先日、愛荘町までいったついでに、甲良図書館まで走ってきました。
ステキな建物でしょ~
でも、残念ながら休館日。
中に入れなかったんですよね~(涙)
この建物は、かつての東甲良尋常小学校の校舎です。
昭和8年に竣工した本館で、全国でも珍しい総檜寄棟造りなんやそうです。
当時、その豪華さは全国一といわれたほどやったとか。
設計は当時の県内を代表する建築家で、学校建築をいくつも手がけた田中松三郎氏。
施工は、棟梁が小野庄太郎氏で、村直営で実施。
銅像は、施工作業の陣頭指揮を取った当時の村長の野瀬市太郎氏。
村民は材木の運搬、児童はレンガの手送りなど、
村民、児童が一丸となって、作業を手伝ったようです。
そして、8年の歳月をかけて、県内随一の、モダンな校舎が完成したんですね。
老朽化で、校舎の建て替えによる解体が決まっていたけど、
住民からの保存要望により、平成5年、町は、
高さ12m、長さ65mの本館を二つに切り離し、
建物の下にレールを敷いて、コロをかませてウインチで県道を越え、
北側に曳き移して、現在のように保存したらしいです。
なので、現在の東甲良小学校の校舎と向き合うように建ってるんですね。
玄関ポーチは鉄筋コンクリート造りで、彫刻を施したエンタシスの円柱と、
タイルを貼った角柱を組み合わせたモダンなデザインです。
小学校にはつきもの!の二宮金次郎さん。
周辺は田園地帯。
湖東三山の山々も、ぼちぼち色づき始めてました。
また出直して、建物の中も見てみやんとね。
甲良町指定有形文化財。
毎週、月・火曜日と、第3日曜日が休みらしいです。