勝間和代さんは、有名人になる方法論がちゃんと存在すると言う。
正しい方法で取り組めば、高い確率で有名人になれると。
~ 「えーーーー!?」と思う人も多いかと思いますが、じつはダイエットと同じで、そこにはある程度、王道があると考えています。さまざまなダイエットや身体を鍛える方法が、本に、DVDに、講座に、そしてテレビにあふれているにもかかわらず、実際に身体がきゅーーーっとしまっている人が少ないように、結局、方法がわかってもそれをやらない人が多いため、なかなか有名にならないだけのことだと思うのです。 ~
なるほど。方法論はある。ただし本当にやる人は少ない。やりきる人は少ない。
有名人を「夢実現」におきかえても同じだ。
このあと勝間さんは、自己を分析し、社会から求められるものを見つけ、それをアピールしていく具体的な方法を提示している。
「本気で取り組めば、自分にもチャンスはあるかも」と読んで思う人はいるだろう。
ただし、どこまでそれを実践できるか。
「願えばかなう」とたくさんの本に書いてある。
どうやって努力したかも書いてある。
本を書いた人は成功している。
そして、本を読んで、成功の方法を知りながら、成功できない人が何万人、何十万人と存在する。
何をもって「成功」とするかという根本的な問題は別にして、成功するかどうかは、基本やったかやらないかだけなのだろう。
方法は、いくらでも提示されている。
有名になるためには、夢を実現するには、何事かを成し遂げるには、「自己分析と圧倒的努力」、または「客観視と狂気」の二面が絶対必要なのだと勝間さんの本を読んであらためて思った。