日本文学史上に燦然と輝く、高校部活小説のベスト3(2013年春現在)を発表したい。
正統派部門では、佐藤多佳子『一瞬の風になれ』(陸上部)、誉田哲也『武士道シックスティーン』(剣道部)、平田オリザ『幕が上がる』(演劇部)の三作。初めての小説でこれだけのものが書ける平田氏はすごいと思う一方、平田氏だから書けた作品とも言える。
ついで広義の部活小説に目をはせ、裏ベスト3として次の三作をあげたい。
室積光『都立水商』(水商売)、須藤靖貴『俺はどしゃぶり』(川越市郊外の男子高校アメフト部が舞台)、朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』(映画、バレー、野球、吹奏楽、ソフトボール、帰宅部)。
さて、練習を再開したが、あさって本番ていうのは冗談ですか? という合奏になってしまった。
どうしよう。
『幕が上がる』の吉岡先生のように、何をすべきかを的確に把握し、やり方を示せる顧問であったなら、もっと効率よく上手にしてあげられるのかなと思う。
しかし、なげいていても仕方がない。顧問、部員ともに現有の力と置かれた環境のなかでできる限りのことをするしかないのだ。明日もがんばろう。