昨日で夏期講習の前半戦が終わり、今日は朝からの練習。やっと夏休みの感じがする。
本番の終わったDメンバーは基礎と文化祭の曲の譜読み。Aメンバーはコンクールの曲は当然だが、せっかく譜面を配ったのだから、文化祭のポップス曲をつかって、アタックや音の切り方の確認をすることにした。
全員でJポップ曲を鳴らしたときは何とかなっかたが、先輩がコンクール曲をさらう間に1年生だけで合奏してみたら、予想通りかなりきびしい。
その曲の調のスケールはふける、その曲でよくでてくるリズムも大体とれる、でもそれを同時にやるとなると難しい。応用というほどではないのだが、基本的なことができても、それが組み合わせでできないといけないから、やはり曲練習も無理矢理やる必要がある。
基礎を十分の身につけて自然と曲が吹けるようになる方向性の練習がある。
一方でとりあえず曲にあたって、そのために必要な基礎をそのつど練習する。
演繹型と帰納型のちがいに近いかもしれない。
個人的には後者が好きで、なんでもまずやってみたくて、すぐ行き詰まる。
基礎練大好き、基本命みたいな人もいると思うけど、基礎のための基礎になってしまってはいけない。
キャッチボールだけものすごく上手とか、腕立て伏せだけは誰にも負けないとか、そこで終わったらもったいないから。
なんのための基礎か、なんのための応用かを意識しないといけないのは、音楽にかぎらず、勉強も、仕事も同じなのだろう。