おかんのネタ帳

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復活! ほたる寄席

2010-06-26 22:54:52 | 日々のつれづれ


昔、市民ホールで寄席をやってました。
その名も、「ほたる寄席」。
なんでも、「ほたる」がつくねんな~(笑)

いつやったか、米朝さんが来てくれはった時に、
まだ高校生やった次女と一緒に行きましたわ。
何の噺をしはったのか、ほかに誰が出てはったんか・・・もう記憶にないけど、
ナマの落語を見たことなかった娘は、感慨深げに言うてました。

「うち、国宝の米朝さんをナマで見てんねんな! すごいな!」 

いつの頃からか、落語会はぱったりしなくなってたけど、
今年から、また始めるらしいんですわ。
なので、復活! 「ほたる寄席」。

多分、一昨年の「米團治襲名披露」が満席やったり、
近江八幡市民ホールや野洲文化ホールの「米朝一門会」、
さざなみホールの「文珍独演会」・・・など、毎回盛況やから、
昨今の落語ブームに乗っかろうってことやね。

でもね。
やっぱり、噺家さんの知名度もあると思うよ。
それと、宣伝も。
先日の小朝さんの時は、ちょっと寂しかったやん~

それはともかく、今日は、復活第1弾!

桂 さろめ 「鶴」
林家 染雀 「こぶ弁慶」
桂 あやめ 「リサイクル嫁姑」・・・やったっけ?

さろめさんは、あやめさんの唯一の弟子。
関東の出身らしいけど、若い女性です。
江戸落語風?に「鶴」をやらはって、清楚な感じで良かったですわ。
ちょっと失敗が・・・サゲに行く前にネタバレして・・・(汗)
一瞬、お客さんもザワついたけど、さらっと、
何事もなかったように普通にオチました。
ま、がんばってね~(笑)

染雀さんは、どっかで見たことあるなと思ったけど、
たしか、繁昌亭で、「うしろ面」を踊ってくれた人やね。
「ちりとてちん」でも、劇場でチラッと演じてるとこが映ってたっけ。

さすがに、噺家らしいはなしっぷりやけど、滋賀県に来たからと、
珍しい噺をしてくれました。
大津の宿の宿屋を舞台にした東の旅から、「こぶ弁慶」。
ナマで聴いたのは、初めての噺かもしれん。
調べたら、オチが米朝さんのと違うみたいやけど。
鳴り物入るし、弁慶の大見得?あり~の、なかなか圧巻な噺です。

あやめさんは、いつもの女性を演じる新作やけど、
本題に入る前にかなり長くマクラやってましたね。
入門した当時の話・・・・有名な合宿免許の話ね~
落語家になって28年やて~ 男性しかいなかった職種に女性が就く話で、
宇宙飛行士はカッコええけど、噺家は・・・みたいなこと言うてはりました。

そこから時事ネタで、W杯のサッカー、角界の不祥事の話へ。

「名古屋場所、どうなるんでしょうねぇ。やっても何人か出られへんらしいですわ。
 事件やしね。力士の代わりに、警察が星取りますねん~」(拍手!)

「場所に出られへんお相撲さんはヒマですやん。
 しゃあないな、誰が勝つか賭けよか~  あかん、あかん」(爆笑)

本編は、お得意なヨメと姑の話。
実感することばっかりやから、おもしろい。会場にもめっちゃ受けてたわ。
女性が女性を演じる、あやめさんの独特の世界やろな。

ところで、このあやめさんと染雀さん。
「姉様キングス」という、音曲漫才で世界デビューまでもしてはる方々です。
NHKの上方演芸ホールぐらいしか、テレビでは見られへんので、
私はまだ見たことないねんけど・・・サイトを発見しましたよ~ → こちら

エンターテイメントやなぁ~

次回の「ホタル寄席」は、9月18日。
桂坊枝さん、桂文三さん、それにイケメン、桂三四郎くん~!