蛭ヶ岳登山シリーズ最終回では見かけた草花の紹介となります。今回の登山ルートは標高差が1000m以上にもなり山麓と山頂付近では1か月以上の季節のずれがあります。高尾山近辺でも見られるお馴染みの花から高山植物まで様々な花々に出会いました。沢山写真を撮ってきましたが、一部を以下に紹介します。始めのうちは先頭を歩き、草花を見つけては同行した友人に自慢げに説明していたのですが、次第に知らない花が現れ、持ち帰りの宿題ということでお茶を濁す場面が増えてきました・・・
林道の終点から尾根道へ向けて登山道を暫く登ると、黄色い花をつけた笹を見かけました。
笹の花? 自信がないので帰宅後調べてみたところ、竹や笹は60年周期で花を咲かせ2~3年咲いたら枯れてしまうのだそうです。昔から、竹や笹に花が咲くと悪いとこの前触れだと恐れられていたらしい。笹の花は姫次から蛭ヶ岳へ向かう途中でもたくさん見かけました。
ササバギンランです。日当りの悪い北斜面を中心に、沢山咲いていました。
新緑がまぶしい尾根道に出ると、北側斜面の至る所でギンリョウソウが咲いています。高尾山では湿り気の多い薄暗い場所に咲くことが多いので、明るい尾根道で群生しているとは意外な感じがします。
姫次から蛭ヶ岳にかけて、地蔵平を中心に多くの種類の草花が咲いています。あちらこちらに植生保護の柵が設けられています。道端で沢山見かけた花はクワガタソウ。度忘れして、名前を思い出すのに数十秒を要してしまいました(汗)。高尾山でもどことどころ咲いているので、忘れてはいけませんよね。葉の形に特徴があるのです。
友人が自慢げに見つけたこの花もクワガタソウでしょうか。自信ありません。
ジシバリ(イワニガナ)です。途中群生地が一か所ありました。
はじめて見る花です。地蔵平から蛭ヶ岳へ登る木道にかけて沢山咲いていました。ツルシロカネソウと呼ぶそうです。似たような花にハコネシロカネソウがありますが、一回り花が小さいそうです。
ミヤマニガイチゴの花です。
蛭ヶ岳に近づくにつれて嬉しいことに春の花が咲き残っています。アセビの花とオレンジ色の新緑です。
6月間近にもかかわらずコイワザクラが咲いていました。まさか出会えるとは思ってもいなかったので、見つけた時は感激でしたね。
往路で2か所、復路で3か所発見。
よく見ると花の形が全て異なっていますが、花弁は深く5裂し、さらに先が浅く2裂するのが特徴です。
再びシロヤシロの花を紹介しておきます。
帰りは八丁坂ノ頭からモノレールに沿って下山しました。アカマツ林の下にはササバギンランが
咲いていました。
標高が低くなるにつれてフタリシズカの花芽が現れ始め、下のほうではしっかり開花していました。その変化をいち早く友人が見つけて自慢げに語ってくれました。言われてみるとモノレールに沿って下り始める辺り、数百mにわたって一面に葉っぱが茂っていました。花が一斉に咲くと見事だなと思っていたのですが、葉の形がフタリシズカと同じです。きっとフタリシズカの群生地だったのでしょう。
標高差1000mの登山。初夏の花から早春の高山植物まで満喫できました。
林道の終点から尾根道へ向けて登山道を暫く登ると、黄色い花をつけた笹を見かけました。
笹の花? 自信がないので帰宅後調べてみたところ、竹や笹は60年周期で花を咲かせ2~3年咲いたら枯れてしまうのだそうです。昔から、竹や笹に花が咲くと悪いとこの前触れだと恐れられていたらしい。笹の花は姫次から蛭ヶ岳へ向かう途中でもたくさん見かけました。
ササバギンランです。日当りの悪い北斜面を中心に、沢山咲いていました。
新緑がまぶしい尾根道に出ると、北側斜面の至る所でギンリョウソウが咲いています。高尾山では湿り気の多い薄暗い場所に咲くことが多いので、明るい尾根道で群生しているとは意外な感じがします。
姫次から蛭ヶ岳にかけて、地蔵平を中心に多くの種類の草花が咲いています。あちらこちらに植生保護の柵が設けられています。道端で沢山見かけた花はクワガタソウ。度忘れして、名前を思い出すのに数十秒を要してしまいました(汗)。高尾山でもどことどころ咲いているので、忘れてはいけませんよね。葉の形に特徴があるのです。
友人が自慢げに見つけたこの花もクワガタソウでしょうか。自信ありません。
ジシバリ(イワニガナ)です。途中群生地が一か所ありました。
はじめて見る花です。地蔵平から蛭ヶ岳へ登る木道にかけて沢山咲いていました。ツルシロカネソウと呼ぶそうです。似たような花にハコネシロカネソウがありますが、一回り花が小さいそうです。
ミヤマニガイチゴの花です。
蛭ヶ岳に近づくにつれて嬉しいことに春の花が咲き残っています。アセビの花とオレンジ色の新緑です。
6月間近にもかかわらずコイワザクラが咲いていました。まさか出会えるとは思ってもいなかったので、見つけた時は感激でしたね。
往路で2か所、復路で3か所発見。
よく見ると花の形が全て異なっていますが、花弁は深く5裂し、さらに先が浅く2裂するのが特徴です。
再びシロヤシロの花を紹介しておきます。
帰りは八丁坂ノ頭からモノレールに沿って下山しました。アカマツ林の下にはササバギンランが
咲いていました。
標高が低くなるにつれてフタリシズカの花芽が現れ始め、下のほうではしっかり開花していました。その変化をいち早く友人が見つけて自慢げに語ってくれました。言われてみるとモノレールに沿って下り始める辺り、数百mにわたって一面に葉っぱが茂っていました。花が一斉に咲くと見事だなと思っていたのですが、葉の形がフタリシズカと同じです。きっとフタリシズカの群生地だったのでしょう。
標高差1000mの登山。初夏の花から早春の高山植物まで満喫できました。