お盆休みが終わって練習再開した。いきなり新しい曲を3つ合奏してみる。
先月までは、ひたすらコンクールの曲ばかりさらっていたが、一気に大量の曲を練習する時期になった。
文化祭の曲、そしてその先に控えている数々の演奏会の曲だ。
でも、基本の公式を覚えたあとは、練習問題にひたすら取り組んでいくように、無理目の曲にもどんどん取り組んでいかないと吹けるようにならない。
応用問題を解かないと基本は定着しない。
もちろん、ストレッチしてキャッチボールするように、ロングトーンやスケールや基礎打ちも毎日やらないといけないし。
勉強も部活も、伸びるためのだんどりは同じだ。仕事も。
人間関係の作り方もかな。
学生時代に人間関係の作り方の基本を身につけておけば、社会人になっても応用がきく … ていうのは、ちがうような気もする。
そうか、人間関係の作り方には基本も応用もないのかな。
こっちがフレンドリーな表情をつくれば相手もそうなる、こっちがびびっている時は大体相手もびびっている、追いかけすぎると相手はひく、気になったら遠慮せずに声かけたもん勝ち … というような原則の数々は、学生時代も大人になってからも関係なく、必要なのは「あっ、これは基本だ」と気付く感覚だろう。
ただし、基本をはずしてくる人もいる。いい方向でも、悪い方向でも。
仮に、この人とつきあうのは自分にとってマイナスかもと感じたときは、距離をおく必要がある。
そういうセンサーを身につけるには、たぶん経験量しかない。
「公式集」や「3D」みたいな本もないわけではないが、こればっかりは経験してイタイ目に遭って学ぶしかなくて、若いうちにある程度のイタイ目にあっておくことはむしろ大事だ。
だから若い人たちには、ラインではなく、面と向かって言い合いしてほしいなあ(ってどんだけ年寄り目線なんだ)。
ラインのやりとりとかで人間関係をグダグダにさせないように気をつけるのは、教員の仕事になってきているのだろう。