団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

橋下大阪市長・日本維新の会共同代表の争点そらし

2013-05-19 08:05:24 | 社会
           橋下大阪市長・日本維新の会共同代表の争点そらし

                                          2013年5月19日(日)

 「変わるけど最初の言葉が本音でしょ」(5月18日 朝日川柳 西本空人選)

 実に上手い、橋下氏へのぴったりの川柳です。



 橋下氏は13日、記者団に次のような発言を行いました。

・慰安婦制度じゃなくて風俗業は必要だと思う。沖縄の普天間に行ったときに、司令官にもっと風俗業を活用して欲しいと言った。


 これに対して、アメリカのサキ報道官が16日、「常軌を逸しており無礼」と批判すると、17日朝のツイッターで、次のような反論を行いました。

・自国のことを棚に上げて、日本だけを批判するのはアメリカはアンフェアだと指摘しなければならない。日本の沖縄の現状もアメリカ人に直視してもらわなければならない。


 これを争点そらしと言わずして、何というでしょうか?
 注 橋下氏は、18日の「みのもんたのサタディズバッと」に生出演し、持論をとうとうと述べましたが、その主な論点は、戦時下においてはどこの国でも女性を活用しており、日本だけが批判されるいわれはないというもの   で、とうとう自らの「風俗業は必要だ」という発言についての釈明はありませんでした。



 問われているのは、橋下氏が「風俗業は必要だ思う」と発言したことです。



 後に橋下氏は、「法律で認められている」という頭言葉をつけましたが、いわゆる風俗業が買売春を行っているのは周知の事実で、世間一般からはそのことを念頭に置いた橋下発言と受け取られても仕方ありません。つまり、アメリカに対して、「買売春を行う風俗を活用しなさい」と言ったのに等しいということです。


 橋下氏がどのように言い訳をしようが、最初の言葉が一番重いのです。


 アメリカ軍では、買春行為は軍法会議の対象になるということですが、その建前とは裏腹に、沖縄では米兵の風俗店利用は常態化しています。にも係わらず米兵の性犯罪はなくなっていません。

 それは、軍隊というものが、他人を暴力で支配するという特質からきているものと思います。

 米軍の沖縄からの撤退が無い限り、米兵の性犯罪はなくならないと思います。



 橋下氏は風俗を利用すれば、性犯罪がなくなると考えているようですが、私に言わせば「浅薄」です。
コメント
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