近頃は、佐藤栄作、田中角栄、中曽根康弘のような大物の悪人も居ないようで、小物の悪人たちが奇声や威勢をあげているだけのような光景です。
前の坊ちゃん首相が自ら誇示した最長就任期間の基本政策である「金融緩和と円安」のセットによる経済成長政策の最終評価が下されようとしている。
その評価を地団太踏んで嫌がっている子供のような姿がまざまざと見えてくる。その周りの者たちも同じように右往左往している愚人達であろう。
しかし、この政策の一番怖い肝は、特別会計である年金基金を株式市場に直接ぶち込んだことだろう。この國の経済の自助という美風を、大企業が自ら否定してしまった。結局、これは公的資金介入による株価の欺罔か詐術であろう。これに諸手を挙げて歓迎した財界のお偉方がこの国の経済をダメにしたもう一方の愚人でもある。
結果、政府が大企業の大株主となり、当然に官僚の天下り先となり、喜んだのは忖度官僚ばかりである。総務省の事務次官が広告会社の電通に天下りしたことが、そのことを物語っている。次は読売か朝日かも知れない。
もうこの國の経済は没落の瀬戸際のような気がしてならない。無知無能な民主党政権の三年間に、野党に落ちた自民党と公明党が真摯な反省ではなく、政権奪回の野望しか持たなかったことが口惜しい。
その野望の結果が、あの無恥で虚つき118回以上の首相の出現だった。
何もしない岸田首相が、なぜ支持率が高いのか?と近頃メディアではさかんに取沙汰されているが、答えは簡単だ。前の人たちのやったことは虚のような実体の無い経済政策だったことを庶民がちゃんと知っていて、それならば、何もしない方がまだ良いと思ったからであろう。
ところで、最近の物価高だが、本当に苦しくなるのはこれからかも、…。
近頃、神奈川の老舗 のお稲荷さんがあまりに高いので、地元のを買いました。けっこう美味かった。こういう生活が、これから必要なのでは、…。