団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

岩国市長選挙結果(話題)

2008-02-14 17:52:37 | Weblog
             岩国市長選挙結果(話題)

                           2008年2月14日(木)

 10日投開票が行われた岩国市長選挙で、米艦載機移転受け入れ容認派の福田良彦氏(37)が当選した。

 私は選挙戦の様子を感じようと、7日に岩国へ行き、ブログに書いた。(2008年2月8日「岩国市長選挙」参照)

 私は、この選挙を「お金で魂を売るのか否か」と書いたが、「魂を売った」派が多かったのだ。
 いや、そういう見方ではなく、巨大な権力をもつ政府が、「アメとムチ」で岩国市民の意思を蹂躙しようとしても、なお反対の意思表示をした投票者が半数近くいたことに、むしろ「光明」を見いだすべきであろう。

 一方、あたかも、この選挙が終了するのを待っていたかのように、在沖縄米軍海兵隊員の「女子中学性強姦容疑事件」が起こった。
 容疑者は、わいせつ行為は認めているが、強姦は否定しているという。しかし、強姦までしたか否かは関係ない。米軍による凶悪犯罪が横行しているということが問題の本質だ。

 この事件は、「基地がある限り犯罪が起こる」ということを証明したようなものだ。
 根本の背景には、「日米地位協定」という屈辱的な不平等条約、さらには、日米安保条約があると思う。
 極端にいえば、安保条約がなくならない限り、こうした事件は後を絶たないであろう。

 選挙の結果とはいえ、岩国市民は、基地再編交付金と引き換えに、騒音と治安の悪化という負の遺産を孫子の代まで引き継ぐことになった。

 あの、寒風吹きすさぶ中、移転反対派の前市長当選のため、ビラを配っていた青年の無念な気持ちはいかばかりであろうか。
 いや、なお多数を占める移転反対派と共に、今回の「女子中学生強姦容疑事件」で気持ちを新たにし、次なる戦いに向けて闘志を燃やしているであろう。

(追記)
 青年が話していた「SACO同意」であるが、11日付けの毎日新聞で次のように報道されている。

 岩国市長選で米空母艦載機移転容認派・・が当選したことを受け、政府は10日、凍結していた新庁舎建設補助金(約35憶円)を実質解除するため、・・検討を始めた。
 建設補助金は、96年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で、沖縄県の米普天間飛行場(宜野湾市)の空中給油機を受け入れる見返りとされ、政府は05、06年度にSACO関連経費から計14億円助成した。

 つまり、青年の話は事実だったのである。
コメント
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