とうとうGO TO停止。停止してもそうでなくても責められる総理が可哀想だと思います。まあ、GO TOに頼らずに旅行すればいいだけの話なんだけど。
野党は「金出せ」といい、マスコミも同調。ゆえに今回の支援金は大きい。ナースにも手当が倍増。
がっ みなさーん、介護保険料とか後期高齢者保険料とか、めちゃ高くなるって知ってる?しかも、低所得者はさらに安くなっているのに「普通」に働いている人達ががんがん徴取されるシステムに。
児童手当も1200万以上所得がある家庭はなし。
「あらー所得が1200万円なんてすごいじゃない?」って思う人もいるかもしれないけど、意外と手取りでは感じない所得の多さを実感する筈。配偶者特別控除でしたっけ?1000万で切られるの。それを知らなかった奥様達が軒並み「未申告者」になったりして。
就学支援金や奨学金の所得設定も低くなる一方だろうし。
要するに本当に普通に働いている人達が損をする仕組みになっています。
こうなると、結婚して子供を持つなんて損。
子供を産むなら「胎児認知」して貰って一人親で育てる方が支援が多いんじゃないかしら?
貧しい若い世代、年金が少なくて貧しい後期高齢者、支援があるのはお歳寄りの方ですよね。
中年と呼ばれる私達世代は学費にとられ、税金は取られ、支援もなく・・・
「次、何を削る?」なんて職場で同僚と話す始末です。
では、秋ドラの感想をいきまーーす。
脚本的に優れていたなと思ったのが「35歳の少女」と「共演NG」
35歳の少女
遊川和彦脚本です。児童文学「モモ」を読み込んで作ったような作品。10歳で事故に遭ってから25年間眠っていた少女が目覚めた時、35歳になっていた・・・
心は子供なのに姿形は大人。そんな少女が大急ぎで大人になっていく過程。そして崩壊していた家族が再生する過程が非常に面白くまとまりよく描かれていました。
柴崎コウと橋本愛の姉妹ぶりが本当に対照的で、でもリアル。
鈴木保奈美は同時期に放送されていた「SUITS」ではブランド物のスーツを着こなしていたのに、いきなり白髪頭にはびっくりしました。
でも頑固で意固地な母親を好演。坂口健太郎はドラマの中で「やさしさ」担当というか、ぎすぎすしがちなドラマの中でほっと息をつく存在でした。
kinngunuの主題歌も素晴らしかったです。
共演NG
こちらは秋元康脚本。
だからなのか、中井貴一・鈴木京香・里見浩太朗・・・そうそうたるメンバーで繰り広げられるコメディチックなドラマ。
特に面白かったのは若者出演者の不倫記者会見に同席した元不倫関係の主役二人。ここで脚本家は普段言いたいけど言えない言葉をマスコミに向かって言います。でも大団円にしたのが大御所の里見浩太朗で、この回は神でした。
それぞれの出演者のキャラが立って、さっすがプロ!としか言いようがない演技力にひたすら脱帽。
山口紗弥加の「怖い奥さん」もいいスパイスでした。
やっぱり舞台、特に三谷脚本などを多くやってる中井貴一と鈴木京香の掛け合いはすごかったなと思いました。
文句なく楽しめたのが「ルパンの娘」と「極主夫道」
ルパンの娘
ついに映画化決定でさらに円城寺さんの出番が増えるか?
主役の二人をほったらかしにして最後に花をさらっていった大貫勇輔。まさか市村正親まで出てくるとは。あのすごいダンスの振付は自分でやってるんですよね。円城寺さんの歌が聞きたくて毎週見てました。
でも、その彼と対等にやり合ってるアンちゃん役の女の子。高いリフトを難なくこなしておりました。
華とマツが入れ替わった時はどんぐりさんの演技力とかわいらしさに圧倒され、栗原類のイケメンぶりとスタイルのよさに「もっと見たい!」と叫んでおりました。栗原類ってスナフキンの格好をするとそのまんまのムードになるんだーー
仮面も似合うし、腰の位置ぎりぎりのちょっとエッチなパンツもかなりお似合い。地声も素敵。でも、このドラマで一番邪魔だったのが橋本環奈。
この子、いらなかったなあ。
回を追うごといミュージカルが素晴らしくなって・・・ミュージカル大好きな私としては非常に楽しませて頂きました。
それと、このドラマ、本当は春に放送された「刑事7人」の前に放送される予定だったんですね。
極主夫道
最初はどうなる事やら?と思ったけど、玉木宏のヤクザ言葉が板についていて、一々笑わせて頂きましたし、竹中直人と稲森いずみコンビのあまりの面白さに毎回、爆笑。
志尊淳のヘタレ三下が可愛らしく、古川雄大の警察官の見せ場もまたよかったです。ドラマにとって大事なのはそれぞれのキャラが身に合っていることです。
そういう意味では、大根だと思っていた川口春奈の本気を見たかもしれない。
最後は出演者が耐えられずに笑ってしまうシーンもあり・・・ある意味、福田組より面白かったです。
全然期待してなかったのに面白かったのが「七人の秘書」「危険なビーナス」です。
七人の秘書
いわゆるドクターX風ドラマなんです。でもナレーションが岩下志麻という贅沢なつくり。そのナレーションの中で「影の黒子」っていうセリフがどうも気になって・・・そもそも黒子って「影」でしょ?
重複しているような気がして。
それはおいておいて。
木村文乃や菜々緒など「秘書」達が世直しをするというお話なのです。
毎回、わりとスカっとさせてくれたので嬉しい。
でも最初は何でシム・ウンギョン?って思ったんですよ。このコロナ禍で日本にわざわざ来なくてもさーーっと。
でも、さすがにあちらの女優は目力が違うわ。
我が家の姫が「木村文乃が棒に見える」という程、後半になるにつれて存在感が増し、かっこよくなっていくんですよね。それは認めざるを得ない事実です。
日本語はあまり上手とは言えないけどファイティーンかな。
そうそう、久世星佳や凰稀かなめも見ることが出来てよかったーー
最終回は美しい岩下志麻様まで拝めて幸せでした。
危険なビーナス
正直、妻夫木聡も吉高由里子もそんなに好きな俳優ではないのです。
しかも1話で親戚関係がややこしすぎて覚えられず、ちょっと挫折しかかったんですが、安蘭けいの存在感に「もうちょっと見てみよう」って事になり。
思いのほか自然な演技で、しかもこわーーいおばさんを演じていた安蘭けい。
元星組のトップスターだなんて普通の人は知らないよねーー
歌うとすごいんだよ。
彼女だけでなく、今回は棒のディーン・フジオカも中々頑張っていたと思います。引き締めていた戸田恵子さん、さすがです。
ストーリーがどうなっていくんだろうと、ついつい見てしまって、最後のどんでん返しにびっくり。そう来るかーーって感じで。なかなか秀作だったのでは?
ちょっと季節外れ感がいなめない「朝顔」急に新顔も入って違和感もありました。一斉に50代以上は出ない時があったり。
普通じゃないんだよねーー