水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

再開

2012年03月29日 | 日々のあれこれ

 3月28日
 部活再開。課題曲1、2を初見合奏してみる。個人的には一番やってみたい1は、曲作りが難しそうとか以前に、調号がかわったとたん、ぼろぼろとちがう音が出る。八分の六を読めてない子もいる。もっと先の話だが、ソロが多いのもきびしい。
 2は、思っていたよりいい響きがしそうな気がする。でも中間部の高音木管群だけになるところは、うちのバンドにはいじめっぽい。課題曲としてマーチを練習するのは、音楽といいうより苦行のイメージになってしまうけど、でもそれこそ課題曲といえるから、好き嫌いではなくやらねばならない。

 3月29日
 部活の方はなかじま先生、わたなべ先生にお願いし、駿台の教員研修に出かける。
 中野芳樹先生による「難問をどう教えるか」という講座だった。今まで予備校の先生の、それも著名な方の講義をいろいろと受けにいったり、ライブで接することのできなかった出口先生はDVDを買って見たりしたが、今時点で、現代文の最もすぐれた講師はどなたかと尋ねられたなら、この中野先生と答える。
 参考書や問題集もたぶん出しておられないが、そのメソッドの汎用性の高さは群を抜いている。
 先日まで講習で取り組んできた難関大学の、難問と言われる文章の解き方が学べてよかった。
 ただし、難問用の特別な方法があるわけではない。論理的に読もうとする方法を、より緻密に用いて分析していけばいいのだ。
 自分なりに今までやってきたことの方向性が間違ってないことも確信できた。
 春からは、自信をもって一年生に話しはじめられる気がする。
 課題曲5も同じかな。今年の5はさすがにやってみようと簡単には言えない難しさだが、けっして特別な方法論が必要なわけではないはずだ。ゆっくり楽譜を読んで、自分が理解して、構造を教えることができるなら … 、いや、やっぱ厳しいかな。やってみれば楽しくなりそうな気はするのだが。
 講習後学校にもどり、新入生ガイダンス資料の手直しをしていると、いろいろと語りたいことがわいてきたので、たくさんメモをとれた。

コメント
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