本題に入る前に。
阿部サダヲの「不適切・・・」の3回を見て、「これが本当の脚本家だよ」と姫にいいました。
ゲストの八嶋智人と山本耕史の得意技と個性をはっきり打ち出し、ちゃっかり舞台の宣伝をも盛り込むという。すごい脚本です。
こんな風に出演出来たら俳優冥利になります。
本当によい脚本と言うのは、主役だけでなく脇役の一人に至るまで、ちゃんと役割を与え、そしていわゆる「キャラが立つ」状態にすることです。
振り返って。原作者と脚本家と出版社の三つ巴があり、結果的に原作者が自殺したという事で散々叩かれまくっている出版社やテレビ局。
脚本家にも原作者にも演じている俳優の姿が目に入っていたのかと私は思います。
自殺した人も、その後で何が起こるか。せっかく頑張ってベリーダンス習って演じた女優の立場はどうなるか。
脚本家も同じですよね。Xで愚痴るのならまず出演者に何等かいう事があったのではと思います。
私だって・・春だし、人生をリセットして別な所に生まれ変わったらなんて考えることありますよ。
あまりに辛い事が多すぎて。人生否定されたような気にもなるし。
でもそうあってはいけない。
「自殺はおろか」というのは、自分への戒めでもあります。
さて。デイリー新潮がまた馬鹿な記事を書きました。
「愛子さま 担当記者は「まさか就職されるとは」と驚き…忘れてはならない“危機”も」
このタイトルの意味わかりますか?わからないのよ。
今、Xでマスコミ関係者の後輩に「マスコミへの誹謗中傷が相次いで悩んでいる」と告白された先輩が炎上中です。
こういう意味がわからないタイトルをつける編集者がいるという事からして、何を言われてもしょうがないだろうと思います。
「まさか就職されるとは」ってのはわかるけど、「忘れてはならない危機」とはなんでしょうね。
愛子内親王が留学も院もいかず就職した事には驚いた。
でも愛子内親王は大学生活を普通の学生のように満喫したわけではない。
世俗的な発想はなく、貢献したいという気持ちから
政府は裏金にばかりかまけて「女性天皇」論議をしていない
女帝は10代8人と言われるが、本当はもっといたのではないか。
こんな内容ですね。
私は、いわゆる「天皇の娘」が就職する事も異例だと思うし、給料を受け取るべきではないと思っています。
なぜなら、内廷皇族の場合、生活にかかる費用や旅行、公務、全てにかかる費用が無料なのです。
いわゆる生活保護受給者が+して給料を受け取るようなもの・・例えが悪いのは認めますが、内廷が給料を貰う事を許されるって事は、生活保護受給者が、1ヶ月10万貰っても需給費が減らないのと同じです。
一方、秋篠宮家のような内廷外皇族は、食費、交通費、医療費、通信費等全てにお金がかかります。
特に医療費は保険証がないので10割負担です。
さらに交通費は、九州へ行こうと北海道へ行こうと自費です。
ゆえに、非常に「お手元不如意」という現状があります。
末端宮家の方が就職しているのも、そういう理由ですね。
ある意味、とても理不尽なんですけど、その代わり、宮家にはそれほど公務は多く回りません。
昔の常陸宮ご夫妻なども、毎日のようにあっちこっち移動している東宮家に比べたら非常にゆったりしたものでした。
というのも、あくまで宮家というのは「血のスペア」ですから、将来的に天皇になる人とは違うと言う事ですね。
しかし、現実、秋篠宮家は公務の依頼がひっきりなしであり、他の宮家から受け継いだ総裁職も多い。家族総出で働いているといっても過言ではありません。
天皇家は3人。上皇夫妻は2人。内廷で全て無料ですけど、公務や総裁職は秋篠宮家の半分にもならない。愛子内親王はほとんと学校にいかず、ここ3年以上は皇居にひきこもりしていたのです。
そういう人がいきなり嘱託といえど、嘱託の給料を貰って働くのはちょっと違うと私は思います。
さて。
女帝が立つとき、それは後ろにいる蘇我氏や藤原氏など、政権の中枢が不安定の時というのは今は常識です。
以前、書きましたけど、どうしても男系男子がいなくて即位したのは後桜町天皇のみです。
が、この記事では「女帝はもっといたんじゃないか?」というのです。
例えば神功皇后。
この人の話はね・・・そもそも仲哀天皇って、悲しい名前の天皇はヤマトタケルの息子さん。で、存在感なし。神功皇后は夫との間ではない子を産んだ可能性が大きいっていうか、そもそもあくまで「皇后」で天皇ではなく、実在もしないでしょう。
飯豊青皇女・・この人もね・・実在性が薄い。でも10か月間だけ政務をとったかもと言われています。しかし、天皇として扱われていたかは未知数。男性経験あり。
穴穂部間人皇女・・・この人は用明天皇の后で聖徳太子の母。なぜこの人が女帝だったのか?と思われるのでしょうか。
穴穂部間人皇女は、用明天皇亡きあと再婚していますので。
こんなほんとかうそかわからないような事例までだして「愛子内親王は天皇になるべき」と考える人達のたくらみは何だと。
今まで10代8人が蘇我氏、藤原氏などの傀儡で、それが自我を出すと称徳天皇のようなスキャンダルになるわけ。
明正天皇も父天皇の「徳川を廃してやる」の気持ちだけで皇位についたに過ぎないわけです。
10代8人で、男系男子が〇だった時代はありません。
いずれも正当な皇位継承権を持つ男子が多々いたのであり、それをはねのけて女帝を立てると言う事は、様々な人の恨みを買う事になりますね。
ある時は山背大兄王一家を途絶えさせた、大津皇子や天智天皇系の皇子達を殺した、あるいは長屋王の一家を殺した・・というように。その恨みつらみの果てに流行り病で国が荒れたり、政権を取ってた人達が死んだりしたわけです。
現在、秋篠宮家には悠仁親王という、非常に立派で素晴らしい皇子がいらっしゃる。父宮である秋篠宮殿下もご壮健です。
皇位は、天皇から弟へ、その子へ行く事はわかっているのに、なぜ、そうまでして愛子内親王を天皇にしたいのか。
なぜ、彼女が歩けば記事になり、「絶賛」「素晴らしい」「オーラが」と持ち上げるのか。
これは今までの「外戚による支配」を越えた所に、「男系男子を潰す」という天皇家始まって以来の、2000年に一度の「危機」が迫っているのです。
つまり「天皇家断絶」です。
愛子内親王は皇位につけば結婚出来ません。
なぜなら「女帝」は皇統を荒らしてはいけないから。
女系天皇だけはダメだから。
にも関わらず、もし愛子女帝が結婚し、その子が天皇になった時・・・
その時こそ「日本の天皇家の血筋はすでに耐えている。今こそ天皇制打倒」と動くでしょう。
それは日本ではありません。
中韓の2国です。
情けない事に、それに加担しているのがあのご夫妻だろうと。
片方は娘可愛さに、もう片方は老後の安定に。
国益を誰も考えない国になってしまいました。
こんなバカな記事ばかり書くから週刊誌は叩かれるんですよ。
自業自得です。