団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

引き返す勇気(話題)

2008-02-06 17:29:40 | Weblog
              引き返す勇気(話題)

                            2008年2月6日(水)

 国道488号線。広島県の恐羅漢山で行方不明だったスノーボードの人たちが発見された道路である。

 もう10年くらい前になると思うが、私はこの国道488号を広島県の吉和から島根県の匹見まで、オートバイ(確かカワサキZRX1100)で通ったことがある。「匹見峡」へ行こうと思ったのだ。
 吉和の中津谷という所(中国自動車道の「吉和SA」の近く。)から入ったが、この道は中国山脈の尾根の県境までは、中津谷川の渓流に沿っており、清流のせせらぎが実に清々しい良い場所なのだ。

 私は、国道ということを「信じて」進んでいったが、県境を越えると、とたんに砂利道のようになり、ハンドルはとられるは、タイヤが砂利を跳ねて車体に当たるは、狭くて何時対向車が来るか分らない恐怖とか、とんでもない道に入ったと思った。(オートバイで、下りの砂利道は恐いですよ!)

 途中、何度も引き返そうと考えた。しかし、「せっかくここまで来たのに」という思いと、Uターンする適当な場所がないこともあって、とうとう匹見まで行ってしまった。そして、もう「こりごりだ」と思い、なぜ途中引き返す勇気がなかったのかと「反省」した。

 今回のスノーボードで遭難した7人の中に、登る途中「引き返した方が良い」と考えた人もいたと思う。
 第三者的にみると、なぜ、引き返さなかったのかと、不思議に感じるかもしれない。
 しかし、「引き返す」というのはなかなか難しいものだ。

 似たような例をあげると、結婚の相手に失敗したと思っても、なかなか別れることができないようなものだ。(蛇足)
コメント (2)
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