おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

彦根のモチさ~ん♪

2007-06-04 21:54:02 | 湖国日記
月曜日は忙しいですね~ ホントは朝から彦根まで行くつもりやったんやけど、電話があったり、メールが来たり、FAX送ったり・・・してる間にお昼。なので、今日は電車で行ってきました~
彦根行きの目的。
ひとつは印刷会社へ校正紙を持って行くこと。電話とFAXでは伝えきれないと思ったので、紙面を持参して打ち合わせ。
それから、彦根城へ・・・そう、モチさんに会いに?

先日からの某紙の紙面で「彦根特集」を書いていて、取材で何度も彦根に足を運んでたんやけど、あの人気キャララクター、ナマ「ひこにゃん」に会ってなかったのと、彦根城築城400年祭のイベントを全部観てなかったこと、それに、5月31日から新しい展示が始まったこともあって、校了の前に行っておきたかったんですね。

ナマ「ひこにゃん」、彦根のモチさんにも会えました!
おこちゃまと同じように、おかんな私もツーショットを撮ってきましたから!
ついでに、お友だちにも写メを送りましたよ。
今ちょっと落ち込みがちな?相方にも写メを送ったんやけど、
「あんたも好きね~」と一蹴?されました。
いや、これもお仕事なんで~!?

31日から始まった展示に、「山田洋次 時代劇三部作展」がありました。
いや~、しっかり見て来ましたよ。
「たそがれ清平衛」、「隠し剣 鬼の爪」、「武士の一分」ですね。
パネルと、映画に使われた衣装や道具、台本、美術資料・・・どれもおもしろかったですね~ 映画のCM映像も流れてました。
それと、今回の展示用に制作された記念映像がなかなか良かったんですね。
ま、めったに映画を見に行かない私やし、邦画好きやないダンナなんで、これらの作品をTVでも見てないです。原作も読んでないし・・・
でも、解説付きでながれてくる三作品の紹介映像だけで涙が出そうになりました。

山田監督曰く、
「身につまされる映画」なんやそうです。
当時の、庄内地方の貧しい武士の生活を詳細に調べて、生活をリアルに描いてるそうです。
例えば、食事。ご飯の最後に白湯を入れ、たくあんで茶碗を洗うようにして食べて「箱膳」にしまうんですね。「箱膳」て、昭和になっても使ってたもので、一人分の食器をしまう箱なんやけど、食事の時にふたを裏返して膳の形にできる便利なものですね。
あと、幼い娘が衣類を足で踏んで洗濯するシーンとかもありました。

印象的やったのは、幼い娘が父である真田さんに言うんですね。
「裁縫を一生懸命すれば、着物が縫えるようになるけど、学問を一生懸命したら何の役に立つんですか?」 
父が考えながら、言うんですね。
「学問をすれば・・・自分の頭で考えられるようになるんだ・・・」
山田監督が言います。
「父親が早く帰宅して子どもといろんな話をする。こうやって、子どもたちは学んで行くんですね。今の時代は、大人も子どもも忙し過ぎて、そういう時間がなさ過ぎるんではないでしょうか」
山田監督はこの三部作で、日本人が忘れかけたものを描きたかったと言うてはります。原作でもそれが描かれているのかどうかわからないけど、市井の貧しい武士が大切にした家族への愛とか、そういうものを描いてるようですね。

それにしても、涙をこぼしながら刀を抜くキムタク、な~んて男前なんかしら・・・印象的でしたね~。

キムタクの映画はこちら → 「武士の一分」