ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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メイちゃんの執事

2011-02-20 17:20:13 | 宝塚コラム

昨日、フィギュアスケート見てたら、羽生結弦君の愛らしさにドキュン!!

頑張れーーゆずるん!!」って叫んだら姫に「星組のゆずるんもよろしく」と

言われました。

 

 メイちゃんの執事 

 

 演出について

はちゃめちゃすぎて、それにしては映像だの影を使う演出だのがわりとセンスよくて

脚本の悪さとのギャップに悩みました。

正直、ドラマを見ている人にはわかるけどそうでない人には何が何だかわからなかった

んじゃないでしょうか?

そもそもそんなに忠実にドラマを再現する必要性があった?

田舎でメイとケントの会話もわざわざ自転車に乗る必要性あり?

ヘリコプターで学園に向かう必要性あり?

あんなにルチアが歩けるなら最初っから車椅子に乗せる必要性はなかったでしょう・・

とかーー要するに「ドラマと舞台は違う」という事を演出家の児玉さんはわかって

ないっていうか、しょうがないからだらだらと忠実にやってみましたーな感じ。

(こんな脚本を書くから宝塚はレベルが・・って言われるわけっあ、でもこの方

「忘れ雪」にへんてこな犬を登場させて失笑を買ってたっけ)

1幕目で学園に行く迄が長すぎるし、ルチア登場も突飛すぎて、その割には

跡継ぎ問題も説明台詞で済ませる浅薄さ。

せっかく出て来た金太郎おじいちゃん、育ててきた詩織さんの事はどうでもいいのか?

あまりに可哀相で同情してしまいましたよ。

 

ドラマの時はそんな風に思いませんでした。

だって金太郎おじいちゃんは冷たい人って感じだったし?

でも、こっちのおじいちゃんはいい人なので余計になんでルチアの事は完璧

スルーでしかもデュエロまで見てしまうってどんだけ悪趣味なのか?と。

 

理人VS青山の決闘って、最終的にリカ様と青山をくっつける作用を果たしたのに

意味がないものになったし、理人VS剣人に至っては理人曰く「何の得もない」のに

やる意味が?と思ってしまいましたよ・・・本当に

ルチア様に関しては不幸な生い立ちを思えば理人を好きになって当然。

そんなルチア様に全く優しくない理人って・・・?って思いましたし、そうかといって

忍とくっつくわけでもないし 救いがないのよねーー

(考えるとこの舞台、ルチア目線で見たらメイと理人は悪者だなあ・・・)

 

可哀相なのは他の執事とお嬢様達。

それぞれ役割や性格がある筈なのに十羽ひとからげにされて・・・・やりようがない。

特に意味不明だったタミーと神埼。ドラマではルチアの子分だったのよね?

何でそういう役割にして上げられなかったんだろう

 

泉様があんなオカマっぽいガタイのいい娘にしちゃう設定も不明なら

飛び級したみるくちゃん・・だから何?って感じでした

児玉さんの破綻っぷりは尋常ではなく、それでも場内みんなげらげら笑って

拍手して「面白かった!!」って言う人大勢で・・・こうなってくると真面目に脚本を

書いている人達が可哀相かも

面白かったのは演出家のお陰ではなく、出演者のボケっぷりでした。

 

要するにさしたるストーリーもなく、1幕目はメイちゃんが学園に来ました。

2幕目はルチア様が狂ったーーって話でした

 

 出演者について

 

紅ゆずる・・・・理人。

   開演アナウンスを聞いて、主演が嬉しくて仕方ない感じの声に微笑ましさを

   覚えつつも、どうしてこうも下手なんだっ 研いくつだよっ と叱りつけたく

   なりました。いくら執事だからってあそこまで機械的にしゃべらんでも・・・・

   ビジュアルは水嶋ヒロとどっこいどっこいだけど、ヒロ君の理人様の方が頭が

   よさそうだし、弟への愛も感じられたわよーー

   ラブシーンは確かにお上手で、時々はっとさせられる部分はあるんだけど、

   意外と華がなく、品格に欠けるっていうか。もうちょっと正統派貴公子にならないと

   星トップは無理よーー

音波みのり・・・東雲メイ。

    「愛と青春の旅立ち」から見て来ましたが、とにかく可愛いの一言。

    本当に久しぶりにまっとうなビジュアルの娘役をみたぞーーって感じ。

    しかも一応何でも出来るし、先が楽しみなメイちゃんです。

    栄倉菜々より完璧にメイちゃんらしくってよかったわーー

美弥るりか・・・剣人。

    この舞台で扱いに困ったのが多分剣人です。ほとんどが学園のシーンなので

    研修中の剣人が出てこないのね。ドラマの時は一緒に出てたのにね・・・

    でもこの剣人君は本当に柴犬のように可愛かった

    台詞は聞きやすいし、歌もお上手。背丈がないのが難だけど・・・でも憎めない

    こんな執事がいたらいいなあって。

    きっとまっつ路線なんだろうなあと思いつつ、貴重な人材です。

真風涼帆・・・忍。

   顔が水夏希そっくりで歌い方まで似てて・・・本当は隠し子なんじゃないの?って

   本気でも思ってしまいそう 今回は髪型やキャラもぴったりでよかったけど

   この人のイメージってトート閣下やアオセトナ系の「死」要するに無表情あるいは

   クールな感じなので、今後「情」がある役が出来るかどうか・・・・

   (「ハプスブルクの宝剣」の時の弟殿下はイマイチでしたし)

白華れみ・・・詩織。

   いやーー熱演、熱演。怪演とでもいうべき?忍が「詩織様は魔女になって

   しまわれた」というのですが、まさにそんな感じ 演技が上手なだけに

   彼女の過去があまり語られないのが残念。山田優の時はただ憎らしいだけ

   でしたのに。

   今日は、ベッドにひっかかってどたっと大きく転んでしまいましたが、忍様の

   ナイスフォローがありましたわ

 

専科のお二人、美穂圭子&汝鳥怜はさすがの演技力でそん色なし。

他、汐月しゅうがあまりにかっこよく上手なので驚きました

頑張れーー

 

要するに本日は「目の保養」に行ったようなもの。

だって男役陣のイケメンぶりは半端じゃないんだもん

その点、さすがに星組だなあーーって。

背が高くてぶっとんだ設定でも難なくやっちゃう伝統があるんだよね。

そういう意味では皆さん、きちんと踏襲していらっしゃる。

ゆえに、この作品、間違っても他の組での再演はありえませっん

(そういえば月の「STUDIO54」もイケメンホストが一杯いた筈なのに

今思えば地味ーーの一言 これが組カラーっていうものよねーー)

コメント (6)
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