油日神社です。
甲賀市甲賀町、油日岳(694m)の北西麓にある古い神社。
昔、山頂に油日大明神が降臨し、そのとき大光明を発したので、
「油日」の名が起こったとか。
油の火の神として庶民の信仰も広く集め、現在も全国油業界の信仰が厚いらしい。
境内には数百年を経た老樹が密生し、正面の参道から、
楼門・回廊・拝殿・本殿が一直線に、並んでいます。
いずれも、国の重要文化財に指定。
ドラマや映画のロケにも、使われているとこです。
毎年、5月1日に古式祭・油日祭りが行われ、神輿が出るそうですが、
5年に1回、祭主である頭殿(とうどう)行列が加わり、
長持ち奴、毛槍奴、挟箱奴等の、奴振りが奉納されるのです。
奴振りは、県の無形民俗文化財に選択されてます。
5年前にも行ったのですが、あのときは小雨模様。
今年はピーカンに晴れましたね~
でも、朝、早くに出られなくて、しかも、
ガソリンを入れにGSに寄ったら混んでいて、
結局、油日神社での奴振りには間に合わず・・・
鋏箱の奴さんたち。
顔の太いヒゲやブツブツがユーモラスですよね。
御輿が2基、先頭に出ます。
神社を出て、氏子の町内を回わるそうです。
拝殿のわかりを2回まわって、出て行くみたい。
そのあとに、頭殿行列、まずは、長持ち奴。
独特の歌を歌います。
長持ち奴のあとに、鋏奴、毛槍奴らが続きます。
御旅所まで、かなり長い距離を歩いていくのですが、その間も、
趣向を凝らした振り付けと歌で練り歩きます。
御旅所で昼食をとって、また油日神社に戻るまで、一日練り歩くお祭りです。
行列についていくにはお天気が良すぎて・・・(苦笑)
御旅所に先回りして待ってました~
続々と人が集まって来ましたよ。
御旅所の前の坂を、御神輿が登ってみます。
そのあとを、奴さんたちも登ってきます。
そして、御旅所で、奴振りの奉納。
まずは、長持ち奴の歌から。
そして、奴振り。
無音の中で、振りを合わせるのも難しいけど、
そこから歌を合わせるのも難しそうです。
先頭に、鋏箱を担いだ奴がいるのですが、
途中で、2列目の二人の奴が振りを入れながら先頭に並び、
その鋏箱を取って、また振りを繰り返します。
つまり、鋏箱の担当交代をしてるんですね。
鋏箱を渡すと、下がって行きます。
拍というか、どういうリズムで踊るのかなぁ。
歌を歌いながらならまだわかるけど、
無音の状態で、この所作を行うんですね。
毛槍です。
そのあとに、裃を着けた人たちが両側に並び、
女房に連れられたお稚児さんが通ります。
役人たちが続き・・・
神事が行われます。
御神酒が振る舞われます。杯に、3回、いただくらしい。
ここで、お昼ご飯を食べて休憩ののち、また、出発です。
動画でも撮ったのですが、なかなか写真のアングルも難しいですね。
総勢250人の行列。
油日神社にいたたくさんの観客とカメラ小僧も、
ここで少し減り、ここから先は、もっと減るようですよ。
たくさんの人なので、お祭りを取り仕切る人も、
奴さんたちも、ちょっとビックリ・・みたいな話しをしてましたね。
ネットを通じて知った人も、たくさんいるようで、
県外から来られた方もいましたね~
5年先、また来られるかなぁ・・・
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