水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

もうすぐ …

2013年01月10日 | 国語のお勉強

 センター試験まであと一週間ちょっとか。
 去年の今頃は、聖子メドレーとか練習する一方で、センターどうなるかなあとどきどきしながら暮らしていたような記憶がある。とても「なるようにしかならないよ」的に開き直ってはいなかったはずだ。
 ここを読んでる受験生がもしいたら、あとしばらく、最後まで悪あがきと言われるくらいやりきってほしいと思う。
 「もうやること残ってない」なんて言える受験生はほとんどいない。
 ほとんどの子は、まだまだいくらでも詰め込める。
 ただ、本番直前ではあるので、たとえば単語集を最初からやり直そうなんてのはもちろんだめで、センターの過去問なり、実戦問題なりをやりながら、足りないところをみつけて補っていく方法しかない。
 部活でいえばコンクールの直前に、課題曲、自由曲の通しをやって、録音してだめなところをチェックして、そこをなおしていく、みたいな勉強をするしかないだろう。
 先週の週刊朝日に、「これからでも50点あがる勉強法」という記事があって、いくつかの参考書や問題集が紹介されていた。
 現代文で推薦されていたのは、たしか出口先生と船口先生のご本だった。的確な推薦だとは思う。
 ただし、直前のこの時期に、この先生の本を読んだからといって、すぐに効果はないだろう。
 今時点で現代文で思うように点がとれない人は、一週間やそこらで点はあがらない。
 いや、一週間もあれば、上がる方法を教えることは本当はいくらでもできるのだけど、それを受け入れることのできる体質ではなかったのだ。
 だからこの時期は、問題に慣れ、時間の感覚を失わないようにするくらいがいいと思う。
 うかつに解き方をかえると、最悪の事態になることもある。
 もっといえば、現代文はときどき「えっ?」という問題も出る。予備校の模試で毎回満点に近かった人が、本番のセンターだけ大失敗したという例はけっこうある。
 それなんかは本人の責任ではないから、大滝理事長がおっしゃるように「それも人生です」と受け止めればよい。
 現代文については、普段の模試と同じくらいとれれば御の字の感覚で臨むべきだろう。
 本番だけいい点をとる計算は、こと現代文に関してはしない方がいい。
 古文、漢文については、現代文よりは上がる可能性が高い。
 古文は単語。それから文法は出ることは決まってるのだから、取りこぼしがないように。
 和歌もぜったいからんでくるけど、これは勉強しだしたらきりがないので、もうやらない。
 和歌は必ず本文との関係性で解くという一点のみを頭においておこう。
 今年の漢文は、よめないなあ。
 去年と同じくらいのレベルなんじゃないかな。
 ふつうに力をつけて来た子にはちょろいけど、だからこそ、一問ミスったなんてのがけっこうひびく。
 2問のミスで15~18点減になるところが漢文のこわいところだ。
 これも、過去問でまだやってないのがあったら、それを一日一題は解いて感覚を失わないようにしたい。
 漢文については、予備校さんの問題で練習してまったく問題ない。

コメント
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