久しぶりに晴れてよかったですね
地獄の沙汰もヨメ次第
今回のお話は「子作り」
40歳のヨメに「子供は?」と聞くのはちょっと憚られる姑
でも、内心は「歳が歳だから」と焦っているわけ。
それに対しヨメは「ちゃんと不妊治療をやってます」というの。
「排卵誘発剤を使う予定です。それがダメなら人工授精。それが
駄目なら体外受精・顕微授精・・・ありとあらゆる方法を検討中です」
と言い放つんですね
また、会社の人達や近所の人達とのバーベキューでのご接待風景は
まさに「会社の社長っ」てな雰囲気で秘書にビールを持たせて回る・・・
どこまでも「仕事一筋」
そんなヨメが「妊娠したかも?」というお話に
でも「会社の社員には産休・育休は与えるけど社長の自分はそんなものは
ない」と言うので姑はびっくり仰天
姑は「子供を無事に産む環境作りこそ大事。社長の代わりはいても
母親の代わりはいない」
「どんなに仕事が出来る人でも家庭があって、家族の支えがあってこそ
頑張れるんじゃないんですか?仕事の延期は効いても、女が子供を
受ける時期の延期は効かない」
(これって・・某妃に対して宮内庁が行ったようなことですよね・・・)
ゆえに、暫く仕事をセーブせよ・・・と姑は言うのでした。
まあ・・結局は「妊娠」は間違いで、危うくニューヨーク支店出店を
キャンセルさせられそうになったヨメは怒りまくるのですが
あのね・・このヨメの計画的な妊娠計画や仕事と子育てどちらも
同じくらい優先させてうまくやりたい・・やってみせる・・・という意思は
誠に立派だと思います
専業主婦の姑は「家庭・家族」が優先順位1位で、仕事はその次。
全く相容れない考え方だと思うんですね
今時の若い人達はヨメに同調するかもしれません・・・・
でも・・・ちょっと可愛げがないんじゃないか このヨメ・・と思います
仕事は確かに計画通り、自分の思い通りにやっていけるかもしれないけど
40歳の彼女が子供を産めるか産めないかのリスクはかなり高いですし
それすらも「計画通り」にやれる・・と信じている事そのものが浅はか
世の中には自分の思い通りにいかない事が多々あるし、勝つ事だけでなく
負けることもあるんだという概念がないんですよね
こういう人は、いざ子供を産んだら育児ノイローゼになるし、仕事をセーブ
せざるを得なくなったら適応障害になるタイプ
「仕事」「自己実現」優先が悪いとはいいませんけど、「結婚」というのは
まず配偶者ありき・・その家族も大事にしていかなきゃならないわけで
そうそう自分の我ばかりを押し通す事は出来ない筈ではないか・・と
あまりに「理」ばかり説くのはどうかと思いますけどね
今の所、かなりの部分で姑が妥協している状態ですけど、段々このヨメ
のあまりにも「自己陶酔」ぶりが勘に障ってくるんじゃないかと。
(それにしても紫吹淳様・・・元トップと思えないような太りぶり
二の腕の太さに唖然寿ひずるさんを目指しているの?)
菊次郎とさき
今回のお話は、さきさんがどうして子供達に「勉強しろ」といい続けて
いるか・・・というお話
その昔、高山男爵家で女中奉公をしていたさきさん。でも家族には
「師範学校を出てその後男爵家で家庭教師をしていた」と嘘をついて
いたのです。
そして長男のシゲさんに犬神家から縁談が持ち上がるも、そこの奥様が
高山男爵家の娘で、いくらなんでも使用人の息子に娘を嫁がせる訳には
いかないとお断り・・・・
実に悲しい「身分違い」のお話です。
さきさんの中には、そんな「家柄」「学歴」へのコンプレックスが強くあって
何とかそれを子供達を通して払拭したいという思いがあったのでしょう
それでも、真正面から「使用人の子供は当家に合わない」なんて
いわれるとへこんでしまうさきさん・・・そんな彼女に団扇で扇いであげる
菊次郎さん 本当に優しいなあ
(でも一緒には寝てないのよねーー)
つまりさきさんの心の中には「金がないならせめて学を持って金を
産まなくては貧乏が連鎖していく」という思いが強くあったんですよね。
貧乏は輪廻する・・貧乏の輪廻を断ち切るには勉強しかないっ
貧乏だから子供を学校にやれない・・
学校にやれないから子供には学問が身につかない・・・
学問が身につかないといい仕事にありつけない・・
いい仕事にありつけないといつまでたっても貧乏だ
これってまさに今時の「下流スパイラル」そのものの考え方です
当時より今の方が這い出すのは難しいかも・・・・
我が家なんてまさにこの「貧乏の輪廻」を地で行きそうな雰囲気です。
姫ちゃんに「あんたみたいに勉強が出来ないといつまでたっても貧乏の
ままだよ」って言ったら「しーらないっ」と逃げられました
何て親不孝な娘でしょうか・・・・
でもさきさんは4人の子供のうち、一人は東大に入り、一人は芸能界で
巨万の富を築いたわけですから、十分にリベンジを果たしましたよね
羨ましい