水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

課題曲クリニック

2010年04月26日 | 日々のあれこれ
 昨日は、洗足学園で開催された課題曲の講習会に参加してきた。
 桐田先生による合奏指導法の講座を二コマ、課題曲2と4を聴講する。
 それぞれ40分という限られた時間だったが、だからこそマーチで気をつけることのエッセンスを確認できた。
 課題曲4のとき、「このマーチはテンポが早い設定になってて、いま早いと感じてると思いますが、コンクールの時期になるとこれでも物足りなくなってきますよ」というお話になるほどと思う。
 楽しみだったのは4の作曲者である田島務先生のお話をうかがう講座だ。
 田島先生は、数年前に西部地区の総会の場にもおこしくださり、「エアーズ」が課題曲に選ばれたときの感動的なお話をうかがったことがある。
 そのとき、「6度音程へのあこがれがある」とおっしゃっていたと記憶するが、今回のマーチも、第一マーチが6度で跳躍する。
 自分のなかで6度と言えば、天知真理「思い出のセレナーデ」の冒頭だ。
 「♪あの~」のところ。マニアックな話しだけど。
 でも、同学年の田嶋先生なら、「ああ、あれね」とおっしゃられるかもしれない。
 今回のコンクール曲候補に「ぐるりよざ」を入れさせていただいたが、その作曲の伊藤康英先生がホストになって、田嶋先生に話をしてもらうという贅沢な企画でである。
 ただ、いかんせん40分は短かったかな。
 できれば、この私めに司会させていただければ、ほどよくお二人にふりながら、お話をはずませることができたのだが。
 ♯がふえるときは曲が進んでいく方向で、♭が増えると曲がおさまる方向になるという伊藤先生のお話は勉強になったし、作曲家であり現場の指導者でもある田嶋先生のお考えが、曲にも表れていることがよくわかり、貴重な時間だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする