誰だかわかる?
あ、僕。トンすけだよ。
あのね。今日はね。ママと姫ちゃんにくっついて日比谷に行ったんだよ。
時間があったのでその前にお茶。
あのね。今日はね。日比谷の「kiki」っていう紅茶の専門店で姫ちゃんとママの女子会なんだって。ママがお誕生日なので、姫ちゃんがこのお店のランチをプレゼントしたの。
で、僕、どうしてもついて行きたくてず~~~っと言ってたら、鞄の中に放り込まれて。うふっ。
すごくご機嫌。
ここがkikiだよ。千代田線のホームから出てシャンテにいく途中にあるの。
ネットで予約しないとお食事出来ないの。アフタヌーンティーもあるけど、量が多いからママ達はランチを食べる事にしたんだ。
このお店はね、ランチに「ティーフリー」って書いてあって。つまり、カップが空になると、どんどんお茶がつがれていくの。わんこそばみたいに。
これがティーのメニュー。ブラックティーと、ハーブティーとブレンドティーがあってね。
まず、サラダとキッシュ。
姫ちゃん、食べさせて~~~ うふっ。おいしい。
これがランチ。鶏の胸肉のサンドウイッチにかぼちゃのスコーン。
向こうにあるティーカップ。飲み終わると「次は・・・」って出てくるんだよ。
わあ、おいしそう。お茶の香りがすごくいいね。
ママは「イギリスの田舎の一軒家のイングリッシュガーデンを思い浮かべた」とか言ってたよ。
ほらほら・・・次々。
かぼちゃのスコーン。
こっちはジャムつき。どっちもおいしかったよ。
ママの方もおいしそう。
ママはね、サーモンのサンドウイッチに普通のスコーン。お誕生日だからクッキーとプチケーキもついてるの。
このお茶。アサイーティーなの。バラ色になってるの。
こっちはほうじ茶のティー。色々ブレンドしてあるから、香りがよくて飲むのが勿体なくなる
んだよ。
でもお茶を入れる人は大変。
ウェルカムドリンクが冷たいお茶。
あとはポットを温めて、お湯をわかして茶葉入れて、開いたらベストタイミングでカップにそそぐの。熱すぎもなくぬるくもない絶妙な温度だよ。
ママ「本当に美味しいわ。お茶もあれもこれも欲しくなるわ。姫ちゃん、ありがとう」
姫ちゃん「喜んで頂いてよかったです」
みたいな、いつもはしないような会話をしてるのね。
僕もわがまま言って連れて来てもらってありがとう。僕は一生姫ちゃんに尽くすからね。
なんたって僕はスターだから・・・何の関係もないね。すみません。
で、お土産に買ったティーとスコーン。
これ、僕の。ねえねえ。
「こら。トンすけっ」
「お前のじゃないでしょっ」姫ちゃん、ごめんなさい。もうしませ~~~ん。だからおうち帰ったらスコーンをちょびっと。
時間が約1時間ちょっとなんだけど、その間、10種類のお茶が次々注がれていくの。
飲むのも食べるのもちょい忙しいし、なんたってトイレに行きたくなるよね。
でも、トイレはシャンテまで行かないと・・・なので、お年寄りママは我慢!!
姫ちゃんは、店を出たあとはやたらトイレに。紅茶って利尿作用があるんだね。
シャンテに行ったら当たり前にみたいにキャトルレーヴに行くじゃない?
でも平日なのに閑散としてて。そっか、新人公演なくなっちゃったからなんだね。
だから、ついでに小林一三展を見ちゃった。
きゃ~~これってあれでしょ?紅ゆずる主演の「ANOTHER WORLD」のロケットのシーン。
この衣装、僕も大好き。可愛いもの。
僕も同じ格好で。
小林一三先生万歳。
ヅカファンにとって小林一三先生は神様。否応なく歴史は頭に刷り込まれるけど、ファンじゃない人にとっては新鮮なのかな。
ゴジラも小林一三先生が作ったんだって。
ゴジラこわいよ~~あっち行ってもこっち行ってもゴジラがいるんだもん。
きゃあっ!!!
怖いよ~~~
ママ~~怖いよ~~怖い~~~
って甘えたらいつでも「よしよし」して貰えるんだ。僕、ママにモテモテだから。
最近は二若君もやきもちやくんだよ。「僕のママなのに」ってさ。
とにかく特別な半日が終わったの。
キャトルでお買い物。それからコスメも買って・・・それだけでおストレス解消になるんだって。女性ってたんじゅーーん。
僕のストレス解消?うーん。やっぱり姫ちゃんの御膝でぬくぬくする事かな。
帰ったら僕、ブシュブシュの刑なの。
なにそれ?
あのね。全身ファブリーズされちゃうんだよ~~グルグルの刑よりましかな。