団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

みつけんぼ(日記)

2008-02-07 22:01:46 | Weblog
                みつけんぼ(日記)

                            2008年2月7日(木)

 今朝、微笑ましい光景に出くわした。

 出勤途上、30代と思しき女性が、突然道端の柱の陰に屈んだ。
 私とすれ違う瞬間だったため、どうしたのだろうかと驚いた。
 しかし、今の時世、こういうことがあっても、なかなか声がかけられない。

 少し気になったが、歩き続けた。
 と、3歳くらいの女の子が、「おかあさ~ん」と言いながら、その女性に向かって走ってきた。

 その女性は、「かくれんぼ」のつもりだったのだ。
 女性が隠れた場所は、女の子から丸見えだった。つまり、女の子は以前にお母さんが隠れていた場所を知っていて、お母さんが見える方向から走ってきたのだろう。
 二人は、「かくれんぼ」をよくしているのだと思った。

 女の子はお母さんの胸に飛び込み、二人は、抱き合った。
 寒い朝だったが、心が温まった。


 僕も、新婚時代、「かくれんぼ」をしました。狭い2DKの借家でしたから、隠れるところは少なかったです。押入れは言うに及ばず、洋服箪笥やら何やら、隠れるところはどこでも。押入れの天井に蜘蛛のように張り付いて隠れる忍者のようなこともしました。

 でも、「かくれんぼ」って、見つけてくれないと困るんですよね。いつまで経っても自分の方からは出ずらくて。
 少し、音を出して、催促なんかしたりして。
 僕の場合は、見つけて欲しいので、「みつけんぼ」でした。
 その当時は、新妻も喜んでくれました。

 今同じことをすると、何と言われるか。怖くてできません。

 年取って 同じことして 疎まれて
コメント (2)
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