下書きしたまま、なかなかアップできず、すいません~
慣れない仕事?で汗をかきまくってまして・・(苦笑)
急にテニスファンが増えたこの数日。
大坂なおみさんの快挙は確かにすごいことやし、
魅力的な人でもあるけど、新聞やワイドショーの取り上げ方が、
みんな同じような印象ですね。
試合後のインタビューのコメントに関して、
ネット上には、もう少し違う指摘がいろいろとされています。
例えば、なおみさんが言ったという「勝ってごめんなさい」は誤訳で、
「I'm sorry it had to end like this」は
「このような終わり方になったことは残念です」と訳すのが正しいとか。
・・・「sorry」という単語を謝罪と思うのは、間違いらいいよ。
哀しみや遺憾の意味を込めて、「I'm sorry」というのは普通の表現らしい。
日本人の英語力って・・どうなん?
外交とか、大丈夫なん?て思ってしまうね。
もう一つ、セリーナ・ウィリアムズの抗議に対しても、
彼女が、なおみさんに負けそうになって自分を見失ったとか、
あの日の審判の警告に対してイライラしてるとか言われてるけど、
根はもっと深いということを、書いているところが多いです。
テニス界でも、マイノリティな女性プレイヤーに対して、
それまでにも差別的な扱いがいろいろあったようです。
積もりに積もって、なんでしょうか。
何かと、スポーツが話題になる昨今ですが、
選手末の日曜日、いつも市民カレッジに、
全日本のシンクロナイズドスイミングのコーチ、
井村雅代さんの講演に行ってきました。
テーマは、「人を育てる~愛があるなら叱りなさい~」。
印象的な言葉がたくさんありましたね。
ご自分のプロフィールについて、
全日本のコーチを27年務め、立花さんらが辞めるときに、
自分も辞めて、その後、依頼があって中国のコーチになった。
「あの時は、みんなに『裏切り者』って言われまして。
ここにいいる皆さんも、そう言うておられたのと違いますか?
中国は北京五輪を成功させるために、シンクロを強くしたい、
私が断ったら、ロシアのコーチがいくということやったんで、
ヨーロッパ主流のシンクロで、なんとか日本のことを認めて欲しい、
そう思ってたので、引き受けたんです」
・・多少、言葉は違うかもですが、こういうことを言うてはりました。
2度の五輪を中国コーチとして出場し、その後、イギリスのコーチを経て、
2014年に、全日本のコーチに戻らはったんですね。
約10年、その間、日本のシンクロはメダルが取れないどころか、
8位以内でないと五輪に出られないのに、それも危ういとこまで来て、
再び井村さんを招聘することになったんですね。
「戻って来て一番驚いたことは、今の若い子たちは、
日本語が通じない、ってことだったんです」
どーゆうこと??
客席もきょとんとしてましたけど(苦笑)
「2004年の全日本の子らには通じてたのに、
2013年の子らは、私の言う言葉は理解できても、
真意は理解してくれなかったんですね」
なるほど~
「目立ちたくない、一匹狼にはなりたくない。
みんなと一緒が良い。みんなと同じがいい・・
スポーツってね、競争なんですよ。
彼女らは、競争をしないんですよ。勝つための努力をしない。
だから極限まで練習するということがない」
あ~なるほど。運動会でも競争する競技はしないですもんね。
「練習した後に、今日はどうやった?って聞いたら、
『頑張りました』って言うんですよ。『頑張りました』は、
自分で言う言葉やなくて、人が言う言葉です」
「この子らの、体を作らなあかん。体力もつけやなあかん。
技術も教えなあかん。それに、言葉も教えなあかん」
この子らは、勝つ喜びを知らないんやな。
メダルを取ったときの喜びを知らんのやな。
この子らは、とことんやった時の達成感を知らんのやな。
それを味わせるには練習しかない。
それから全日本の合宿は、朝早くから夜遅くまで、
びっしりと練習させたのだそうです。
「私は厳しく、とことんまでやらせるし、
私は叱ってるのではなく、本当のことを言うてるだけです。
ダメなものはダメ。でも、必ず、こうしてみたら、
という解決法も言うてるんですよ。
叱ってるとこばっかり、メディアの人は取り上げるけど」(笑)
「それと、ダメな時は、現行犯逮捕、でないとあきません。
後から言うのはだめです。その時に言わないと。
よく女性は、叱りながら過去のことまで持ち出して、
あの時はこうだったとかしつこく言うでしょ。あれはダメです」
「選手には、無理をしなさいって言います。
出来ないことはない。自分の可能性を信じなさい。
酸欠状態まで追い込んで、練習させてます。
私も、真剣ですから」
「私は勝負師です。やるからには勝たないと。
だから、衣装にもこだわるし、音楽にもこだわります。
よそと同じではあきませんからね。オリジナルを作ってもらって、
後半、彼女らが一番苦しいときに、アップテンポになって、
手拍子ができるような曲を作ってもらいました。
実際、後半、自然に会場から手拍子が出て、やった!と思いました」
「衣装は、二重だと水が入って抵抗があるので、
一枚の布で、発色の良い色を使ってもらってます。
スワロフスキーをね、提供してくださる方がいて、
それを、保護者の方に縫いつけてもらいました。
たいへんやったみたいですよ、生地が薄いので」
「体の大きさ、足の長さは、ヨーロッパの選手には負けます。
それだけはどうしようもないんですけど、人間の目は、
集中するとそのまわりは見えなくなります。
だから、目をひくものを他につくって、足の長さとか、
背の高い子と低い子では10cm以上違うので、足の長さの違いとか、
気にならないような技術を身につけさせました。
足を上げるとき、お尻まで見せるようにしなさいって、
衣装が見えるでしょ。そこにみんなの目がいくように。
だから、あれは技術なんです」
「そんな彼女たちの、リオでの戦いぶりを観てあげてください」
聞いてる私たちが見たくなってきたのを見はからったかのように、
リオの映像が流されました。
銅メダルが確定したとき、
なんか、涙がこぼれましたね~
去年の戦いなのに~
ヘトヘトになるまで鍛え上げて、
彼女たちが銅メダルを取ったとき、井村さんは、
選手と一緒に喜んでましたね~
ずっとニコニコしてはりました。
愛があるなら叱りなさい。まさしく。
先日のアジア大会のデュエットの映像も見せてくださいました。
カッコ良かったですよ~
滋賀県近江八幡出身の乾さん!
リオの経験者は3人しか残ってないそうですが、
新チームで戦って来たんですね。
乾さんは現役続行!
アジア大会の3ヶ月前に新しいパートナーとして、
吉田さんと組むことになり(井村さんの思い付きとか)
わずか3ヶ月というのを感じさせないような演技で銀メダル!
ちなみに金メダルの中国選手の双子のコンビは、
井村さんが見つけて育てた選手だそうです。
「皆さんの地元の乾、頑張ってますよ。
今、27歳、この1年でさらに伸びましたよ~
それまで、何してたんでしょうね(笑)」
「彼女もね、最初は日本語が通じなかったんですよ。
やっぱり、ゆとり教育があかんと思うんです。
なんでも人と一緒がいい、自分ができないところは、
誰かがやってくれるからいいやとか、ね」
質疑応答も、ていねいに答えてくださいましたね。
スパルタで鍛えることに、保護者の理解はどうしたのか?
・・・保護者も一緒に育てると言う気持ちで、だそうです。
叱った後で、直す方法を教える、それは自信があるからできるのか?
・・・自信なんてありません、ただ、自分が経験したことから、
こうしてみなさい、それがダメならこうしてみなさい、というふうに、
指導してるだけです。自信はありません。
質問している方は、井村さんの講演だけを
聞きに来ている人のようでした。
何かと、パワハラの多い昨今で、酸欠まで追い込む、
井村さんの指導にヒヤヒヤしてる人もいるのかもですが、
選手とのコミュニケーションはしっかりとってはるようです。
共感したり、関心したり。
なかなか濃い、講演でしたね~
ちなみに、長年親しんできたシンクロナイズドスイミングが、
「アーティスティックスイミング」に変わるのも、
いややったみたいですよ。
「名前を変えるのを承知しないとオリンピックに出させないって、
おどされたんですよ~」
ほんまですか??(苦笑)
慣れない仕事?で汗をかきまくってまして・・(苦笑)
急にテニスファンが増えたこの数日。
大坂なおみさんの快挙は確かにすごいことやし、
魅力的な人でもあるけど、新聞やワイドショーの取り上げ方が、
みんな同じような印象ですね。
試合後のインタビューのコメントに関して、
ネット上には、もう少し違う指摘がいろいろとされています。
例えば、なおみさんが言ったという「勝ってごめんなさい」は誤訳で、
「I'm sorry it had to end like this」は
「このような終わり方になったことは残念です」と訳すのが正しいとか。
・・・「sorry」という単語を謝罪と思うのは、間違いらいいよ。
哀しみや遺憾の意味を込めて、「I'm sorry」というのは普通の表現らしい。
日本人の英語力って・・どうなん?
外交とか、大丈夫なん?て思ってしまうね。
もう一つ、セリーナ・ウィリアムズの抗議に対しても、
彼女が、なおみさんに負けそうになって自分を見失ったとか、
あの日の審判の警告に対してイライラしてるとか言われてるけど、
根はもっと深いということを、書いているところが多いです。
テニス界でも、マイノリティな女性プレイヤーに対して、
それまでにも差別的な扱いがいろいろあったようです。
積もりに積もって、なんでしょうか。
何かと、スポーツが話題になる昨今ですが、
選手末の日曜日、いつも市民カレッジに、
全日本のシンクロナイズドスイミングのコーチ、
井村雅代さんの講演に行ってきました。
テーマは、「人を育てる~愛があるなら叱りなさい~」。
印象的な言葉がたくさんありましたね。
ご自分のプロフィールについて、
全日本のコーチを27年務め、立花さんらが辞めるときに、
自分も辞めて、その後、依頼があって中国のコーチになった。
「あの時は、みんなに『裏切り者』って言われまして。
ここにいいる皆さんも、そう言うておられたのと違いますか?
中国は北京五輪を成功させるために、シンクロを強くしたい、
私が断ったら、ロシアのコーチがいくということやったんで、
ヨーロッパ主流のシンクロで、なんとか日本のことを認めて欲しい、
そう思ってたので、引き受けたんです」
・・多少、言葉は違うかもですが、こういうことを言うてはりました。
2度の五輪を中国コーチとして出場し、その後、イギリスのコーチを経て、
2014年に、全日本のコーチに戻らはったんですね。
約10年、その間、日本のシンクロはメダルが取れないどころか、
8位以内でないと五輪に出られないのに、それも危ういとこまで来て、
再び井村さんを招聘することになったんですね。
「戻って来て一番驚いたことは、今の若い子たちは、
日本語が通じない、ってことだったんです」
どーゆうこと??
客席もきょとんとしてましたけど(苦笑)
「2004年の全日本の子らには通じてたのに、
2013年の子らは、私の言う言葉は理解できても、
真意は理解してくれなかったんですね」
なるほど~
「目立ちたくない、一匹狼にはなりたくない。
みんなと一緒が良い。みんなと同じがいい・・
スポーツってね、競争なんですよ。
彼女らは、競争をしないんですよ。勝つための努力をしない。
だから極限まで練習するということがない」
あ~なるほど。運動会でも競争する競技はしないですもんね。
「練習した後に、今日はどうやった?って聞いたら、
『頑張りました』って言うんですよ。『頑張りました』は、
自分で言う言葉やなくて、人が言う言葉です」
「この子らの、体を作らなあかん。体力もつけやなあかん。
技術も教えなあかん。それに、言葉も教えなあかん」
この子らは、勝つ喜びを知らないんやな。
メダルを取ったときの喜びを知らんのやな。
この子らは、とことんやった時の達成感を知らんのやな。
それを味わせるには練習しかない。
それから全日本の合宿は、朝早くから夜遅くまで、
びっしりと練習させたのだそうです。
「私は厳しく、とことんまでやらせるし、
私は叱ってるのではなく、本当のことを言うてるだけです。
ダメなものはダメ。でも、必ず、こうしてみたら、
という解決法も言うてるんですよ。
叱ってるとこばっかり、メディアの人は取り上げるけど」(笑)
「それと、ダメな時は、現行犯逮捕、でないとあきません。
後から言うのはだめです。その時に言わないと。
よく女性は、叱りながら過去のことまで持ち出して、
あの時はこうだったとかしつこく言うでしょ。あれはダメです」
「選手には、無理をしなさいって言います。
出来ないことはない。自分の可能性を信じなさい。
酸欠状態まで追い込んで、練習させてます。
私も、真剣ですから」
「私は勝負師です。やるからには勝たないと。
だから、衣装にもこだわるし、音楽にもこだわります。
よそと同じではあきませんからね。オリジナルを作ってもらって、
後半、彼女らが一番苦しいときに、アップテンポになって、
手拍子ができるような曲を作ってもらいました。
実際、後半、自然に会場から手拍子が出て、やった!と思いました」
「衣装は、二重だと水が入って抵抗があるので、
一枚の布で、発色の良い色を使ってもらってます。
スワロフスキーをね、提供してくださる方がいて、
それを、保護者の方に縫いつけてもらいました。
たいへんやったみたいですよ、生地が薄いので」
「体の大きさ、足の長さは、ヨーロッパの選手には負けます。
それだけはどうしようもないんですけど、人間の目は、
集中するとそのまわりは見えなくなります。
だから、目をひくものを他につくって、足の長さとか、
背の高い子と低い子では10cm以上違うので、足の長さの違いとか、
気にならないような技術を身につけさせました。
足を上げるとき、お尻まで見せるようにしなさいって、
衣装が見えるでしょ。そこにみんなの目がいくように。
だから、あれは技術なんです」
「そんな彼女たちの、リオでの戦いぶりを観てあげてください」
聞いてる私たちが見たくなってきたのを見はからったかのように、
リオの映像が流されました。
銅メダルが確定したとき、
なんか、涙がこぼれましたね~
去年の戦いなのに~
ヘトヘトになるまで鍛え上げて、
彼女たちが銅メダルを取ったとき、井村さんは、
選手と一緒に喜んでましたね~
ずっとニコニコしてはりました。
愛があるなら叱りなさい。まさしく。
先日のアジア大会のデュエットの映像も見せてくださいました。
カッコ良かったですよ~
滋賀県近江八幡出身の乾さん!
リオの経験者は3人しか残ってないそうですが、
新チームで戦って来たんですね。
乾さんは現役続行!
アジア大会の3ヶ月前に新しいパートナーとして、
吉田さんと組むことになり(井村さんの思い付きとか)
わずか3ヶ月というのを感じさせないような演技で銀メダル!
ちなみに金メダルの中国選手の双子のコンビは、
井村さんが見つけて育てた選手だそうです。
「皆さんの地元の乾、頑張ってますよ。
今、27歳、この1年でさらに伸びましたよ~
それまで、何してたんでしょうね(笑)」
「彼女もね、最初は日本語が通じなかったんですよ。
やっぱり、ゆとり教育があかんと思うんです。
なんでも人と一緒がいい、自分ができないところは、
誰かがやってくれるからいいやとか、ね」
質疑応答も、ていねいに答えてくださいましたね。
スパルタで鍛えることに、保護者の理解はどうしたのか?
・・・保護者も一緒に育てると言う気持ちで、だそうです。
叱った後で、直す方法を教える、それは自信があるからできるのか?
・・・自信なんてありません、ただ、自分が経験したことから、
こうしてみなさい、それがダメならこうしてみなさい、というふうに、
指導してるだけです。自信はありません。
質問している方は、井村さんの講演だけを
聞きに来ている人のようでした。
何かと、パワハラの多い昨今で、酸欠まで追い込む、
井村さんの指導にヒヤヒヤしてる人もいるのかもですが、
選手とのコミュニケーションはしっかりとってはるようです。
共感したり、関心したり。
なかなか濃い、講演でしたね~
ちなみに、長年親しんできたシンクロナイズドスイミングが、
「アーティスティックスイミング」に変わるのも、
いややったみたいですよ。
「名前を変えるのを承知しないとオリンピックに出させないって、
おどされたんですよ~」
ほんまですか??(苦笑)