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アーリー・ウィン ユニフォーム MLB

大リーグの歴史には、ちょうど通算300勝を達成して引退した投手が2人いる。1人が昨日のレフティ・グローブで、もう1人がここでコレクティブルを紹介するアーリー・ウィン投手である。レフティ・グローブほど名前は知られていないようだが、戦前の大リーグを代表する名投手だったらしい。20年を越える大リーグ生活での通算勝利はちょうど300勝、20勝以上も4回を数えるが、40歳を過ぎても活躍した息の長い選手として知られる。日本の金田選手が400勝を達成して引退したのと同様、大きな目標を達成してボールを置いたということだろう。1972年には野球殿堂入りを果たしている。
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東京バンドワゴン 小路幸也

シリーズ化され既に第3作目が刊行されていていずれも評判が良いので、いつか読もう読もうと思っていたが、本屋に行ったら第1作目の本書がもう文庫版になっていた。死んだおばあちゃんの視線で、色々な因縁のありそうな老舗の古本屋を舞台に、善人揃いの家族が繰り広げるドタバタコメディで、何故か少しミステリーが混ざっている。ミステリーの方は、第1話の百科事典の謎など、かなりよく知られた謎ときが使われていて、しかもその使われ方がいかにも不自然なので興ざめだが、その無理なミステリーの味付けを除けば、安心して楽しく読める娯楽小説だ。シリーズを読み進め、登場人物に愛着を持つようになれば一層楽しいだろう。(「東京バンドワゴン」小路幸也、集英社文庫)
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