おかんのネタ帳

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負けるなコロナ!

2020-06-18 16:50:14 | 演劇・舞台
雨ですね。ちょっと肌寒いです。
梅雨やしねぇ~ 

昨日は晴れていたので、紫陽花を見にいこうかなとか思ったんですが、仕事があったので。
真面目に?パソコンの前にいてました。
それに、あちこちから? 「芦刈苑に行ってきました~」という報告があって(苦笑)
紫陽花といえば、芦刈苑。 地元では有名ですもんね。
まだ、しばらくは見ごろやと思うので、そのうちに行ってきます~



月曜日、びわ湖岸で撮った夕景。
おひさまはまだ高かったけど、16時30分ごろです。
烏丸半島に、後光がさしてます~
琵琶湖ですよ。海ではありません~(笑)

さて、7月に行く予定でチケットを取っていた吉弥さんの独演会。
主催者からお電話がありました。

「やれることになりました~~
 でも、会場から、席を詰めてはいけないという連絡があって・・・お席を取り直していただきたく・・」

やはり、そうなんですね~
というか、人気者やし、もうすでにかなり売れてたんではないんですかね?
先行で申し込んでるんで、比較的前の方の席やったのですが・・・後ろの方で、しかも、一つ飛ばし。
後輩と行く予定ですが、一つ飛ばしということは、おしゃべり禁止(当たり前や~)

「面白くても、むふふって笑うぐらいの感じですね~」

「ほんとうに、そうですね~」 と主催者さん。
「師匠はものすごくやりたがってはるんですよ~」

そらそうですわね。 リモートの「zoom寄席」とかもやってるけど、
お客さんの顔が見えないわけやし、画面を通してでは、キャッチボールしにくいもんねぇ。

でも、とにかく行けることになって、良かった、良かった~~

びわ湖浜大津寄席実行委員会からもお便りが来てました。
6月28日(日)の、スカイプラザ、桂米二さんの落語会の案内です。
やれるようになったことは、ツイッターとかで知ってはいましたが、

「限定60席で開催します」 とのこと。

スカイプラザ7Fって、確か・・・200席ぐらいあったんちゃいます? 

ソーシャルディスタンス・・・厳しいなぁ。
熱がなくて、手指消毒して、マスク着用なら、ふつうでいいやん、て気もするんやけど。

演劇関係も、いろいろと大変な中で、稽古が始まったというのも聞こえてきています。
でも、上演するための、カンパやクラウドファンディングの呼びかけが、けっこうありますね。
演劇鑑賞会も、劇団や創造団体へのカンパをしようということになりました。
もちろん、会員の自由意志で、ではあるんですが。

まったく演劇に興味がない(多分)ダンナが言うんですね。

「社会がどんな状況になっても、演劇とか演芸とか、そういう娯楽がなくなることはないで」

確かに、そうかもやけど。
大昔から、戦争や、災害があっても、歌舞伎は残ってるし、音楽もある。
でも今すぐ、生き残れるのは、大きな劇団とか、大きな会社に守られてるところやないんかな・・・

先日、「英雄たちの選択」で、朝ドラ「エール」のモデル、古関裕而さんを特集してました。
けっこう、いろいろ読んだので(苦笑) どういう人なのかは知ってはいるのですが、
古関さんの「選択」テーマが、戦争時、軍の意向通りの曲を作ることを、受け入れるか否か、でした。

古関さんの「歌謡曲」が爆発的に売れたのは、戦意高揚の軍歌。
「露営の歌」「若鷲の歌」をはじめ、兵士たちを鼓舞する戦時歌謡です。
・・・・私も知ってる歌や・・・・
たくさんの軍歌を作った人やけど、戦後、平和を願い、平和の曲もたくさん作っています。
それは、自らの作品で戦地に送られ、戦死した人への自責の念を持ち続けていたからだと。

パネラーの高橋源一郎さんがおっしゃってたけど、
古関さんの軍歌のメロディは、けして戦争を鼓舞していないと。
どちらかいえば、哀愁があって、常に、民衆側に立っている・・・・そうかも。
(高橋さんは、軍歌は嫌いなんやって!)

磯田先生も言うてました。
「勝ってくるぞと勇ましく・・なんて歌詞を聞くと、勝てないかもしれないけど頑張る~、みたいな感じですよね」

もう一人のパネラーは、「エール」の歴史風俗考証を担当されている、刑部芳則先生。 → こちら
(刑部先生、まだ40代ですよね~~ 古関さんのご家族も取材されてるようです)

「古関さんは真面目な人で、軍から言われたことも断らずに、作り続けた人です」
・・・先にヒットを飛ばしていた古賀政男さんは、軍歌は作れないと言って干されてたようですよ~

磯田先生が言うてました。

「本当の職業作曲家だったんですね。あつらえる人、だと思います」

呉服屋さんに生まれたこともあるけど、結婚する人には婚礼衣装をあつらえ、
送葬の人には、喪服をあつらうように、どんな人にも寄り添って、作ったんでしょうね、と。
・・・・上手いこと言うなぁ~

古関さんの曲が多種多様というのが、まさしくそうですね。
クラシックから歌謡曲、全国の学校から頼まれて校歌をつくり、
戦後の高度成長の頃は、銀行の歌や企業の社歌とかも作っていたそうです。
・・・生涯に、5000曲??作ってるとか。
滋賀県民の歌や、県立彦根東高校の校歌も、古関さん作曲ですね!


番組では、作詞家の西条八十さんと一緒に、戦地慰問もし、その時、自ら撮影してきた映像も初公開されました。
古関さんの戦争体験が、戦後の作品にどのような影響を与えたかを、紐解かれてました。

戦後1年で、広島から歌を作って欲しいと頼まれたそうです。
軍人に言われて戦意高揚の軍歌を作っていた人だけど、庶民はそう受け止めてなかった。
いかなる時でも、庶民の気持ちに沿ってエールを送ってくれていたのだと。
だから、原爆投下された広島にも、エールを送ってもらいたい、そう思ったんだろうなと。

後半、高橋さんがおっしゃてたのが印象的ですね。

作曲家だから、いいんですよ。
曲は、歌詞によってどんな風にでも伝えられる。

古関さんは、スポーツにはあまりこだわりはなかったようで、
早稲田の野球部の応援歌をつくり、ライバルの慶応にも作りました。
阪神タイガースの「六甲おろし」を作り、ライバル巨人軍の「闘魂込めて」も作りました!
(どっちも歌える、私・・・苦笑)

番組最後の方で「長崎の鐘」を歌う藤山一郎さんのVTRが流れましたが、
感慨深くて、ちょっと泣きそうになりましたね。

そういや、朝ドラ「エール」も、収録が再開されたとか。
掛布さんが! 「六甲おろし」を歌うシーンがあるとか???
楽しみですね!

楽しみと言えば、「エール」はほんとに、豪華キャストです。
もう、ミュージカルの若手スターがいっぱい登場してるしね!
古関さんと同郷の友だち、歌手伊藤久雄さんをモデルにした久志くんが、山崎育三郎くんやし、
奥さんの先生、ミュージックティーチャー役に、古川雄大くん!
藤山一郎をモデルにした歌手山藤太郎さん役が、元劇団四季、柿澤勇人くんですやん~~!
・・・・なんか、すごいですよね。
女優陣も、下駄屋の娘の藤丸さん役の井上希美さん、
奥さんのライバル、夏目千鶴子さん役の小南満佑子さんも、ミュージカルの方々。
あ、そうそう、豊橋の馬具師の岩城さん演じる吉原光男さんも、ジャンバルジャンを演じたミュージカルスターです!
(テレビドラマ、初出演らしいです~)
ドラマを見て、劇場に足を運ぶ人が増えたら、いいのにねぇ~

ちなみに、古賀政男さんモデルの木枯さん役は、野田洋次郎さん。
・・・あの、アニメ映画『君の名は。』の曲を作った人ですよね?
古関さんと幼馴染の作詞家野村俊夫さんモデルの鉄男役は中村蒼くん。
窪田くん演じる祐一、育三郎くん演じる久志と、福島三羽ガラスの活躍も楽しみですね。

古関さんは、劇作家の菊田一夫さんとコンビを組んで、
数々のラジオドラマ、テレビドラマ、映画、演劇、ミュージカルのヒット作品を世に送り出しています。
(朝ドラ「エール」では、誰が演じるんでしょうかね・・・)
ラジオドラマ『君の名は』では、スタジオにオルガンを持ち込んでナマ演奏したとか。
あと、舞台『放浪記』や、有名なザ・ピーナッツの『モスラ』も、古関さんの曲らしい。

確かに・・・・戦争を経ても、人々は音楽を求めたし、映画や演劇も復興しました。
コロナ渦を経ても、また、復興できるんかしら・・・

「エール」も楽しみ・・・
そう言いながら・・・まだ、「スカーレット」をおかわりしたりしてる私ですが~(汗)