おかんのネタ帳

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花よりもなほ

2017-06-18 18:02:10 | 演劇・舞台
昨日、劇団朋友の「花よりもなほ」を観ました。



中野にある劇場HOPEという、小さな劇場です。
キャパが80席。
こんな小さな劇場でお芝居を観るのは初めてかも。

中野は、スタジオライフのJr.5の舞台を何度も観に行ってるので、
わりと通い慣れたところやけど(笑)
いつも行くウエストエンドとは逆方向で、
ほんとに下町の街中にある劇場でした。



是枝裕和さん原作の物語。
時は元禄十五年。
仇討ちに藩が賞金を出していた時代で、
江戸の町では、赤穂浪士が
いつ仇討ちをするのか、しないのかと、
町人たちの話題になっていた。

父の仇討ちのために、
信州松本から江戸に出て来た主人公。
剣の腕がさっぱりで、
仇討ち相手を探しながら、
長屋で読み書きを教えている。

長屋に住む貧しい住人たちに、
励まされたり、たかられたり、
そんな中で、仇討ちしても、
誰も幸せにならないことに気づき…

若手俳優の意欲的な芝居で、
狭い舞台に10人以上が立って、
ちょっと圧倒されました。

テンポよく、軽快!
長屋の住人たちのカッコが、
汚いというか、どうなん?と思うけど(苦笑)、
彼らの自由なセリフが楽しくて。

「小野寺さま」やら3人ほどの
赤穂浪士の裏会議?シーンが、
途中に何度か出てくるんやけど、
これがまた、コミカルというか、
落語の世界みたいで面白かったです。

観客は役者さんたちの家族や友だち?
といった感じでしたね。

地方では観ることができない舞台。
上京して、こういう作品を、
こういう劇場で観るというのも、
初めてやけど、楽しい経験でした。

出会いに感謝!