私は経済はよく分からない。そうした場合は師を選んでいる。今最も信頼しているのは水野和夫氏だ。
彼はその著書の中で「成長を求めない脱近代システムを作る為にはどうしたらいいのか。その明確な解答を持ち合わせていない」と自らの限界を素直に表明している。
そして、「新しいシステムの具体像が見えない時、財政でなすべきことは均衡させておくことです」と示唆している。この謙虚さが黒田バズーカさんには欠けている。
そして、ネットでは安富歩が云う。「これからの此の圀の行き先は林業や農業だ」と。
この国は世界の木を安く大量に買い付けるが、この國の膨大無比な資源は実は木材でないのか!面倒でも山の木を伐れば、花粉症もなくなるだろう。新しい雇用も少ないができる。農業を本気で若い人に開放すれば、これも新しい雇用ができる。
自民党が票稼ぎで地方の農村に何だか訳の分からん補助を打つ、そして政治能力の無い地方議会や地方政府を残す。その典型的な悪例が山口県の阿武町であろう。
この非常時にあって、この国が当面利用できる資源は、正規雇用に恵まれない若い人と、3K産業の林業と農業だと思う。
政治家も官僚も、もっと地べたに張り付いて、下からものを観て、政治や経済を考えて欲しい。それだけの十分な厚遇(議員一人当たり2億円の経費がかかる)を与党も野党も受けている筈だ。
この國は、まず衆議院議員を半減すること。世襲議員を選ばないこと。そして70年安保に戻り、高級官僚予備校の東大を廃止することである。
これだけとっても、この國の経済はおかしい、…。