夕方になると雷雨に見舞われています。今日も昨日の大雷雨ほどではありませんが、夜に一雨あるかもしれません。

昨日は夜遅くまで会社で仕事があったため、早朝7時すぎに茨城県から高尾に戻ってきました。そして今日は自宅での在宅勤務。この暑さの中、昼休みの時間を利用して片倉城跡公園に出かけて、咲き始めたウバユリとキツネノカミソリの花の様子を見てきました。

 

12時過ぎに彫刻広場に到着。暑さのため誰も訪れる人はいません(笑)

 

ウバユリの様子を見るため、住吉沼へ向かいます。たくさんのハグロトンボが飛んでいました。こちらは雌?

 

こちらは雄かな? 胴体の色で見分けるそうですが、自信ありません。

 

遠くにウバユリの花が咲いていました。ズーム撮影。

 

片倉沢入口でも散策路脇に咲いていました

 

ヤマユリの花はほとんど終わってしまい、間近で見たのは片倉沢入口の一株のみでした

 

シギンカラマツの群生地

 

これはソバナかな?

 

ウバユリが咲き始め

 

遠くに咲くキツネノカミソリをズーム

 

奥の沢にやってきました。キツネノカミソリが見頃です。

 

猛暑続きで、一気に開花が進んだようです

 

奥の沢の倒木。例年に比べて荒れている印象です。いろいろな草が生い茂り、キツネノカミソリが埋もれてしまっています。

 

奥の沢の一番奥で見かけた宝箱? 何だろう・・・

 

この周辺のキツネノカミソリも、生い茂る草に埋もれてしまっています

 

ハグロソウ

 

再びキツネノカミソリ

 

奥の沢の近くでシュロソウが開花していました

 

片倉沢へ階段を下る途中、ここにも倒木。もしかして昨夜の雷雨の影響でしょうか。

 

階段沿いに咲くシギンカラマツ

 

再び奥の沢から水車小屋へ向かいます

 

 

湿地に咲くコバギボウシ

 

そろそろ見頃となりそうです

 

水車小屋に下ってきました。30分近く散策して誰にも会いませんでした。奥の沢では多くの虫に襲われてしまいました(笑)。昼休みが終わってしまうので、大急ぎで京王片倉駅へ戻ります。

 

最後に雑ネタを一つ。

 

昨日早朝、いつものように某気象会社へレポートを送り、ポイントが付くソラミッションにいくつか参加したところ、ようやく60000ポイントに到達です。50000ポイントから2年近く経過してようやく一区切りです。目標の100000ポイントまで、まだまだ長い道のりとなりそうです。

 

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沖縄県那覇で36.0℃の高温を観測 2024.7.19

2024-07-20 20:32:06 | 自然

関東甲信越地方は梅雨が明けて猛暑が続いています。暑いのは関東地方だけでなく、沖縄でも記録的な高温となっています。昨日は那覇で36.0℃まで気温が上昇して、観測史上最高を記録しました。

 

7月に入り南西諸島では記録的な高温が続き、那覇では7月13日に35.4℃、7月15日と20日に35.5℃、そして一昨日は36.0℃と1890年からの観測史上top10に4回入る異常な暑さを観測しています。[7/20データ更新(7/21)]

 

西表島でも7月4日に35.1℃、7月16日に35.5℃、7月19日と20日に35.9℃とtop10に4回となっています。[7/20データ更新(7/21)]

南西諸島方面は海に囲まれているため、海水温を越えるような極端な高温は発生しずらく、太平洋高気圧に覆われても32℃から33℃の暑さというのが今までの常識でした。しかし、今年は沖縄近海の海水温が例年よりも高いため、異常な高温に見舞われているようです。

 

海面水温の平年差を見ると、南西諸島方面は全体的に2~3℃高いことが分かります。一方、親潮が異常に蛇行して北上している北海道南東海上は平年より4~5℃も高く、こちらは北海道の異常高温の一因となっています。

 

南西諸島に戻ると、沖縄美ら海水族館のデータによると、2024年の海水温は7月に入り過去最高の30℃を越えてきています(平年は28℃)。

 

7月前半には、南大東島南の海水温は31.79℃と過去最高を大きく超える異常高温を記録。サンゴへの影響が懸念されています。この海水温の高さが、沖縄の記録的猛暑の一因になっているようです。

南西諸島方面の海水温が異常に高い原因は分かっていませんが、長期的には高温化の方向にあり地球温暖化の影響が現れているのかもしれません。今年は台風の発生が少なく(5月末の台風2号以来、発生無)、海面が攪乱されないために海面水温が高い状態が継続している可能性もあります。

海水温が高いため、いったん台風が発生すると急速に勢力を増すことが予想されます。来週後半には沖縄の西を台風が北上する予想なので、このタイイングで沖縄の異常な暑さは一段落することでしょう。

 

ところで、今朝の朝日新聞にこんな記事が掲載されていました。黒潮が蛇行して北海道近海まで北上したことが、昨年夏の北海道や東北地方の異常高温の一因となったという分析結果です。海洋熱波と呼ばれる現象のようです。今年の沖縄の異常な暑さも海洋熱波の影響かもしれません。

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梅雨明け間近の3連休最終日 2024.7.15

2024-07-16 20:11:42 | 自然

梅雨前線が日本海側に停滞し、この3連休は気温は下がったものの湿度が高い陽気となりました。連休最終日の昨日は八王子の最高気温は25.3℃。朝晩は霧雨も降り、不快指数は急上昇です。今年は7月に入って記録的な猛暑が続いたため、庭のキュウリは病気にやられ早くも枯れてしまいました(今年の収穫は20本程度)。一方、暑さに強いトマトは絶好調。採れすぎて困っています・・・

高尾の大光寺でフウランの花が咲く頃なので、昨日夕方高尾までふらっと散策しました。残念ながらフウランは早くも終盤でした。連休初日に訪れればよかった。

 

本堂の階段には蝋燭が並んでいました。旧盆なので夜には火が灯されるのでしょう。

 

大輪のアジサイはそろそろ終わりです

 

これはムクゲの花かな?

 

 

黄色いスイレンの花が鉢の中でひっそりと咲いていました

 

狭間駅前のサルスベリ(百日紅)が早くも見頃を迎えています。これから10月中旬までの約100日間、咲き続けます。

 

狭間駅の下りホームで見かけたウマノスズクサ。こんなところに咲いていたのですね。狭間に住んで30年近くになりますが、初めて知りました。

 

帰りに狭間公園に寄り道。ヤマユリの花が咲いていました(ほぼ終盤)。

 

すぐ近くのこちらは蕾が多く咲き始め。似たような日当たりなので、開花状況に個体差があるようです。

午後から気温が上がり蒸し暑さが増してきました。早くもアブラゼミが鳴き、ミンミンゼミの声も聞こえました。

 

最後に、高尾駅北口で見かけた京王のバスを紹介。燃料電池バス「SORA」が営業運転していました。

 

数年前から京王に投入されていたのは知っていました。高尾で見かけたのは初めてです。

 京王バスではありませんが、八王子駅と東京工科大学キャンパス間を結ぶスクールバスとして国道16号を走っている姿はたまに見かけます。いろいろ課題があるようですが、もっと普及してほしいですね。

 

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気になるアオバズクの幼鳥 2024.7.14

2024-07-15 16:55:27 | 自然

一昨日の記事で紹介したアオバズクの幼鳥の話題です。親鳥からはぐれてしまったのか気になってしまい、昨日も午前中と夕方に2度様子を見に行ってきました。

まずは午前中。前日とは20mほど離れた別な木の下に数人のカメラマンがいたので、すぐに場所がわかりました。今日も動きがほとんどありません。

 

強風が吹くと羽を少し広げます

 

再び動きが止まってしまいました

 

夕方、老人ホームから戻り、散髪に行った帰りに再び訪れます。

まだ同じ場所にいる様子です。午前中に比べて雲が厚く、空はとても暗くなってきました。肉眼では様子が見えにくい状況。午前中とは角度を変えて観察します。コンデジのオートフォーカスでは焦点を合いにくいためマニュアルで設定。露光時間が長いため手振れしないよう両手でしっかり構えて様子を伺います。

 

ん? 羽を広げるかな?

 

残念、と思ったところ・・・

 

再び羽を広げる様子

 

エンジェルポーズが出ました。しかしその瞬間慌ててしまい、手振れしちゃいました(涙)

 

再び動きが止まってしまいました

周囲のカメラマンは超望遠レンズを装着したデジタル一眼カメラで連写していました。皆さん本格的ですね。。。

今日の夕方に再び訪れたところ、鳥の姿もカメラマンの姿もありません。無事に旅立ったようです。

 

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七夕熱波 2024.7.7

2024-07-07 17:50:09 | 自然

今日は七夕です。梅雨の中休みにしては暑すぎる一日でした。環境省から熱中症警戒アラートが発令され、40度近い記録的高温の予想が気象庁から発表されていました。

 

今日の12時の実況天気図です。太平洋高気圧が日本の南に張り出し停滞中。梅雨前線は東北地方まで北上して梅雨が明けたかのような気圧配置です。日本の南の高気圧は背が高く、上空は平年よりかなり熱い空気に覆われています。

 

気象庁の予想通り、静岡県の静岡市で40℃を観測しました。

 

今日の高温ランキングです。38℃超えの地点が続出。静岡市、群馬県下仁田町、山梨県甲府市、大月市、勝沼市では39℃を越えました。静岡市、群馬県下仁田町、福島県浪江町では観測史上1位の高温を観測しています。東京では八王子市と青梅市で37.2℃を記録しています。

今週末も、土日ともに予定がたっぷりで、慌ただしく過ぎ去りました。今日の朝、スーパー開店前に、恒例となった鳥の観察に出かけてきました。

 

前日と同じ場所に2羽の親鳥がとまり巣を見守っていました。

 

こちらの雄?は目を見開いています。

 

さらに高い枝にとまっている雌?は目をつぶっていました。2羽ともに、暑さのためか全く動きがありません。

そろそろ巣穴から雛が顔を出す頃かもしれません。今日はまだその気配なしです。早朝や夕暮れに来ないと動きが無いのかもしれません。

 

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ヤマユリが開花しました 2024.7.5

2024-07-06 21:48:09 | 自然

昨日は朝から快晴の一日。八王子と青梅では最高気温が36.2℃まで上がる猛暑日となりました。夕方少し涼しくなってから、自宅近くを散策してヤマユリの花の開花状況を確認してきました。近くのお寺の日当たりの良い斜面でヤマユリが開花。濃厚な香りを放っていました。

 

近くの神社の雑木林でも数輪のヤマユリが開花

 

稲荷神社前のヤマユリも一輪開花

 

遠くからズーム

 

民家の裏山でもチラホラ咲きはじめています(超ズーム撮影)

 

今週日曜日に開花を確認したイワタバコ

 

予想通り見頃を迎えていました

 

日陰に咲く花は青紫色ですが、日が当たると赤紫に見えます

 

石垣にイワタバコが群生しています(手前は水車です)

 

続いて今日の話題です。昼前から外出するため、朝の涼しい時間帯に自宅周辺を散策してきました。

向かった先は、たびたび紹介している神社。アオバズクの様子が気になります。いつもの場所に親が一羽。雄雌の区別がつきません。あまりの暑さのためお休み中のようです。

 

もう一羽を探すと、いつもよりさらに高い木の枝にいました。近くの巣穴では雛がすくすく育っていることでしょう。旅立ちの時期が近そうです。

動きが無いため5分ほど見学して退散します。

 

湯殿川では早くもミソハギが見頃を迎えていました。

 

 

今は梅雨の中休み中。今週はいったん梅雨前線が南下する予想で、梅雨明けまでしばらくかかりそうです。

 

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東浅川町のイワタバコ開花 2024.6.30

2024-07-01 19:30:49 | 自然

梅雨前線の活動が活発になり関東地方では蒸し暑い陽気が続いています。土曜、日曜日ともに八王子の最高気温は28.8℃。真夏日には至らなかったものの、湿度が高く不快指数急上昇でした。先週末はいろいろ予定が入ってしまい、空き時間を見つけて自宅周辺を散策。近くのお寺の石垣ではイワタバコの花が開花していました。

 

ほぼ平年並みの開花でしょうか

 

今年は花の付きが良さそうで、今週末には見頃を迎えそうです。

 

水車近くのハンゲショウも満開。池の向こうの石垣にイワタバコが群生します。立ち入りはできません。

 

池の周囲に咲くハンゲショウとアジサイ。そういえば、今年の半夏生は今日(7月1日)になります。

 

近くの十二社神社を散策。ヤマユリの蕾も膨らんできました。今週末には開花していそうです。

一昨日の土曜日は、歯医者の帰りに別な神社を散策してきました。

 

たびたび紹介してきたアオバズクです

 

おとなしく巣を見守っています

 

 

時々羽繕いをする程度で動きがありません

 

動きがとまってしまいました

 

さらに高い木の枝にもう一羽いました。雄雌の区別がつきません。巣と思われる幹の穴から近い方が雌かな?

 

こちらも動きが少ないようです

 

じっと巣を見守っています

1時間くらい観察し続けているとエンジェルポーズが見られるそうです。また早朝には動きが活発で、巣穴を出入りしているとカメラマンの方がコメントしていました。週末は用事がたてこんでいるので10分が限界ですね(笑)

そろそろ親子で旅立つ季節かもしれません

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裏高尾で見かけた大株のキバナノショウキラン 2024.6.21

2024-06-21 13:13:46 | 自然

今日は夏至です。今年は太平洋高気圧の勢力が弱く偏西風が例年以上に南下していたことから、梅雨入りが遅れていました。今週に入り太平洋高気圧の勢力が次第に強まってまっため梅雨前線が北上。朝から雨が降り始めた本日、関東甲信地方で梅雨入りが発表されました。近畿、東海地方も合わせて梅雨入りです。近畿、東海地方は平年比+15日、関東甲信は平年比+14日遅い梅雨入りです。昨年春から続いていたエルニーニョ現象が終息し、南海上の太平洋高気圧が勢力を増してきたため、早くも昨日沖縄地方で梅雨明けが発表されました。沖縄地方の雨の降り方を見ていると、今年の梅雨は短期集中型のようです。今日は九州南部で線状降水帯が発生しています。関東地方でも梅雨独特のシトシト雨ではなく、短期集中型の雨が降っています。今後予想される天気図の傾向を見ると、梅雨は1~2週間で終わり7月上旬には一気に真夏がやってくるかもしれません。そして、今後ラニーニャ現象が発生する可能性が高まっていることから、昨年同様の猛暑に見舞われる可能性もあります。

今日の夜は新宿で会合があるため昨夜仕事を終えてから東京に戻ってきました。朝から降り始めた雨が次第に激しくなってきましたが、先ほど雨の中、車で裏高尾まで出かけて、先週末に初めて見たキバナノショウキランの様子を見てきました。

 

日影沢駐車場に車を停め、雨の中、先週と同じ林道を歩きます。雨の平日にもかかわらず数台の車が駐車していました。ヤマアジサイの花が咲きはじめています。

 

傘をさして目的の花を探します。黄色い花を見かけました。サワギクかな?

 

この花は? 名前がわかりません(汗)

 

林道をはずれ沢沿いを歩いたり、少し谷を登ったりフラフラしていたところ、先週とは違う場所でキバナノショウキランの大株を見つけました。4株が密集して咲くと迫力あります。

 

花をズーム

 

語源は、黄色い花の姿を鍾馗(しょうき:五月人形にもなっている中国に伝わる魔除けの神様)の顔に見立ててその名が付いたそうです。鍾馗様の顔か・・・

キバナノショウキランはショウキランのように花が全開にならないので、鍾馗様の顔はなかなか現れませんね(笑)

 

キバナノショウキランについて、高尾599MUSEUMの紹介記事を引用しておきます。

山地の沢沿いの湿り気のあるところに生える腐生植物(腐葉土の上に生えて、その養分を分解する菌と共生して成長する植物)。葉緑素を持たず、自分で栄養をつくれないため、根に共生する菌類から養分をもらって成長する。地下茎は細かく枝分かれをして塊状(かいじょう)になり、太い花茎(かけい:葉をつけずに花だけをつける茎)を地上にのばす。全体が淡い黄褐色で花茎に厚みがあってやわらかい質感の花が10数個上向きに咲く。鱗片葉(りんぺんよう:葉が小さなうろこ状に変化したもの)が花柄(かへい:花をささえる柄)のつけねにあるが、目立たない。黄色い花の姿を鍾馗(しょうき:五月人形にもなっている中国に伝わる魔除けの神様)の顔に見立ててその名が付いた。花は直径約2センチで長い柄(え)があり、同じ仲間のショウキランと比べて花びらがあまり開かないのが特徴。手前につき出る花びらの先に黄色い毛が生え、内側に紫色の斑点がある。(引用終わり)

 

スマホでも1枚

林道をかなり登ってきたので、先週見た花の様子を見に行きます

 

こちらはピークを越えていて、かなり汚れてきました

 

近くにもう一株。先週の方が綺麗でした。

雨の降り方が強まってきたので、ここで退散。駐車場へ戻りました。

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梅雨入り前の真夏日 2024.6.14

2024-06-14 20:09:46 | 自然

収束に向かいつつあるエルニーニョ現象の影響が残り、今のところ太平洋高気圧の勢力が弱いようです。そのため梅雨前線は日本列島の南海上に南下して日本付近は乾いた空気に包まれ、朝晩はしのぎやすいものの、日中に日射があると気温が上昇して真夏の陽気となります。昨日の関東地方は雲に覆われたため過ごしやすい一日でしたが、今日は朝から日射が照り付け、八王子では最低気温17.1℃、最高気温32.6℃と日中は今年一番の暑さとなりました。

 

今日17時現在の最高気温の一覧です。内陸部の北関東や京都周辺では最高気温が35℃を越える猛暑日となっています。

 

今日は久しぶりに自宅での在宅勤務です。天気が良いので何度か自宅近くを散策してきました。まずは近くの神社に咲くイチヤクソウ。

 

先週蕾が開きかけていました。1週間が経過して、そろそろ終盤のようです。

 

続いて昼休みの散策。先週に続いて近くの雑木林にアオバズクの様子を見に出かけます。自宅周辺では、多摩森林科学園など数か所でアオバズクを見ることができるそうです。そのうちの1か所を訪れます。

 

今日は先週とは別な木にとまっていました。

 

羽繕い中

 

今日は落ち着きがありません

 

おや?

 

また動きがなくなりました。油断したところ、

 

枝を飛び移り・・・

 

近くの枯れ枝へ移動

 

再び動きが止まりました。昼休みが終わってしまうので、これで退散します。今日もエンジェルポーズにはお目にかかれませんでした。

 

昼前から自宅周辺の空を報道用の2機のヘリコプターが何回も旋回していました。ネットで調べたところ、同じ東浅川町のマンションで事件があったようです。自宅から500mほど離れています。ヘリコプターから超望遠レンズで撮影した思われると事件現場の写真がネット記事に掲載されていました。

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ショウブ、アジサイ、アオバズク営巣の季節 2024.6.8-6.9

2024-06-09 21:01:23 | 自然

関東地方の梅雨入り平年日は6月7日です。昨日は九州南部、今日は四国地方で梅雨入りの発表がありました。今年は太平洋高気圧の勢力が今のところ弱く、梅雨前線は東日本では日本の南沖合に南下しているため、6月に入っても比較的湿度が低く過ごしやすい日が続いています。昨日は青空が広がりましたが、今日は湿った北東の空気が入り曇り空となりました。梅雨入り前の貴重な晴れ間なので、昨日と今日の午前中に自宅近くを散策してきました。

 

昨日は生活習慣病の薬を処方してもらうため、西八王子の内科に出かけました。その途中に散田町の真覚寺に立ち寄り、色づき始めたアジサイの様子を見てきました。

 

心字池の周囲にはアジサイが植栽されています

 

咲きはじめの淡い色のアジサイ

 

内科の帰りに片倉城跡公園を訪れます

 

先週も紹介したヒメザゼンソウ

 

暗い場所に咲いているため、手振れしてしまいました

 

水車小屋近くの菖蒲田へ向かいます

 

ショウブの花が見頃です

 

白と淡い紫色のショウブ

 

太陽を浴びて輝く白色のハナショウブ。今が一番美しい季節です。

 

お昼になったので自宅へ戻ります。そろそろ咲きはじめるシャクジョウソウを確認するのを忘れてしまいました。来週かな。

 

夕方、自宅近くでアジサイを見学。夕日を浴びて綺麗でした。

 

今朝は、買い物前に近くの神社へ。先週紹介したイチヤクソウが咲き始めました。今週中には見頃を迎えそうです。

 

近くの公園ではホタルブクロが満開

 

先週も紹介したアオバズクが気になり、再び訪れてみました

 

今日はお目覚めのようで、周りをキョロキョロ見回しています

 

羽繕いしているようです

 

5分ほど見上げていましたがこれ以上の動きはありません。数時間見上げていないと、エンジェルポーズにはお目にかかれないのかな。。。

スーパーが開店する時間になったので、立ち去ります。また来週。

 

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狭間周辺を散策 2024.6.2

2024-06-02 21:41:36 | 自然

今日は上空に寒気を伴った低気圧の接近で不安定な天気となりました。午後から本格的な雨となり、八王子では最低気温15.3℃、最高気温21.6℃と日中は低めの気温で経過しました。雨が降り出す前の午前中、スーパー開店の前にちょこっと自宅周辺を散策してきました。

 

久しぶりに訪れた神社の境内。木の上ではアオバズクがお昼寝中でした。

 

5分ほど見上げていましたが、ほとんど動きがありません。

 

別な角度からズーム

 

別な神社の雑木林ではイチヤクソウの蕾が膨らんでいました

 

今週中には開花しそうです

低気圧の影響は火曜日頃まで残り、その後は北から高気圧に覆われるため、今週半ば以降は比較的良い天気が続きそうです。

コメント (2)
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