今週は木曜日が在宅勤務でした。最近、上空の寒気の影響で不安定な天気が続いていますが、昨日は小康状態となたっため、午前中にオンライン打合わせと残務を片付けてから長めの昼食休憩を取得して、ひたち海浜公園を散策してきました。目的は、砂丘エリアのハナハタザオと、ひなの森に咲くアジサイです。昼前になると友部付近では小雨が降り始めましたが、雨雲は南南西から北北東に移動しているため、太平洋岸のひたち海浜公園には達しないと判断。計画通りに、ひたちなか海浜公園へ向かいます。
高速道路を利用して友部のアパートから車で40分足らずで公園南駐車場に到着。この時期、園内はプレジャーガーデンを除くと閑散としています。中央ゲートから砂丘方面へ向かいます。
1年ぶりに訪れる砂丘エリアです
正面には阿字ヶ浦と磯崎。丘陵の先端に酒列磯前神社が佇みます
砂丘エリアを散策すると、さっそく目的のハナハタザオが咲いていました。
上のほうから咲き始め、これからピークをむかえそうです。
砂丘エリアでは定植されたハナハタザオがあちらこちらで咲いていました。昨年よりもそのエリアが格段に広がった様子です。ハナハタザオの群生地点へ向かい砂丘内を散策します。
ヘラバヒメジョオンと名札が付いていました。北米原産の帰化植物です。
テリハノイバラの白い花。初冬には赤い実を付けます。
カワラサイコの花。茨城県のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されています。
保護区域に群生するハマボウフウ。こちらも茨城県の準絶滅危惧種に指定されています。
砂丘観察園路の入口にやってきました。ここではハナハタザオの増殖活動に取り組んでいます。
ハナハタザオは絶滅が危惧される貴重な植物で、環境省の第4次レッドリストでは絶滅危惧ⅠA類に指定されています。
昨年よりも更に花数が増えています
散策路の近くでも見ることができます。
昨年の同時期に散策した際に偶然見かけたハマウツボ(咲き終わり)を探したのですが、今回は見つけることができませんでした。今年は季節の歩みが早く終わってしまったのかもしれません。
海浜口ゲートへ向かう途中でハマカキランの花を見かけました。
近くにもう一株咲いていました。こちらは、ちょうど見頃です。ハマカキランは太平洋側の砂地のクロマツ林に育つランで、自生地は少ないようです。
みはらしの丘に到着。斜面を耕して秋のコキアへ向けた準備が始まっています。
南斜面では早くもコキアの植え付けが始まっています。
コキアの植え付けは一株づつ手作業で行われています。気が遠くなる作業量です。
見晴らしの丘入口からの眺め。手前の松の木が半分茶色く枯れていました。ネモフィラやコキアシーズンのシンボルツリーの1本だったので心配です。
最後に、みはらしの丘の近くの「ひなの林」にやってきました。
アナベルに交じって、淡いピンク色のガクアジサイ。
早しの遊歩道に沿ってアナベルが植栽されています。
小さな装飾花が密集した集合花です。咲き始めは淡い緑色で、次第に白色に変化していきます。
アナベルに交じって咲く白いアジサイは、最近よく見かけるダンスパーティーかな?
梅雨の時期は地味な花が多い中、マリーゴールドで彩られた花壇は目を引きます。
帰りに、ひたちなか自然の森に立ち寄りました。たくさんのツチグリが姿を現していました。残念ながら、ウメガサソウやイチヤクソウ、オオウメガサソウは終わっていました。昨年6月17日に訪れた時は、イチヤクソウやオオウメガサソウの見頃が続いていたので、今年は季節の歩みが早いようです。