地獄の沙汰もヨメ次第
今回は「ヨメの男友達」が問題に・・・・
「男友達ってある意味旦那とか恋人よりもかけがえのない存在」と
豪語するヨメ。
男女の間には「友情」が存在すると思っているわけ。
ヨメは「男友達」の緒方君に仕事を依頼、一緒にニューヨークにも行くし
家に泊めたりもするし、食事もすれば手を握ったり抱き合ったりもする。
あくまでもそこに存在するのは「友情」と信じて疑わないのね
で、夫の三四郎はそんなヨメの考え方を受け入れてつまらない嫉妬は
しない・・・と思っているけど、実は気が気じゃないっていうか、非常に
不愉快なわけ。
それでついに姑が緒方君に直撃っ
「あなた、本当はヨメに恋心を抱いていませんか?」と。
案の定、緒方君はヨメにぞっこん。彼の中には「友情」はなかった・・・・
そこで姑は「もう二度とヨメには遭わないで欲しい。その方があなたの為」と
説得するわけ。
そこで緒方君、「最後に一度だけヨメにプロポーズしたい」と言っちゃって。
事実、その通りにしてしまいました
それを聞いたヨメ・・・びっくり仰天 勿論お断りしましたけど。
ここで姑、はっきり言います。
「(三四郎に)嫌なら嫌ってはっきり言えばいいでしょう。何であなた達は
もっと心のうちをよく話し合おうとしないんですか?みっともない胸の内を
さらけだそうとしないんですか」
(そうそう・・夫婦ってそういうもんです)
「確かに男女の間にも色恋抜きの友情はあるでしょう。でもその影で自分の
夫がどんな思いをして来たか・・大切にしなければならないのは自分の
都合ではなくて、あなたが大切に思う人々の心です」
そうなんですっ
このアメリカナイズされたヨメの心って、とにかく一番最初にあるのは
「自分の意志」なんですよね。決して「相手ありき」じゃないの・・・
自己中心的っていうか、いつも「私が私が」ばっかり
そういう所が勘に障るっていうか、可愛げがないっていうか?
今回も姑に言われて初めて夫が不愉快になっていたとわかるわけで。
でも、ちょっと相手の身になってみればわかる事なのにねーー
と、いうことで、今回は姑の勝ちっ でした。
菊次郎とさき
今回は「あぶく銭」のお話
菊次郎さんのお仕事で突如3万円という大金が転がり込んで来る見込みが
ついてしまった・・・・
字が読めなくても学がなくても3万円稼ぐなら、勉強なんかしなくてもいいと
豪語するタケシにサキさんは、「父ちゃんの仕事は明日なくなるかも
しれないんだよっ!勉強していい会社に入れば安定した収入が得られる」
と怒りまくり・・・長男の兄ちゃんは「あれは父ちゃんの技だから・・」と
父ちゃんを立てつつ「だから真似は出来ないよ」と諭すわけですね
さあ・・・大金が転がり込むと知った北野家では、父ちゃんが酒場で
みんなに大判振る舞い、三味線にスカートに顕微鏡に参考書まで・・・
ぜーーんぶツケで買い捲った
(この一瞬が至福の時だったでしょうね。でも、サキさん、ちょっといい服を
来た女性を羨ましそうに見つつ、息子の百科事典と参考書にお金を
使うなんていじらしい・・・)
ところが
お金を払ってくれるはずの会社が倒産しちゃって・・・3万円はパア
それこそ青天の霹靂
下手すりゃ家族崩壊、夫婦の危機を招きかねない状況に・・・・
しかし、サキさんは偉かった。
菊次郎さんの「本気でおいらの腕を買ってくれてた。だからだまされた
気がしない」の言葉に
笑って頷き「ばかだほんとに。底なしの大バカ野郎だ、父ちゃんは」と
言うのです。
その一言で終わっちゃった。
しかも菊次郎はご大層にお金の入らない仕事をやりきってしまう・・・という
バカ正直ぶり でもこういうキャラって憎めませんね
ドラマ冒頭、タケシの職場までおしかけて「小遣い」とせびる
サキさんを見て、心底「羨ましいなあ」と思いました。
目の前のジュニアに「ママもあんな台詞言ってみたいわ」と言いました。
ジュニアは・・・・黙ってましたけどねーー
ま、一人くらい稼ぎのいい息子がいなくちゃ割りに合わないよねーー