水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

0706

2015年11月28日 | 日々のあれこれ

 

 三年前に卒部していったOBの保護者の方が集まる会によんでいただいた。
 場所は大宮の「0706(ゼロナナゼロロク)」 辻村深月か! というつっこみはマニアックかな。
 わかりにくい店ですよと事前に知らされていたので、地図をしっかり読み込み、食べログで外観写真をチェックして出かけた。大宮駅東口を出て一番街のアーケードを通ると、魅力的なお店がたくさん並んでいる。時間があれば立ち飲み屋さんで一杯だけ呑んでしまいそうだ。交差点を渡ってさらに進むと、地図から判断してここだろうと思われる道が、ていうか路地は、予想以上に狭い。自分の感覚を信じてそこに入って数歩で、写真と同じたたずまいの建物があったけど、ここが飲食店と思う人はいないだろう。
 小さな会社の事務所を尋ねる気分でアルミのドアを開け、階段を登ると、突然おしゃれな空間が目の前に広がる。
「桃花源記」で、漁人が突如目の前に広がる美しい村を目にしたときのような感覚はこれに違いない。
 ほとんどの方がおそろいで、場所が分からないと電話しなかったことを褒めていただいた。
 果物とフォワグラ風味のソフトクリームみたいな前菜、ごま豆腐とかクリームチーズの味噌漬けなどの先付け、お刺身とカルパッチョと中間ぐらいのサーモン、牡蠣をピーマンで巻いて揚げたもの、どの料理も極めてレベルが高い。料理の最後に出た豚しゃぶは、ふつうのポン酢、黒ごまのごまだれ、卵黄と柚胡椒という三種のたれが供される。たっぷりの脂身がしつこく感じない。
 雰囲気といい、お料理といいまさに桃源郷だった。
 もっとうれしかったのは、OBたちがいろんな形で音楽を続け、元気にやっている様子を聞けたことだ。
 今年は定期演奏会を記念的なものにするので、お母様方もぜひお越しくださいと伝え楽しい会を終えたのだった。
 みなさま、ありがとうございました!

コメント
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