引き返す勇気(話題)
2008年2月6日(水)
国道488号線。広島県の恐羅漢山で行方不明だったスノーボードの人たちが発見された道路である。
もう10年くらい前になると思うが、私はこの国道488号を広島県の吉和から島根県の匹見まで、オートバイ(確かカワサキZRX1100)で通ったことがある。「匹見峡」へ行こうと思ったのだ。
吉和の中津谷という所(中国自動車道の「吉和SA」の近く。)から入ったが、この道は中国山脈の尾根の県境までは、中津谷川の渓流に沿っており、清流のせせらぎが実に清々しい良い場所なのだ。
私は、国道ということを「信じて」進んでいったが、県境を越えると、とたんに砂利道のようになり、ハンドルはとられるは、タイヤが砂利を跳ねて車体に当たるは、狭くて何時対向車が来るか分らない恐怖とか、とんでもない道に入ったと思った。(オートバイで、下りの砂利道は恐いですよ!)
途中、何度も引き返そうと考えた。しかし、「せっかくここまで来たのに」という思いと、Uターンする適当な場所がないこともあって、とうとう匹見まで行ってしまった。そして、もう「こりごりだ」と思い、なぜ途中引き返す勇気がなかったのかと「反省」した。
今回のスノーボードで遭難した7人の中に、登る途中「引き返した方が良い」と考えた人もいたと思う。
第三者的にみると、なぜ、引き返さなかったのかと、不思議に感じるかもしれない。
しかし、「引き返す」というのはなかなか難しいものだ。
似たような例をあげると、結婚の相手に失敗したと思っても、なかなか別れることができないようなものだ。(蛇足)
2008年2月6日(水)
国道488号線。広島県の恐羅漢山で行方不明だったスノーボードの人たちが発見された道路である。
もう10年くらい前になると思うが、私はこの国道488号を広島県の吉和から島根県の匹見まで、オートバイ(確かカワサキZRX1100)で通ったことがある。「匹見峡」へ行こうと思ったのだ。
吉和の中津谷という所(中国自動車道の「吉和SA」の近く。)から入ったが、この道は中国山脈の尾根の県境までは、中津谷川の渓流に沿っており、清流のせせらぎが実に清々しい良い場所なのだ。
私は、国道ということを「信じて」進んでいったが、県境を越えると、とたんに砂利道のようになり、ハンドルはとられるは、タイヤが砂利を跳ねて車体に当たるは、狭くて何時対向車が来るか分らない恐怖とか、とんでもない道に入ったと思った。(オートバイで、下りの砂利道は恐いですよ!)
途中、何度も引き返そうと考えた。しかし、「せっかくここまで来たのに」という思いと、Uターンする適当な場所がないこともあって、とうとう匹見まで行ってしまった。そして、もう「こりごりだ」と思い、なぜ途中引き返す勇気がなかったのかと「反省」した。
今回のスノーボードで遭難した7人の中に、登る途中「引き返した方が良い」と考えた人もいたと思う。
第三者的にみると、なぜ、引き返さなかったのかと、不思議に感じるかもしれない。
しかし、「引き返す」というのはなかなか難しいものだ。
似たような例をあげると、結婚の相手に失敗したと思っても、なかなか別れることができないようなものだ。(蛇足)