畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載132「私が台所に入る訳」(その3終わり)

2017-12-05 11:33:48 | 食べ物

         私が台所に入る訳(その3終わり)


 幸いな事に妻の従兄弟が養豚業をやっていて、良質の醗酵肥料を供給してくれる。

今はバイオの力で臭いさえ無いと言って良いほど少ない。


 少し前は着衣まで臭いが染み付く猛烈な臭気を我慢して、

家族でその肥料を畑に撒くのがゴールデンウィークの我が家の行事だった。

それでもこうして骨折って作った野菜は、家族全員が美味しいと言って食べる。


 これからも食にこだわって生きたいと思う。

グルメとか安易な言葉は使いたくは無い。だって楽をして、お金だけをかけた食事なんて本当に美味しい訳は無い。

 本当に美味しい食事は、額に汗して働き、空腹で食べる食事ほど美味しいものは無いからだ。

「空腹こそ最大の調味料」なのだ。


             (終わり)

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畑、春への備えは

2017-12-05 05:09:35 | 

 

 先日の初雪の際に積もった雪もほとんど消えた山の畑です。

マックスの柿の木の落ち葉が畑の一部を覆い、向こうにポツンとスベルべママの姿が見える。

 

 さて、今冬の降雪量はどうなるのでしょうか。長期予報では12月は冷え込むと言うがそれ以上に言及はない。

カマキリが産卵した卵塊の位置、高さで占うと言うけれど、今年はカマキリの卵塊自体があまり見えない。

 万事楽観的なスベルべだけれど、こと雪に関しては楽観は禁物。

 降雪量が多かった場合に備え、マックスの柿の木の下に融雪促進剤をストックします。

 

  商品名を「炭の舞」と言う、畜噴か鶏糞を焼いて炭化させたものです。

効果は素晴らしい結果を予想させることばかり書いてありますが、多くを期待せず融雪効果だけ期待します。

 

  「炭の舞」の袋が動物のいたずらで破れても困ります。

古いブルーシートを掛けて、これでストックは済み、このまま春を待ちます。

 雪を待つ山の畑は何だか寂寥感も漂うような姿。

また、4月末か5月初めまでは雪に覆われることでしょう。

 春の気配が見えてきたら、スノーシューを履いてここまで登ってきます。

そして、雪の中からこの「炭の舞」を掘り出し、花咲か爺さんよろしくパッパッと撒きましょう。

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