雨のあとに日差し、やっぱり暑いですね。
昨日の振替か、今日、地元の小学校では運動会をやってるもよう。
わが家は、相変わらずの静かな日常、アービス業のダンナも仕事やしね。
先週は怒濤の1週間でしたね。
連休明けに原稿の校了があり~の、肉体労働?あり~の、
観劇2本、講談の会1本・・・
水曜日、愛知県の稲沢市まで行ってきました。
ひこね演劇鑑賞会の先輩方と、彦根から車で、
「いなざわ演劇鑑賞会」の例会にお邪魔してきました。
稲沢市民会館、名古屋文理大学文化フォーラムという名称、
(指定管理が文理大なんでしょうか?)
中ホールは500人ほどのキャパ、良い感じですね。
・・・彦根もこれくらいだと観やすいのに・・
観てきたのは、俳優座劇場プロデュース「12人の怒れる男たち」。
いや~、面白かったですね!
ヘンリー・フォンダの映画を、テレビで何度も見て、
白黒の映画なのに、すごく印象に残ってるんです。
もともとはテレビドラマの作品やったらしいです。
原作はレジナルド・ローズで、実際に殺人事件の陪審員を務め、
それをもとに書かれたようですよ。
先月、彦根に来られた劇団1980の柴田義之さんが出演されてて、
(「素劇 楢山節考」を彦根で上演)
その時に、「ぜひ、来てください。ずっと怒ってますから」
そうおっしゃってたけど、陪審員10番、ほんま怒ってばっかりでした(苦笑)
ストーリーは、父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、
陪審員が評決に達するまで一室で議論するというもの。
証拠や証言は被告人である少年には圧倒的に不利、
しかも、スラムで育った素行の良くない少年でもあり、
陪審員が全員一致で有罪になると思われたところ、
ただ一人、陪審員8番だけが少年の無罪を主張して、
「もっと話し合いをしましょう」という。
一人の少年の命が、自分たちの1票にかかってるのだから。
やがて、陪審員8番の熱意と理路整然とした推理によって、
当初は少年の有罪を信じきっていた陪審員たちが、
徐々に無罪に手をあげ始める・・・
どうせ有罪なんだから、さっさと終わらせて帰ろうぜ・・
そんな雰囲気で始まります。
徐々に、陪審員たちの職業や考えがあらわになってきます。
裁判にまったく興味がなく、ヤンキースの試合のチケットを持ち、
観戦にいくことばかり考えてる人・・・雨が降り出して、
もうどうでもよくなっていきます。
貧困層にあからさまに差別感を持ってる陪審員10番。
他の人が無罪に転じる中、勝手な理屈をがなり立て、
やがてつじつまが合わなくなって自滅。無罪に転じます。
優柔不断で有罪にいったり無罪にいったりの陪審員12番。
目撃証言がある以上、理論的にも有罪と言う陪審員4番。
最後まで有罪を主張した陪審員3番。
家を出て行った息子との確執が、少年を許さなかった。
被告が油剤か無罪かを検証して、全員一致しなければならない陪審員。
この作品は、真犯人が誰かを追及する推理ドラマではないんですね。
翻訳をした酒井洋子さんは言います。
様々な階層、背景を背負った普通の人々が、
時間制限のくくりの中で、真実にたどり着こうと焦り、
あがき、自分の恥部をさらけ出した末に納得の着地点に降り立つ群像劇。
まさに、男だらけの舞台ですが、
わかりやすく、しかもスリルある展開で、
引き込まれる舞台でした~
ほんま、演劇は面白いです!
終演後、制作の方に楽屋まで連れて行っていただき、
出演の俳優さんにご挨拶・・・素の俳優さんは、
一瞬、どの役の方かかわからないくらい普通ですね(笑)
お約束通り?柴田さんにもお目に掛かってきました。
柴田さんは、めっちゃ、そのまんまな風貌です!
俳優座劇場プロデュース公演は、
来年、彦根にも来られますね。
イプセンの「人形の家」、楽しみ~
・・私的には「12人・・・」の方が好みやけど(苦笑)
昨日の振替か、今日、地元の小学校では運動会をやってるもよう。
わが家は、相変わらずの静かな日常、アービス業のダンナも仕事やしね。
先週は怒濤の1週間でしたね。
連休明けに原稿の校了があり~の、肉体労働?あり~の、
観劇2本、講談の会1本・・・
水曜日、愛知県の稲沢市まで行ってきました。
ひこね演劇鑑賞会の先輩方と、彦根から車で、
「いなざわ演劇鑑賞会」の例会にお邪魔してきました。
稲沢市民会館、名古屋文理大学文化フォーラムという名称、
(指定管理が文理大なんでしょうか?)
中ホールは500人ほどのキャパ、良い感じですね。
・・・彦根もこれくらいだと観やすいのに・・
観てきたのは、俳優座劇場プロデュース「12人の怒れる男たち」。
いや~、面白かったですね!
ヘンリー・フォンダの映画を、テレビで何度も見て、
白黒の映画なのに、すごく印象に残ってるんです。
もともとはテレビドラマの作品やったらしいです。
原作はレジナルド・ローズで、実際に殺人事件の陪審員を務め、
それをもとに書かれたようですよ。
先月、彦根に来られた劇団1980の柴田義之さんが出演されてて、
(「素劇 楢山節考」を彦根で上演)
その時に、「ぜひ、来てください。ずっと怒ってますから」
そうおっしゃってたけど、陪審員10番、ほんま怒ってばっかりでした(苦笑)
ストーリーは、父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、
陪審員が評決に達するまで一室で議論するというもの。
証拠や証言は被告人である少年には圧倒的に不利、
しかも、スラムで育った素行の良くない少年でもあり、
陪審員が全員一致で有罪になると思われたところ、
ただ一人、陪審員8番だけが少年の無罪を主張して、
「もっと話し合いをしましょう」という。
一人の少年の命が、自分たちの1票にかかってるのだから。
やがて、陪審員8番の熱意と理路整然とした推理によって、
当初は少年の有罪を信じきっていた陪審員たちが、
徐々に無罪に手をあげ始める・・・
どうせ有罪なんだから、さっさと終わらせて帰ろうぜ・・
そんな雰囲気で始まります。
徐々に、陪審員たちの職業や考えがあらわになってきます。
裁判にまったく興味がなく、ヤンキースの試合のチケットを持ち、
観戦にいくことばかり考えてる人・・・雨が降り出して、
もうどうでもよくなっていきます。
貧困層にあからさまに差別感を持ってる陪審員10番。
他の人が無罪に転じる中、勝手な理屈をがなり立て、
やがてつじつまが合わなくなって自滅。無罪に転じます。
優柔不断で有罪にいったり無罪にいったりの陪審員12番。
目撃証言がある以上、理論的にも有罪と言う陪審員4番。
最後まで有罪を主張した陪審員3番。
家を出て行った息子との確執が、少年を許さなかった。
被告が油剤か無罪かを検証して、全員一致しなければならない陪審員。
この作品は、真犯人が誰かを追及する推理ドラマではないんですね。
翻訳をした酒井洋子さんは言います。
様々な階層、背景を背負った普通の人々が、
時間制限のくくりの中で、真実にたどり着こうと焦り、
あがき、自分の恥部をさらけ出した末に納得の着地点に降り立つ群像劇。
まさに、男だらけの舞台ですが、
わかりやすく、しかもスリルある展開で、
引き込まれる舞台でした~
ほんま、演劇は面白いです!
終演後、制作の方に楽屋まで連れて行っていただき、
出演の俳優さんにご挨拶・・・素の俳優さんは、
一瞬、どの役の方かかわからないくらい普通ですね(笑)
お約束通り?柴田さんにもお目に掛かってきました。
柴田さんは、めっちゃ、そのまんまな風貌です!
俳優座劇場プロデュース公演は、
来年、彦根にも来られますね。
イプセンの「人形の家」、楽しみ~
・・私的には「12人・・・」の方が好みやけど(苦笑)