新京極の、うなぎのかねよ、です。
前から行ってみたいと思っていた、「かねよ寄席」に行ってきました。
お世話人は、京の噺家、桂米二さん。
今日の出演は、米二さんと、米二さんの二番弟子の二葉ちゃんに、
京都出身の、桂よね吉さん。
よね吉ファンの友だちと行ってきたんですね。
なんせ、うな丼付きの寄席です。予約50人に当日50人。
あの2階に100人も入って、床が落ちひんのかいな、というくらい、
古い建物の老舗なんですよ~
落語の前に、まず、うな丼をいただきます。
これは、かねよ名物の、きんし丼。
せっかくやから、私はきんし丼を注文。
だし巻きでもなく、錦糸玉子でもない、玉子焼き?の下に、
うなぎの蒲焼きがあるという丼。1800円。
ほら、うなぎ!
ダンナがそれほどうなぎ好きやないから、外でうなぎを食べることがないし、
第一、お高いからね。ひとりでもうな丼を食べに行くこともないわ。
「日本一の鰻や」さんで食べるって、めっちゃ、うれしいやん~
玉子焼きが苦手な友だちは、うな丼を注文。これも1800円。
「かねよ寄席」は、このうな丼、きんし丼の値段、1800円で、
落語3席が聞けるんです。オトクでしょ~
もう、15,6年は続いてるらしい。
開場前に行ったので、最前列で見ましたよ。
いわゆる、「ツバかぶり」の席ですわ~(笑)
前座は米二さんの二番弟子、二葉ちゃんで、道具屋。
デビュー間もない女性噺家、アフロヘアの小柄な女の子。
めっちゃ、かわいい~。
もう、一生懸命なんがひしひし、やったね。
ナニを言うてもかわいいから、マクラからお客さんはニコニコ。
二番手の、よね吉くん。
二葉ちゃんの落語を温かく聞いてる会場に向かって、
「甘やかしたらあきまへんで~」
マクラの、名古屋駅のきしめんの話。
相変わらず、汗だくになりながら、力入ってましたよ。
引っ張って引っ張って、ふぐ鍋まで40分の熱演。
「かねよ寄席」に、いっこも呼んでくれへんとぼやいてたけど、
トリの米二さん曰く。
「40分もしゃべってからに、もう4年は呼ばんわ」
米二さんは、京都のお噺、はてなの茶碗。
時の関白のくだりで、「まさこさま」が登場してたけど、
毎回、チラッと時事ネタみたいなんを入れはるね。
ベテランらしい、ゆっくりしっかりきける噺です。
笑いどころがわかってる噺やねんけど、やっぱりそこが面白いねんな。
つい、笑ってしまいますね。
さて、今日の出会いは、きんし丼以外に?
座布団席の、私の後ろにいたグループのオバサマ方。
留学生の2人(中国人、アメリカ人)を連れてはったんやけど、
英語落語をみなさんで勉強してはるらしいよ。
アメリカ人の彼は、母国がガーナというキレイな黒人の男子で、
もうすぐアメリカに帰るらしいけど、流ちょうな日本語を話してましたよ。
浴衣を着て落語をやったという写真を見せてもらったんやけど、
どうやら、北区の鳳徳会館で、京都市内の6大学の落研と一緒に、
定期的に「ほうとく寄席」を開催しているとか。
お誘いを受けたけど・・・京都まではなかなか・・(汗)
いろんな活動をされてる方がいはるんやねぇ。