先日の記者会見で秋篠宮殿下は
「実際に私もある記事をサンプルにして、その記事の中にどれくらい事実と異なることが書かれているかというのを自分でやってみました。というのは、事実か、事実誤認かというのは当事者でないと分からないことが多々あるからですね。そうすると、やはりかなりの労力を費やさないといけないことがよく分かりました。そのようなことから、基準を作って何かそれに対して意見を言うということはですね、なかなか難しいなと思っておりますし、これは引き続き検討していく課題なのかなと思っております。これで質問に答えていましたでしょうか」
と、おっしゃってました。
さらに
「事実誤認のことが書かれていることについて、これは余りにもひどい事実誤認だと思われることについて、それは違うよ、という反論をするということは、あり得ると思うのですね、私は」
とでも一方で危惧されているのは
「何かそういうものが幾つか散見された場合に、このことは違うけれども、ほかに書かれていることは全部正しいのね、ということにもなるわけですね」
殿下のお考えはよくわかるし、慎重に行わないといけないと思っていらっしゃるようです。
誠に正直で清廉潔白であると私は思います。
しかし、世の中はそうではないという現実を殿下に見て頂きたい。
秋篠宮家に対するバッシングは、一言でいうと「嘘か本当か」が重要ではないという事なのです。
例えば両陛下が東宮の時代、雅子妃に対して様々な事が週刊誌に書かれていました。
一部を思い出すだけでも
ディズニーランドの件
都内のスケート場貸し切りして幕を張った件
いじめをでっち上げた件
1年半にも及ぶ付きまとい登校、学習院の子供達の教育を受ける権利を侵害した件
天皇誕生日に2時間45分も遅刻し、「どうも」で終わった件
胃のポリープで手術した皇太子に付き添った母子は最上階の精養軒から出前をとって食べていた件
東日本大震災後、体調や内親王の通学を言い訳になかなか被災地にいかなかった件
これらについて、識者も怒りましたし、「諫言」という言葉がふさわしい常識的な意見が週刊誌には載っていました。
東宮家にとっては「心の病なのになぜバッシング」と思ったかもしれませんが、全て事実です。
事実に基づいて「これはいかがなものか」と書かれていたのです。
これは週刊誌の当然の権利だと思いますし、むしろ、常識的な記事でした。
ところが、秋篠宮家に対するバッシングはほとんどが「嘘」であり、書き手(もしくは記事を書けと依頼した人の「私情」が占めていると言う事です。
オランダ静養に行く寸前に前置胎盤で入院した紀子妃に「皇太子妃に気を遣わせた」と書かれた件
美智子皇后が「やはり皇太子の系統につなぎたい」と言ったからの件
眞子様の結婚に対する大バッシング
心を傷つけられた眞子様に対する非常に冷たい仕打ち
悠仁親王の進学が裏口と言い張ること
コンクールの主催者が佳作を与えた作文に1年も経ってから「盗作」と言い立てて結果的に大事にしてしまった件
これらの記事は全て雑誌の「私情」にしか過ぎないと言う事なんです。
眞子様の結婚の件に関しては、確かに小室圭に非がある。
けれど、「皇族は国民の総意を得なければ結婚出来ない」などという事は皇室典範には書かれていません。もし書かれていたら雅子皇后は皇太子妃になれなかったでしょうから。
まして皇室を離れる内親王の弱みを握った快感によって、めちゃくちゃに貶められたことは「どこからどこまでが真実で、嘘はどこで」なんて余裕持って考える必要はないのです。
相手は「嘘か本当か」なんて問題にしてはいません。
「どんな手を使っても秋篠宮家を潰してやる」
「どんな言葉を駆使しても秋篠宮家のイメージを壊してやる」
と思っているんですから。
殿下がすべきことは結婚されてからの週刊誌等を全て読んで、宮家に失礼な事を書いている部分を全部抜き出し「法的措置を取る」という事だけです。
眞子様が日本を離れ、実家とも距離を置いた理由は、誰も守って差し上げなかったからです。
ご両親までマスコミの味方なのか?と思われた筈。
マスコミが常に宮家への報道に気を遣っていたら、あるいは小室圭の闇の部分をあぶりだされて信じたかもしれない。
でも1年前まで、いや、今も眞子様は日本のマスコミは全部嘘しか書いてないと思っているから、殿下に「自分の事は話さないで」とおっしゃったのでしょう。
それをまた週刊誌が「娘に言いくるめられた~~」とか書くわけですね。
殿下流のやり方で言えば「言いくるめられたとか娘の反抗に対処できない」部分は本当か嘘かという事を考え、「ある意味あたっている」と思えば反論しないし、これは全て嘘と思えば反論するって事ですね。
この点、天皇家は潔い程嘘つきです。
平気で言い訳するし、整合性があろうがなかろうがどうでもいいわけ。
その場その場で言い訳しておけば黙る、もし疑問を呈されてあれこれ言われたらなんらかの行動をとるといった具合。
愛子内親王が通学しないのは新型コロナのせいで、両陛下に感染させてはいけないと硬く思っているから
↓
両陛下はイギリスへ行ったし、外で公務してるけど・・・
愛子内親王は皇居に引きこもっている事を何とも思っていない。むしろ引きこもりたい・・そんな性格。
↓
愛子内親王が学校へ行かないのは自分への感染リスクと国民への思いやり
それでも「外に出ない」と言われるから、とりあえず「雅楽鑑賞」で「公務」もどきをさせたけど、それでも「何で外に出ないの」って言われたから国立博物館に親子3人でドタ出して「家族としてのよい時間が過ごせた」と天皇が言う。
こんな感じです。
適応障害 → 慢性適応障害 → 病気療養中 → 好きな事だけ体調が整う
みたいな流れですね。
秋篠宮殿下だけが生真面目に「どこの部分が嘘でどこが本当か」と考えている間に、あちらはどんどん嘘をついて、それを真実にしてしまうわけです。
そんな相手とまともに戦うだけ馬鹿じゃないか?と思いませんか?
宮内庁は面倒な事はやる気ないし、このままでは結果的に「難しい」から何もせずで終わると思います。
その間に、悠仁殿下が事実と違う事を散々書き立てられて、即位の時の足かせになると、それを考えたら理屈で行動すべきではない。
殿下に必要なのは「お怒り」です。
家族を守る為、皇室を護る為の怒りが必要なのです。
そうでなければ、「臣籍降下する。これ以上の侮辱に耐えられない」と言って見るのも一つの手です。
まさに大海人皇子が吉野に行ったように。