書評、その他
Future Watch 書評、その他
ホルモー六景 万城目学
古都を舞台にした奇想天外な名作「鴨川ホルモー」の続編。話の続きではなく「ホルモー」にまつわる外伝・エピソード集である。登場する「鬼」達にまた会えて嬉しいというか、懐かしくて、なんだか「かわいさ」が増しているようにさえ感じる。まとまった読書の時間が取れない時に、本書のように、すぐその世界に入り込めて、気軽に楽しめて、しかも無条件で面白い本というのは、本当に有り難い。本書で特に面白かったのは、ホルモーの無限の可能性を感じさせてくれた「丸の内サミット」と、いい話だなぁと感じた「長持の恋」だ。「長持の恋」などは、別にホルモーとは関係ないような話だが、奇想天外な話のなかにこういうしみじみした話があるのが逆に効果的で良い。当然ながら、万城目ファンとしては、「鹿男あをによし」の続編を期待したい。こちらもホルモー同様、いろいろありそうでわくわくする。(「ホルモー六景」万城目学、角川書店)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
ヴィゴ・モーテンセン シャツ ロード・オブ・ザ・リング アラゴルン
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
ホロビツェル ヴィンテージカード
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
中村直志・増川隆洋 サイン Jリーグ
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
まこという名の不思議顔のねこ 前田敬子・岡優太郎
書評を読んで記憶に残っていて、ちょうど本屋で目立つ置き方になっているのが目にとまり、つい買ってしまった。ブログで有名になった「まこ」という不思議な顔をしたネコの写真集なのだが、これがたまらなくかわいい。ネコの顔は、人間ほど個性が出にくいのか、我が家のねこ2匹も顔つきでは一瞬どちらかわからないことがある。それだけに、柄や体格ではなく、顔つきにこれだけ個性があるねこもまれだろうと思う。好評のようで、すでに2冊目もでていたが、そちらはブログで見るようにしよう。(「まこという名の不思議顔のねこ」前田敬子、岡優太郎、Marblebooks)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
アドウェール・アキノエ・アグバエ LOST Mr.エコー
弟の遺体を島で発見するというとてつもない偶然に直面している。このドラマのなかのこうした偶然の積み重ねが、運命的な偶然のまま終わるのか、最後に何らかの意味付けがなされるのか、それが判るまでは、このドラマから目を離す訳にいかない。もっとも、このドラマには、これまで十分楽しませてもらっているので、偶然で終わっても文句を言うつもりはないのだが。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
笙野頼子三冠小説集 笙野頼子
94年に立て続けに野間文芸新人賞(「なにもしてない」)、三島由紀夫賞(「二百回忌」)、芥川賞(「タイムスリップ・コンビナート」)の3賞を受賞した作者のそれらの受賞作を納めた短編集。この3作品を一挙収録という非常に有り難い本書。文壇での評価は、それこそ真っ二つのようであるが、新人が目標とする上記の3つの主要な「新人賞」を受賞した作家は、後にも先にも彼女だけなのだそうである。3つの作品は、それぞれがユニークで、ストーリーとか構成をとやかく言うのがあまり意味のないことのように思える作品ばかりである。夢の中のような文章の流れを追っていって思うことは、文学というのは、結局最終的にはその作品が好きか嫌いかということになってしまうのだなぁということだ。私の好みでは、3つのなかでは、「タイムスリップ・コンビナート」のユーモアというか余裕のある雰囲気が最も楽しめた。(「笙野頼子三冠小説集」笙野頼子、河出文庫)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
テリー・オークィン LOST ロック
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
ホリヘ・ガルシア LOST ハーリー
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
巨匠の傑作パズルベスト100 伴田良輔
サム・ロイド、デュードニーというパズル界の巨匠2人が考案したパズルを中心に古今の有名なパズルが100問紹介されている。サム・ロイドの名前は聞いたことがあったが、デュードニーという名前は、本書で初めて知った。100問のうち半分以上は、どこかで同じようなものをみたことのあるパズルだが、本書では、そのオリジナルの問題を見ることができる。それにしても、こうした有名なパズルの多くがたった2人の人間によって考案されたということに驚く。2人のうち1人は世界的なチェスの名手、もう1人は小説家ということだが、パズルを作るのにはかなり特殊な才能と努力が必要なのだということがよく判った。全部を真剣に考えながら読んでいると、おそらく半年かかっても読みきれないだろうということで、ある程度飛ばしながら読んだがそれでもかなりの時間楽しめた。お得な本だ。100問中、最も驚いたのがQ94の問題。正解を巡って、ギネスブックで「最高のIQを持つ人」に認定されている天才と、何名かの数学者の間で論争になったとか。本書に書かれた「正解」、自分の直感を完全に裏切る「回答」には、心底驚いた。(「巨匠の傑作パズルベスト100」伴田良輔、文春新書)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
シンシア・ワトロス LOST リビー
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
ダニエル・デイ・キム LOST ジン
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
ジョシュ・ホロウェイ LOST ソーヤ
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
エミリー・デ・レイビン シャツ LOST クレア
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
エヴァンジェリン・リリー LOST ケイト
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ | 次ページ » |